上海マスターのマリサポ日記

主に千葉ロッテ、ドラフト、高校野球、高校サッカー、ジェフ千葉、柏レイソル、女子フィギアを取り扱うブログ。

マリサポ日記2018.10.24(ロッテドラフト予想2018)

2018年10月24日 | ドラフト予想、総評
明日はいよいよドラフト会議。
進学が既定路線だった金足農業・吉田が一転、プロ志望に翻意し、東洋大の三投手が調子を落とした事により、ドラフト戦線が混迷。
また、1位競合のS級選手や単独入札のA級選手が少なく、籤を外すと1段下のB+の選手を指名せざるを得ない状況。
例年以上に籤運とドラフト戦略が重要だわ。

ロッテは8人前後を指名する予定との事だけど

投手:大隣、宮崎、安江
捕手:金澤
内野手:根元、大嶺弟
外野手:岡田、肘井
外国人:ペゲーロ

と引退5人、戦力外3人、外国人の退団1人だから、育成も2名ぐらいの合計10人は獲らないと二軍の試合が出来なくなっちゃうよね。
シェッパーズは残留だと思うけど、ドミンゲスとオルモスも戦力外のはずだから。

今年も希望を含めて予想してみる。


1位…藤原恭大/大阪桐蔭高/外野手/左投げ左打ち/181センチ/78キロ
大阪桐蔭を見事史上初となる2度目の春夏連覇に導いた主軸打者。
高校通算32発(内甲子園5発)も、プロでは中距離ヒッターだろうけど、マリンが狭くなるのは決定事項なので、一発のあるリードオフマンとして3割・30本・40盗塁を目指したい。
永野チーフスカウトが「野球に対する取り組みがいい。大阪桐蔭は現状で6人リストに挙がっていて、藤原は上位候補」、井口監督が「走攻守そろった選手で(トリプル3も)期待してみたいなあと。西武の秋山というタイプになるんじゃないかと思っています」と評価。
荻野貴・清田・角中が同世代のため、どうしても同時期に力が衰えてしまうし、岡田が引退したので、チーム編成の上でも高校生の外野手が必要。
高校生の外野手は優先度が低い事から、一本釣りも可能かと思われたが、ここに来て根尾や小園を回避した阪神や広島、楽天が来るという情報も…。
我がロッテの籤運の良さを知らんのか?
是が非でも獲得したいわ。


1位…根尾昂/大阪桐蔭高/投手・内野手(遊撃手)・外野手/右投げ左打ち/177センチ/78キロ
投手と遊撃手・外野手の二刀流選手。
高校通算32発。
投手として150キロを出す強肩の遊撃守備が魅力で、本人はプロでも二刀流を希望。
永野チーフスカウトが「真っすぐの質がいい。投手としても高校生ではかなり高いレベル。気持ちの面もスペシャル」、夏の甲子園の準々決勝(浦和学院戦)後に「この本塁打でもう(ドラフト)1位は決まりだね」と高評価。
しかしロッテで育てられるかと言うと…。
中日・読売・ヤクルトが入札を明言し、3球団以上の競合は確定。


1位…松本航/日体大/投手/右投げ右打ち/176センチ/83キロ
MAX154キロ。
上背は無いものの、速球派ながらコントロールでも勝負出来るのが最大の魅力。
力でねじ伏せるのではなく、7回3失点で試合を作れるのがこのタイプで、15勝は期待出来ないけど、コンスタントに10勝をマーク出来そう。
ただそれも打線の援護があってこそ。
今のロッテじゃ打線が見殺しで8勝がやっとか…。
西武の入札が噂されるけど、西武に入られたら15勝しちゃうけどね…。
困ったもんだ。


外れ1位…辰巳涼介/立命館大/外野手/右投げ左打ち/180センチ/74キロ
田口壮(現オリックスコーチ)が持つ、関西学生野球リーグ記録にあと1と迫る122安打を記録した大学ナンバーワン外野手。
俊足・強肩の外野守備も魅力。
荻野貴がレギュラーを掴んだものの、故障で途中退場、清田もチャンスを掴めず、岡田が全く打てずに引退、伊志嶺もルーキーイヤーに輝いただけで終わってしまい、岡もハムが放出するだけの事はあり、打撃に難があるため、次世代の外野手は必要。
藤原が大成した時のスケールには及ばないだろうけど、ロッテなら来年の開幕スタメンでもおかしくないわ。
チーム編成上は外野手獲るなら高校生の方が欲しいんだけど、競合を避けた球団が一本釣りを狙わない限りは、入札は無いはずなので、藤原を籤で外した時に外れ1位で狙いたい。


2位…平尾奎太/ホンダ鈴鹿/投手/左投げ左打ち/188センチ/90キロ
高校は大阪桐蔭で、当時大エースとして君臨していたのが現阪神・藤浪。
高校時代はその藤浪の陰に隠れてしまったが、6年の時を経て社会人ナンバーワン左腕として、紛れも無いドラフト上位候補に躍り出た。
スピードやコントロール、変化球はプロに入ってからでもどうにかなるけど、身長や腕の長さはどうにもならんからね。
このスケールの左投手というだけでまず貴重だわ。


2位…高橋拓已/日本生命/投手/左投げ左打ち/176センチ/72キロ
MAX148キロ。
下敷領スカウトは「真っすぐの質がいいし、球威も去年より上がっている」と評価。
左欲しいけど、打力アップが至上命題なので、1位は野手で行き、2位で残っていたら狙いたい。


2位…坂本光士郎/新日鐵住金広畑/投手/左投げ左打ち/180センチ/70キロ
MAX148キロ。
左右の違いはあるものの、薮田と同じ2位でロッテのブルペンを長く支えてもらいたい。


2位…富山凌雅/トヨタ自動車/投手/左投げ左打ち/178センチ/82キロ
MAX147キロ。
高校卒3年目の21歳。
即戦力の平尾・高橋・坂本、将来性の富山という図式は松永と松葉(現オリ)の時と同じか。
慢性的な左腕日照りなので、誰か1人は獲得したい。


2位…近本光司/大阪ガス/外野手/左投げ左打ち/170センチ/70キロ
俊足巧打の外野手。
関西学院大の後輩なので、左の荻野として、幕張の新たなスピードスターに名乗りを上げたい。


3位…野村佑希/花咲徳栄高/投手・内野手(三塁手)/右投げ右打ち/185センチ/90キロ
高校通算58発。
昨夏、埼玉県勢として初優勝を果たした花咲徳栄の、2年時からの主力メンバー。
飛距離は今年の高校生でトップの長距離砲。
平沢・安田が左打ち、ようやく打撃開眼した井上だが来年はもう30歳なので、向こう10年安泰という訳にもいかず、右打ちの若手は補強ポイントに合致。
ただ1位で藤原、もしくは外れ1位で辰巳を獲った場合は、2位で左腕を狙うと思うので、3位じゃ残ってないか。
3位は逆ウェーバーだから指名順遅いし…。


3位…鈴木翔天/富士大/投手/左投げ左打ち/185センチ/82キロ
西武に好選手を供給し続ける謎の大学・富士大学のサウスポー。
山川・外崎・多和田はもちろん、阪神の小野も1軍の戦力になっているので、高校における横浜・大阪桐蔭の様にプロで活躍する秘訣を持っているのかも知れない(実は元ロッテの相原はここの出だけど…)。
西武に入ってポスト菊池雄星になるのなら、ロッテが指名したい。
でもロッテは3位で欲しいけど、それなら先に西武が獲るか…。


3位…高橋優貴/八戸学院大/投手/左投げ左打ち/178センチ/82キロ
MAX152キロを誇る北東北大学野球連盟のドクターK。
3年後には富士大・鈴木の方が活躍してるかも知れないけど、来年すぐ使えそうなのは高橋の方か?
狙って三振奪れるのは才能だからね。


3位…小島和哉/早稲田大/投手/左投げ左打ち/175センチ/76キロ
六大学通算20勝。
ストレートは140キロ前半で、スライダーやチェンジアップで打ち取る成瀬タイプのサウスポー。
浦和学院を選抜優勝に導き、早稲田でも主戦投手として1年時から活躍。
名門校のエースとして、いくたびも修羅場を潜り抜けて来た経験値は魅力だが、プロでエースとして君臨するにはスケール不足な気も…。
かと言ってバンクやハムが獲ったらロッテキラーになりそうな悪い予感もするし…。
間違い無く欲しい投手だけど、ロッテとしては中位で獲れたら嬉しいな、という感じか。


3位…中村稔弥/亜細亜大/投手/左投げ左打ち/178センチ/84キロ
スケールの鈴木、スピードの高橋、トータルバランスの小島に対してテクニックの中村か。
石井一久(現楽天GM)ぐらいの球威がない限りは、ストライクが入らない事には始まらないからね。
せっかく亜大と雪解けしたので、コントロールに破綻の無いサウスポーを確保したい。


3位…川原陸/創成館高/投手/左投げ左打ち/185センチ/84キロ
MAX141キロ。
昨秋の明治神宮大会では大阪桐蔭に土を付ける好リリーフ。
上背もあるし、大成したら毎年二桁だけどね。


3位…田中法彦/菰野高/投手/右投げ右打ち/173センチ/80キロ
上背は無いがMAX152キロの剛速球投手。
IモトAヤコばりの太い眉毛が特徴的で、「田中の付け眉毛」という商品を企画出来そう。
でも右投手は喫緊の課題ではないか。


3位…笹川晃平/東京ガス/外野手/右投げ右打ち/182センチ/86キロ
守備・走塁に特筆すべき点は無いが、打力はアマ四番を張るだけの事はある。
外野陣の若返りという点では学卒・社会人は良くないけど、藤原・辰巳・近本が左打ちなのに対して、右打ちである点がロッテの補強ポイントに合致。
ただ角中にも言える事だけど、外野の守備力も大事なので、守備力のある藤原・辰巳・近本を優先しておきたい。


4位…伊藤将司/国際武道大/投手/左投げ左打ち/177センチ/82キロ
MAX144キロ。
千葉出身・横浜高と言うと涌井・藤平がおり、涌井は西武・ロッテでエースとして活躍、藤平も楽天の次期エース候補。
この流れに乗って行ければ大成の予感が。


4位…野村大樹/早稲田実業高/捕手・内野手(三塁手)/右投げ右打ち/172センチ/81キロ
高校通算68発。
清宮とクリーンアップを組んだスラッガー。
小柄だがその分力任せにボールを飛ばすタイプではなく、テクニックで飛距離を出すタイプ。
マスコミや大観衆のプレッシャーに負けずに結果を出し続けたメンタルも○。


4位…古谷拓郎/習志野高/投手/右投げ右打ち/182センチ/73キロ
MAX146キロ。
榎スカウトは「外角に真っすぐが決まって切れがいい。千葉のスターが出てくれれば」と評価。
まだまだ線は細いけど、体が出来れば清水直・小林宏クラスに育つ素材。
3年後に1軍初登板、4年後にプロ初料理を含む5勝、5年後に初の二桁…と順調にレベルアップして行きそうだよね。
地元出身の未来のエース候補として青田買いしておきたい。


4位…山下航汰/健大高崎高/内野手(一塁手)/右投げ左打ち/174センチ/85キロ
高校通算75発を誇る関東屈指のスラッガー。
ただし健大高崎からは脇本がわずか3年で戦力外。
ロッテに対するイメージが悪いか…。
ポジションが一塁なのも痛い。
健大高崎自体がそもそも新興校だけど(2000年まで女子高)、プロに輩出した選手の絶対数が少なく、プロで大成した選手がまだいない事も不安材料。


4位…横川凱/大阪桐蔭高/投手/左投げ左打ち/190センチ/85キロ
根尾・柿木の陰に隠れてしまったが、秘めたるポテンシャルは計り知れない大型左腕。
ストレートはMAX144キロで、平均球速帯は140キロ前後だけど、この角度は日本球界じゃ外国人しか見当たらないからね。
未完成だけど、大阪桐蔭の選手はプロで伸びるし、未来の左腕エースとして確保しておきたい。


4位…大畑功士郎/筑陽学園高/投手/左投げ左打ち/181センチ/67キロ
MAX145キロ。
1982年ドラフトで大洋(現DeNA)に1位指名された大畑徹を叔父に持つ左腕。
高岡商業・山田、近大付属・大石、樟南・松本がプロ志望届を出さなかっただけに、川原・横川・大畑の中から1人は確保しておきたい。


4位…鈴木健矢/JX‐ENEOS/投手/右投げ左打ち/177センチ/75キロ
高校卒3年目のサイドスロー。
高校が木更津総合。
21歳なら年齢的にまだまだ伸びるからね。
サイドの5キロ増しの格言を引用すれば、ヤクルトで活躍した林昌勇みたいになれるかも。


4位…増田陸/明秀学園日立高/内野手(遊撃手)/右投げ右打ち/178センチ/80キロ
高校通算34発。
ショートは藤岡裕・平沢がいるので、喫緊の課題ではないけど、二人とも左打ちなので、右打ちなのはアピールポイント。


4位…中山翔太/法政大/内野手(一塁手)/右投げ右打ち/186センチ/90キロ
圧倒的なパワーを誇る六大学のスラッガー。
一塁手なのがネックだが、井上と7歳差なので世代交代が上手く進めばジャストフィットだけどね。


4位…頓宮裕真/亜細亜大/捕手・内野手(一塁手)/右投げ右打ち/182センチ/98キロ
打力だけなら中山の上を行く東都通算10本のスラッガー。
こちらも中山同様、一塁手なのがネック。
一応キャッチャーも出来るが、守備力は田村と比べられないしね…。


5位…中川圭太/東洋大/内野手(二塁手)/右投げ右打ち/180センチ/75キロ
最後のPL学園野球部出身で、PL⇒東洋大という事で今岡2世と呼ばれている。
東都通算8本だけど、中村奨吾が六大学通算11本だから、大学時代のホームラン数とプロに入った後に長打が打てるかどうかは別だけど。
その中村とセカンドで守備位置が被るのも問題。


5位…石橋康太/関東一高/捕手/右投げ右打ち/180センチ/84キロ
高校は関東一高だが、出身は千葉の地元選手。
二塁送球1.8秒、高校通算57発を誇る強肩強打の捕手。
ロッテには田村がホームベースに君臨も、「八番バッターの打撃」で満足してしまっていては、やはりいつまで経っても西武打線には追い付けない。
マリンガン打線の頃なら田村でもOKだけど、今のピストル打線ではキャッチャーにも打ってもらわないと困るので、スラッガータイプのキャッチャーを獲得して、チームとしての打力を底上げしたいところ。
ただ打てる捕手はどこも欲しいので、下位では残ってないか…。
※橋は正確には別の字だが、環境依存文字なので橋で代用。


5位…林晃汰/智弁和歌山高/内野手(三塁手)/右投げ左打ち/181センチ/87キロ
高校生では、パワーだけなら右打ちの花咲徳栄・野村と並ぶ左のパワーヒッターだが、やはりプロで大成した選手がハム・西川しかいない智弁和歌山である事がネック。
左打ちのサードだと安田と被るのもネック。
現時点の能力で言えば3位でも全然良いはずなんだけど、高校生だと伸び代がないと指名する意味無いからね。
ロマン枠で欲しいけど、鵜久森みたいに下位で残っていたら指名…って形かな。


6位…万波中正/横浜高/外野手/右投げ右打ち/190センチ/92キロ
コンゴ人の父親を持つハーフ選手。
下級生時から話題を集めたが、高校3年間は思い通りの上昇曲線を描けず、U‐18にも選出されなかった。
大成した暁には凄まじい選手になるだろうけど、それだけのポテンシャルを持った選手なら、高校3年時にはすでに結果を出している、とも言えるね…。
オリ・宗、楽天・オコエも、現状では日本人離れした天性の身体能力を活かし切っているとは言い難いし。
年齢構成的に高校生の外野手が必要だけど、上位は怖いので、下位で残っていたら狙いたい。
横浜だし右打ちだしね。
でもロッテだとロマン枠だけど、ハムが思ったよりも上の順位で獲るかな?
ハムやバンク、西武の主軸を打って、悔やむ日が来るのか、来ないのか…。
永野チーフスカウトは「フライの内容も良い。一歩間違えたらホームランという当たりだし、可能性は十分に出てきた。あとは甲子園に出てくる投手と対戦してどうか」と評価。


6位…田宮裕涼/成田高/捕手/右投げ左打ち/174センチ/75キロ
名前の読みは「ゆあ」。
コリジョンルールの採用によって、ホームベースをどっしり守る大型捕手の必要性が低下。
小柄である事はマイナス要因ではなくなった。
田村の後継者として6歳差はちょうど良いけど、打力の面で関東一・石橋に一段劣るので、打力で田村から正捕手を奪い取るのは苦しいか…。
八番で2割5分ならキャッチャーとすれば上出来だけど、ロッテは前後が弱いからね…。
キャッチャーにも里崎クラスの打棒が欲しいところ。
ただ石橋を下位で獲ろうとするなら、よほどロッテに運が巡って来ないと残ってないだろうから、石橋が指名されてしまったら、縁があるかも。


6位…松井義弥/折尾愛真高/内野手(三塁手)/右投げ左打ち/191センチ/88キロ
高校通算40発。
とにかく長打力のある選手を集めたい。
もっとも、塀内、青野、富永と、下位で獲った高校生スラッガーが大成した事無いけどね…(汗)。


その他千葉枠…鎌田光津希/徳島インディゴソックス/投手/右投げ右打ち/180センチ/87キロ
MAX155キロを誇り、今年の独立リーグ勢で確実に指名される選手。
西武の伊藤翔は横芝敬愛高の後輩で、徳島では逆に向こうが先輩に当たる。
伊藤同様、指名は間違い無いけど、問題は順位か。
伊藤が思ったより上(西武3位)だったけど、ロッテは、上は左投手のみで良いので、中位で残っていたら狙いたい。


その他千葉枠…白銀滉大/駒澤大/投手/右投げ右打ち/180センチ/76キロ
2014年夏に柏日体(現日体大柏)が4強に進出した時のエースだったので、千葉の高校野球ファンなら覚えている人も多いはず。
サイド気味のスリークォーター右腕だが、技巧派ではなくMAX149キロを出す速球派。
リリーフなら1年目から使える予感。
ヤクルトの秋吉みたくなって欲しいね。


その他千葉枠…清宮虎多朗/八千代松陰高/投手/右投げ左打ち/190センチ/85キロ
読みは「せいみや・こたろう」。
二木がそうだけど、大型ピッチャーは当たった時の見返りがすごい。
下位での指名になるだろうけど、押さえておきたいところ。


その他千葉枠…相川亮太/館山総合高/投手/左投げ左打ち/183センチ/76キロ
ボールに角度のある大型サウスポーだが、最高球速135キロは厳しい。
育成で指名を受けても下手したら1年でクビになる事を思えば、進学か社会人、独立リーグでの実績が欲しいところ。


こんなところか…。
去年も問題が山積みだったけど、今年はボルシンガーが幕張に降臨、有吉の先発転向成功、岩下・種市の成長、中村・井上が打撃開眼、藤岡裕のレギュラー定着、平沢の成長…と光明もアリ。
一方で涌井・西野・大谷・益田の経年劣化、内のスタミナ切れ、酒居・土肥・渡辺等が殻を破り切れない、佐々木は期待を完全に裏切り、南昌・荻野貴の故障…と、暗雲も立ち込めてるね…。
そして最大の懸案事項だった「貧打の解消」はならず。
とにかく打てない。
一に貧打、二に貧打、三、四が投壊、五に貧打。
毎試合の様に3点以下しか取れずに何十試合も投手陣を見殺しにした。
規定打席に6人が到達し、打撃10傑に2人を送り込み、走塁改革も成功したものの、根本的に点が取れないチームである事には変わりなく、たまたま外国人の長距離砲がアジャストしたところでその場しのぎにしかならない事を痛感させられた(今年はドミンゲスが期待を裏切ったので、その場しのぎにもならなかったけど)。
どんだけ盗塁しようが、どんだけバントやエンドランでかき回そうが、どんだけ塁を賑わせようが、ホームベースに還って来てくれないんじゃ意味無いからね。
嫌らしさだけでは限界があるので、相手ピッチャーになめられない様な、とにかく威圧感のある打線にしたいわ。
二木なんて西武打線しょってたら18勝ぐらいしてるんじゃないの?
多○田目じゃないでしょ。
西武にいたらロッテ打線相手に投げられるんだし(爆)。
いや、別に先発が序盤に崩れて5点・6点取られたのを、ひっくり返せとは言わないよ。
そんな強力打線、作ろうとしたら5年かかるし、その間、野手しかドラフトで獲らないってなったら、結局今度は投手力が弱まる訳だから…。
バランスは大事。
けど実際問題、毎試合毎試合1点・2点・0点・3点・1点・2点・0点…みたいな援護点でどうしろって話だよね(0点はそもそも援護とは言わんね)。
とにかく貧打をどうにかしてくれ。
でもまあ、実際の話、規定打席に6人が到達してるのにも関わらず貧打って事は、打てないメンバーがレギュラーを張ってるって事だよね。
本当にどうにかしなくちゃ駄目だわ。
そんな中でも

・右投手:有吉がローテに定着し、岩下・種市に開花の予感
・外国人投手:ボルシンガーが神ピッチングで通年なら15勝は確実
・中継ぎ:唐川・東條がフィット出来そうな予感
・内野手:井上の打撃開眼+中村の打撃開眼+藤岡裕のアジャスト+安田育成中
・俊足巧打:井口野球浸透
・大砲候補:井上の打撃開眼+安田育成中

により、東洋大の三人や松本などの即戦力の右投手、根尾・小園の超高校級内野手を獲りに行かなくても良くなった。
ただし

・先発投手陣:涌井が衰え、石川が後半不調、佐々木が期待を裏切り、酒居・土肥・渡辺が定着出来ず
・左ピッチャー:先発、中継ぎともに枯渇状態。成田や永野が一本立ちしない限り松永に負担がかかる
・セットアッパー:大谷が経年劣化。南昌が故障。益田に負担がかかる
・クローザー:内が不安定
・外野陣:高齢化が顕著

と依然課題は山積み。
こうなると補強ポイントは

A:ローテに入れる即戦力のピッチャー(依然左の先発が枯渇状態なので左が望ましい)
B:次世代を担う高校生ピッチャー(二木・種市が右なので左が望ましい)
C:次代のクローザー候補
D:勝ちゲームを任せられるセットアッパー(出来れば左が望ましいが右も)
E:高校生の外野手(走守よりもまず長打が打てる事が第一)
F:田村の次世代のキャッチャー

となるね。

Aは涌井のパフォーマンス低下が顕著、石川が9勝で復調のはずが、オールスター明けから絶不調に陥り、唐川は炎上続きで中継ぎに配置換え、佐々木が2年間で結果を出せず、酒居も思う様に白星を稼げず、二木は好投しても白星が付かず。
毎試合完封しろと言うのも無理な話で、慢性的な援護不足で我慢し切れなかったのは仕方無いけど、岩下や種市が開花するかどうかが未知数なのと、ボルシンガーは結局他球団の引き抜きか、メジャー復帰の恐れがあるので、再来年以降の計算が出来ないんだよね。
有吉のローテ定着は大きいけど、全員右ピッチャーなので左が欲しいわ。
左獲ったからと言って全員戦力にならない事は、2011年の藤岡貴・中後、2012年の松永・川満と、2年連続で即戦力のサウスポーを上位で獲ったものの、残っているのは中継ぎの松永のみで、高校生でも浅間や木興、植松は大成せず、2003年の成瀬以来、高校卒左腕も育ってない事ではっきりしてるけど…。
でも育たない理由の一つに、そもそも数を獲ってないってのがあるよね。
力の落ちる左なら力のある右って理屈は同意だけど、獲らない事には育つ・育たない以前の問題だからね。
左腕王国建設など夢のまた夢の状況だけど、そもそも左が少な過ぎるわ。
何とか1軍の戦力になる左を確保したい。
Bは二木が二桁勝利で次世代エースに…と思っていたところで去年よもやの急ブレーキ。
今年は復調したものの、打線の援護に恵まれず。
4点取ってあげれば二桁は確実なのに…。
種市が先発で試されたが勝利ならず、岩下が先発で1勝を上げたのみだったので、再度大物の獲得を余儀なくされた。
右ならもちろん金足農業・吉田、倉敷商業・引地、浦和学院・渡邉辺りが候補だけど、高校生のピッチャーを上位で獲ってる余裕、今年は無いよね。
2年後・3年後に戦力になってくれても、その頃もまだ貧打のままだったら、結局見殺しにするだけだし…。
今年は野手優先で、左なら来年の及川(横浜高)待ちか。
千葉だし、横浜高校のサウスポーと言えば愛甲・成瀬が戦力になったし(愛甲は打者転向)。
そもそもプロ志望届出すか分からんし、来年に打力が上がってるかどうかも現時点じゃ分からんけど。
Cは内が幕張劇場をたびたび開演。
西武なら山川、バンクなら柳田みたいに、絶対に打たれちゃいかん選手に打たれてるから、田村のリードにも問題無いとは言わんけど、結局逆転ツーラン、スリーランを浴びるって事は、内がランナーを出してピンチを招いているって事だからね。
要はスピードやスライダーの切れが落ちてるって事だよね。
種市や原、島がハマってくれれば良いけど、一足飛びにクローザーになって、30セーブって都合良くは行かないからね。
やはりドラフトで力のある投手を獲るのが近道か。
今年で言えば甲斐野だけど、1位じゃなきゃ獲れないから縁無いか…。
Dは指揮官がボビーであろうが西村元監督であろうが伊東前監督であろうが、そして井口現監督であろうが、とにかく「使い勝手の良いピッチャーを使い倒す」という呪縛からは何人たりとも逃れられない宿命にあるので、結局登板過多で疲弊しちゃうんだよね。
西野が完全に球威も切れも勝ちゲームで投げられるレベルに戻らないし、大谷は完全に経年劣化。
南昌が復帰しても球威が戻るかは未知数だし、益田も良く打たれるし、有吉も中継ぎのままなら今年で潰れてただろうし…。
唐川が中継ぎ転向に成功し、東條が11試合で防御率1.54、永野が4試合無失点、阿部が5試合で防御率2.25、高野が17試合で防御率4.15とまずまずの結果を出してくれてるけど、1年のスパンで考えるとまだ全幅の信頼は寄せられないからね。
とにかくここは数を揃えて、一人に負担がかからない様にするしかないわ。
スカウト陣は「毎年毎年死ぬ気で良いピッチャー見付けて来るのに、1年で潰すなよ」って怒ってるだろうけど、本当に眼力に頼るしかないわ。
Eは平沢がライトを守ってるけど、岡田が引退し、来年荻野貴・清田が34歳、角中32歳、伊志嶺31歳となれば、角中が残ってくれたとしても年齢構成的に若手が必要。
加藤・岡は28、ルーキー・菅野は学卒・社会人だからもう26だし。
去年脇本、今年肘井と、若い選手を戦力外にした事も首を絞める事になったけど、そもそも絶対数が足りない上に、同世代を集めた編成のミスのツケはこの辺で尻拭いしとかんとね。
Fは田村が早くから1軍に上がったためにFAも早いので、仮にいなくなった時にヤバいよね。
打率2割5分、盗塁阻止率3割で20代後半のキャッチャーなんてどこも欲しいだろうし…。
打力の面で物足りない事は確かだけど、いなくなった時に困る事も確実なので、手当てをしておきたい。
もちろん、出来れば打力のある選手が欲しい。

2年連続となる悲惨なチーム状況を踏まえた上で、個人的な願望では

1位:藤原(俊足巧打の左打ち外野手)
2位:平尾(大型左腕)
3位:野村(右の長距離砲)
4位:小島(技巧派左腕)
5位:石橋(強肩捕手/右の長距離砲)
6位:鎌田(速球派右腕)
7位:古谷(右の好投手)
8位:松井(左の長距離砲)

とかが良い指名だと思うけど「その順位でその選手は無理だよ」のオンパレードか…。
2位・平尾はともかく、3位・野村、5位・石橋、6位・鎌田、7位・古谷は虫が好過ぎるか…。
4位は指名順が早いから、小島は意外と4位でも残ってそうだけど。

オレは2位も野手で良いと思っている派なので

1位:藤原(俊足巧打の左打ち外野手)
2位:笹川(右の長距離砲)
3位:鈴木翔(大型速球派左腕)
4位:鎌田(速球派右腕)
5位:古谷(右の好投手)
6位:田宮(強肩捕手)

という指名も良いと思うけどね。
3位で鈴木翔天は無理か。
西武が先に獲るよな。
平尾・高橋・坂本・富山の誰かが3位で残っていてくれるとありがたいけど。

単独指名か、あるいは12球団1を誇る籤運の良さを発揮して藤原をゲットした上で、2位で平尾・高橋・坂本・富山の内の誰かを獲り、3位で長距離砲、4位で左腕を獲る打者・サウスポーを交互指名する

1位:藤原(俊足巧打の左打ち外野手)
2位:平尾(大型左腕)/高橋(速球派左腕)/坂本(速球派左腕)/富山(速球派左腕)
3位:即戦力野手
4位:即戦力左腕
5位:高校生野手
6位:高校生左腕

こういうのも良いか?
でも実際には1位・野手、2位・左腕で行き、そこからバランス良く獲る

1位:藤原(俊足巧打の左打ち外野手)/抽選×⇒辰巳(俊足巧打の左打ち外野手)
2位:平尾(大型左腕)/高橋(速球派左腕)/坂本(速球派左腕)/富山(速球派左腕)
3位:即戦力投手
4位:即戦力野手
5位:高校生投手
6位:高校生捕手

とかが現実的なラインか。
しかし、ウチの編成はバランス悪い指名するからね…。
1位で外野手は既定路線として、そこから即戦力だけで固める恐れもあるね。
22歳・24歳で年齢層が固まっちゃうと、一緒に年取って行くからね。
8人なら高校生4人、大学生2人、学卒社会人2人か、高校生3人、高校卒社会人1人、大学生2人、学卒社会人2人とかにして欲しい。

まずいのは藤原を籤で外し、辰巳にシフトしようとしたら、高校生野手を回避した所が辰巳を一本釣りしちゃっているか、あるいは残っていても、そこでも競合しちゃって、外して2位で予定していた選手を繰り上げる形だよね。
まあ、籤運は12球団1なので、2度負ける事は無いだろうけど、辰巳が残ってなかったらまずいわ。
でも現場がぶれちゃうのが一番まずいので、「良い野手獲れなかったから投手を補強しよう」ってなっちゃうと、結局好投手を打線が見殺しにするという、去年・今年で150試合以上見せられた悲劇をまた繰り返す事になっちゃうからね。
優先順位を1:打力のある野手、2:それが外野手であればなおの事良し、3:左投手、4:中継ぎ投手という風に決めて、そこは動かさない様にしよう。


まあ、明日の今頃には泣いても笑っても結果は出ているので、果報は寝て待とう。
「投手陣を見殺しにはしないぞ」という野手の指名と、「左腕日照りをどうにかしたい」というサウスポーの指名だけは忘れずにね。

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