よっちゃんぱぱのきまぐれ日記

日常の悩みや近況報告、愚痴でも自慢でもなんでも書き込むぱぱ日記なんだな♪

臓器移植法案A案

2009-07-16 02:12:00 | ぱぱ
臓器移植法案A案について
複雑な心情のため、文面はまとまりませんが・・・

当事者として思うこと。

医療から離れてもう2年8ヶ月。

もしあの頃、この法案が可決されていたのならば、
いったいどうなっていたのだろう。

提供を待つ側、提供を考えなければならない側、
後者の立場から話をしたいと思います。


個室を占有し、部屋中にあらゆる医療器具で埋め尽くされる
中心に眠ったままのよっちゃん。

病院に預けていた中での急変、あれほどの対応は
病院側での責任としてのことだったのだろうか。

急変から数日後「脳死」という判定を主治医から聞いた。

親とすれば信じがたい報告、回復が見込めませんと
言われているようなものだった。

医療の基準からすれば確かにそうかもしれないが、
子供には秘めた可能性が残されている。

そう・・・よっちゃんは、ぱぱやままの声に応えてくれた。
目のサインで最後まで生きることを伝えてくれたのだと思います。



「脳死」という判定は「人の死」ではない



普通の生活を「普通」と思い、重い病気に関しての現実と
関わることのない人からすれば諦めろと思うのかもしれない。

提供を待つ側にバトンタッチをすることが有意義と
思うのが普通なのかもしれない。

現行の法案は大雑把な基準のため、基準を満たすので・・・としたら
本人の最後の思いすら断ち切ってしまうことになってしまう。

詳細なガイドラインが決められていない現状、
間違えれば「人を殺す」法案になりかねません。


よっちゃんは最後まで諦めないことを望んだ。


法案によって「他のお子さんを助けるために・・・」と
意思に反する行為がおきるのではないかと思います。


何がなんでも移植には反対ではなく、
提供する側の家族が納得できる基準が必要なんです。


よっちゃんから誰かにバトンタッチが出来るのだったなら・・・


代わりに出来なかったこと、たくさんして欲しいと思う。
よっちゃんに重ね合わせて見守っていきたいと思うだろう。



この法案が人に優しく、命を大切にする法案と
なることを切実に願うばかりです。

よっちゃんぱぱ