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文吉のバイクってます。

文吉は「生涯旅人」をモットーにツーリングしまくっちゃいます。
愛車は【HONDA Revel500】です。

110827諏訪湖ツーリング<その二>

2011-08-28 | ツーリング
さあ、続きです。
前回を読んでいない人は話が全然分からないと思いますので、110827諏訪湖ツーリング<その一>を読んでから来てください。
あらすじを書くほど文吉は人間ができていませんのであしからず・・・。



10:45-11:55(62707)
ICから約7KMほど進むと諏訪湖に到着しました。
諏訪湖はかなり大きな湖です。今回文吉が訪れたところは「上諏訪」と呼ばれるところです。



まずは間欠泉を見に「間欠泉センター」に行きます。
ちょうど文吉が着いたと同時くらいに噴出が始まりました。

文吉にとって、ここは3度目です。
前回来た時はフュージョン時代だったので、もう8年位前になります。名古屋のY君と清里に行ったとき以来です。

前来た時はもっと高く噴出していたのに、なぜか3メートルくらいまでしか跳びあがりません。
拍子抜けするくらい、迫力がありません。



さては時間帯が悪かったのかな? 次の噴出予定まで1時間半ほどかかるのかあ。今回はアウトですね。
(なんと、家に帰った後でネットで調べたら、この間欠泉は人工的に演出されたものだったのです。)


「間欠泉センター」には「足湯」が併設されていました。(前来た時は無かった)
せっかくですから、文吉の子豚ちゃんのようにむくんだ足を癒してあげました。
温度は43度くらいでしょうか、普通のお風呂より熱めです。





15分ほど使っていると、体の中からポッカポッカしてきて、汗をかくようになりました。
足湯に浸かりながら、二回目の「つぶやき」を発信します。

ここは日陰があるので良いのですが、外はものすごく暑い日ざしです。
水分を補給しないと熱射病になるのは間違いありません。

炎天下に停めていたバイクに戻ると、シートが火傷しそうなくらいに熱くなっています。
ところで、”諏訪湖”というと皆さん何を連想しますか?
御柱(おんばしら)祭り
 正解ですね。一番有名な伝統行事です。
 でも、これは4月から5月ですから文吉が入院している間に終わっています。

これから行くところはそこではありません。
風呂好きの文吉がわざわざ諏訪まで来て、足湯だけで帰るわけがないですよね。
ここから800Mくらいのところに「片倉館」があります。
歩いていこうかと思っていたけれど、このままここにバイクを置いていくのが可愛そうなので連れて行くことにします。

12:10-13:20(62709)
片倉館の敷地はあいかわらず広いですね。
木陰になっているところにちょうどShadow750を停められるくらいのスペースがありました。
諏訪地方の片倉財閥の2代目、片倉兼太郎氏が昭和3年に立てた洋風建築物で国の重要文化財にもなっています。



美術館と千人風呂が敷地内に合って、文吉が行くのは勿論、後者です。





文吉は昭和55年ころにも会社の同僚3名で来たことがあります。懐かしいですねえ。
中に入ると受付で600円払うんですが、文吉には裏技があります。
こんなときにもJAFの会員割引が物を言うわけです。500円で入れました。

クラシック感が漂う少し湿気た建物の中は冷房なしでも涼しげです。
後ろに幽霊か何かいても何となく納得がいきそうです。
ちなみに壁には片倉兼太郎氏の肖像画が掛けられていました。



お風呂は思っていたより狭い。
長方形の湯船は、ちょうど25Mプールの4分の1くらいです。これでは千人も入れませんよね。
20人づつ50回くらいに分けて入るのでしょうか。
でも、深さはかなりあります。身長156センチの文吉のちょうどオッパイくらいの深さです。イヤン。
当時の女性だったら、おぼれる人もいたんじゃないでしょうか。
無色、透明で匂いもありませんが、温度は42度くらいの適温ですね。本当に癒されました。

お風呂から上がるとお腹も空きますよね。
2階の休憩所では食事もできます。

安くて美味しくて、お腹がふくれるものは?・・・高い!!
結局、玉子丼を選びました。680円。だって、親子丼が無いんだもん。

一見、見た目は美味しそうですが、具材は玉子と玉ねぎだけ。実にシンプルです。
箸でかきわけてもそれ以外の具材はありません。



幸い、味は普通だったのでよいけれども、これで不味かったら本当にボッターマン登場ですよ。

食後はipodでミクシーを呼び出してみます。午前中に入れたつぶやきにコメントが入っていました。
なんとなく、うれしいですね。
文吉は本来、ツイッターはあまり好まないのですが、こういう「旅先でのリアルな現状報告は良いな」と思います。
今後も続けていくつもりです。

さあ、いよいよ帰りの行程に入ります。
往きは高速だから楽に来れたけど、帰りは下道と決めています。
カーナビで自宅までの行程を検索します。
何と、20:20着とのことです。少し、無謀な予感がしてきました。

ほぼ長方形の形をした諏訪湖の上辺に沿って走り、国道20号(甲州街道)をひたすら南東の方角に向かいます。
信州(長野県)から甲斐の国(山梨県)に中央道に並行するように道は続きます。
途中でみる空は青みが深く、白い厚めの雲が立体的に見えるのどかな夏の田園風景がつづきます。
ただ、これだけでも「旅の途中」を意識させてくれますねえ。



南アルプスの連山が遠くに見える、水が美味しいところでもあります。
サントリーのウイスキーや白州ワインなどが作られるのも理解できますね。
しかし、道はほぼまっすぐながらも片側1車線のため、ところどころで渋滞しています。

14:45-15:10(62749)
道の駅「はくしゅう」到着。
少し、休憩します。
ここには湧き水を汲みに来る人たちも大勢います。
冷たくて透き通った水を一口飲むと喉の渇きもいやされます。



ちょうど飲んでいたペットボトルのお茶が切れたので、ついでに文吉も汲んで持って帰ることにします。
家でコーヒーを淹れるためのお土産になりました。

お土産といえばここの地域の農家のみなさんが、地場産の野菜や果物を販売しています。
妻の好物のナスと玉ねぎが安かったので、お土産にします。

敷地内には人工的に作られた小川があって、小さな魚もいるみたいです。
子供達は夢中になって捕まえようとしていました。



帰り支度をしながら、カーナビで確認すると自宅まで22:10になっていました。
もう、ギブアップです。
休みなしで走ってもこれでは、本当に文吉の体力がもちません。
こんなときには公作さんのような脅威の体力が羨ましくなります。
地図で確認すると、中央道の「昭和甲府IC」が20号と交差するようにあります。
少し、元気がでました。そこから高速を使えば夕飯に間に合いそうです。


15:48(62778)
中央道「昭和甲府IC」から高速に乗り込みます。
さすがに高速です。時速100キロでどんどん流れています。

16:31-50(62835)
談合坂SA到着。
ここで休憩します。

考えてみたら朝の2時半からずっと起きているわけですから、眠気もしてきました。
ここは一本いっとくしかないでしょう。「眠眠打破」315円
文吉にとってはコーヒーや紅茶よりもはるかに効きます。
バイク駐輪場所にもどると、Shadow750の隣に白い”隼”が止まっています。
その横に女性がいました。スラッと背が高い女性です。
長い髪をかきあげて、ヘルメットに納めている後姿がセクシーな印象の女性でした。
でも、無視して出発します。

談合坂をでると、いきなり渋滞に巻き込まれました。
ここから八王子まで延々と渋滞しています。
小仏トンネルと名前だけは癒し系のくせに中は地獄のトンネルに入りました。
約2KMの暗くて排気ガスくさい中を時速40キロくらいですり抜けしながら進みます。

やっとの思いで八王子JCTを左折して圏央道に入ります。
ここからはまた時速100キロの世界がつづきます。さっきまでの渋滞は何なんだってな感じです。

普通なら「青梅→鶴ヶ島JCT→関越道→三芳P」という流れですが、カーナビは「入間IC」で降りるように強要しています。
そこからの16号が渋滞しているのは分かっています。いつもそうです。
でも、今回は経済的な理由で「ええい、ままよ」ってハンドルを切りました。

17:40(62883)
入間ICで圏央道を降ります。1500円

文吉は高速の出口でShadow750を停めていつものように時間とオドメータの数字をメモっていたら、
先ほどの隼の女性が文吉の前にスッと寄ってきて止まりました。
後ろからもう一台のバイク(車体不明の男性)がやってきて合流する寸前に隼は走り出しました。
どうやら、二台はペアのようです。
でも、後ろから続いて走ると明らかに女性の方が運転が上手くて早くて、男性をリードしながら走っています。
信号待ちで女性が止まると、後ろから男性が追いついて並びます。
何か話しているようですが、信号が変わると女性はスッと先導していきます。

カッコ良いですねえ。これからの女性はこうあってほしいものです。
約2KMほど文吉も後ろについていましたが、いつの間にか先行く二台を見失ってしまいました。

19:08(62909)
いつものスタンド到着。最後の給油です。
9.42L @139 1309円
燃費 32.2Km/L すごいですねえ。

19:14(62910)
自宅到着。
これで、夕飯にありつくことができました。

総走行距離 491KM



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16 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
メッセージ (公作)
2011-08-28 20:52:54
文豪文吉さん。
近々文壇デビューですか?(笑)
それとも目指すはツーリングライター?
若者に見放された近来のバイク業界です。
ジパングやゴーゴー等もなかなか定期刊行が難しいようです。
文吉さんの文力でバイクが持つ魅力を若者へのメッセージとして伝えて下さい。
バーチャルゲームでしか楽しむことが出来ない連中を自然豊かなアウトドアへと連れ戻して下さい。

いいこと言っちゃった(@_@;)
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今回は大作でした (文吉)
2011-08-28 23:01:47
公作さん
お疲れ様です。さぞやここまで読み込むのは大変だったでしょう。
実は、文吉もこの2部作を完成させるのに3時間もかかってしまいました。
写真の構成までいれるとさらに2時間くらいかかっています。
でも、これを原稿用紙に換算したとしてもせいぜい15枚くらいだと思いますよ。
これでは恥ずかしくて文豪とは言えませんね。

返信する
やっぱり! (公作)
2011-08-29 20:00:34
片岡館ってすげぇ!
温泉施設にしては異常に金かかってると思って
調べてみたら富岡製紙場の旧片岡財閥が作ったんですね(@_@)
納得(^^)
今年の春に製紙場には初めて行ったのですが
温泉には行ったことないので今度ぜひ行ってみますね(^_^)/
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片倉です (文吉)
2011-08-29 23:22:55
公作さん
コメントありがとうございます。
念のために申し上げますが、"片岡”ではなくて”片倉”です。

岡と倉では大きな違いがあります。

岡は小高い土地
倉は財産を保管する建物

やっぱり、土地の上に建つ建物の方が上ですよね。

でも、本当にいいところですから、ぜひ一度言ってみてください。


返信する
”楽しむ体力を” (もっちゃん)
2011-08-30 06:26:49
文吉君
約500kmの日帰りツーリングお疲れ様。
バイクに乗れるようになったとはいえ、まだまだツーリングを楽しむ体に戻っていないのが
現状の様だね。

これは大事なことなので、言っておきますが体力をつけるためにもっと食べて、日々訓練をするように。

本文中では”迫力がない”と言っていますが”写真”で見る「間欠泉」は、迫力ありますね
片倉館の写真もいいですね。昭和の匂いというか、その頃の雰囲気が漂ってくる感じがして。
”玉子丼”めちゃめちゃ旨そうに撮れてますね。

でも今回、一番気に入ったのは、南アルプスが遠くに写っている写真です。
奥行があって、見ていると心が癒されます。

とはいえ、疲れた、大変でしたといいながら、”セクシー”な後ろ姿は”無視”できず、見逃さないのはさすがです。

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人間正直が一番 (文吉)
2011-08-30 08:39:43
もっちゃん改めポン吉どん
今回は、自分の気持ちが正直に出ているコメントありがとう
文吉の身体をこんなに心配してくれてたんだね。
もし、文吉が死んだらエサをくれる人がいなくなるから、
君にとっても死活問題だもんね。
写真については、撮りかた次第で良くも悪くもなります。
まあ、三割引くらいで観るのが無難ですね。

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帰りが早すぎ!! (slowlife)
2011-08-30 18:29:05
カーナビの到着時間よりずいぶんと早いご帰還でしたね、渋滞の間をすり抜けている時に足をタイヤにひかれて・・・心配です。
片倉といえば紡績の?
知りませんでした、上諏訪にそんなところがあるとは、いつも白樺湖、ビーナスラインから諏訪湖を眺めていますが、結構工場もありスモッグもでるそうですね。文吉さんのところからは草津温泉も近いものですね、関西からは思い切って行かないと行けません。足湯に浸かる足、浮腫んでいますね。
返信する
時代の流れ (公作)
2011-08-30 20:29:31
そっか‥片倉でしたね(^^)v
片倉財閥の今を調べて見ました。
『あの人は今』ってテレビでやりますよね。
ぱっとしない会社だけど今も存続してました。
繊維産業が盛んな頃は我が世の春だっただろうけど
時代とともに主力産業の変化を掴めないと衰退していくんですね。
現在の日本を代表する大企業のトヨタや日産も昔は繊維産業にかかわっていました。
富岡製紙工場の自動織機は日産自動車製だったんです。
現地で説明を受けて時代の流れを感じました。
そう言えば以前、片倉の自転車でシルク号ってのがありました。
今も片倉ブランドの自転車ってあるんですかねぇ…
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高速はやっぱり速い (文吉)
2011-09-01 05:16:04
slowlifeさん
コメントありがとうございます。

帰りの下道は本当に泣かされました。
空いているときでも時速60キロ以上出すのは怖いし、渋滞していたら全く進めません。

でも、高速だと時速100キロで走れるし、渋滞しても40キロで進みますからね。

片倉館はレトロ感漂う素敵なお風呂です。
ぜひ、お勧めしますよ。

返信する
時代の流れは残酷ですね (文吉)
2011-09-01 05:20:24
公作さん
時代の流れは残酷ですね
戦前の財閥や貴族といわれた家は
戦後に大きな痛手を受けたのは歴史のとおりです。
でも、それでも細々とでも生きながらえているのはむしろ立派だと思います。

片倉のシルク号ですか。
まったく文吉は知りませんでした。
そもそも片倉ブランドというブランドがあることも知りませんでした。
まだまだ勉強が足りない文吉です。

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