スカパー漂流記

CS放送「スカパー」で放送されている番組について語れればいいなぁと思う次第でございまして・・・

File-062 奥さまは魔法少女/~#02 (for キッズステーション)

2005年07月22日 | Weblog
 あざとい!
 頭から尻尾の先まで「あざとさ」で溢れまくっていますナ、コレ(笑)。
 でもって、製作者はその「あざとさ」を充分認識した上で、「本作はあざといだけじゃなく、キチンと面白い物語も考えてありますよ!」と主張している気配が濃厚で、その甚だしい勘違いっぷりが「痛々しさ」も醸し出していたりします(^_^;)。

 いや、ホント、プチヲタの大好きな「あずまんが大王」を監督された方の作品ですのであまり厳しいコトは言いたくないのですが、ぶっちゃけ観ていて「情けなく」なってきましたよ、この作品は・・・。
 そんなに「大きいお友達」に媚びることが大事なのか~!ンなコトは「あかほりさとる」のヤローにやらせとけ~!・・・って叫びたくなりましたから、マジで(笑)。

 プチヲタも「ヲタ」の端クレですから、「萌えアニメ」がダメ!嫌い!許せない!・・・ってワケでは全然ないのですが、こうも次から次へと「優しいということだけしか取り柄のない平凡な主人公が、意味もなくモテる」という理解不能なクソ話ばかり観させられた日にゃ、もういい加減にしてくれって気分にもなろうというもの。
 てか、実際なりまくりです!(T.T)ハァー。

 以前、ネット上で「GONZO(アニメの製作スタジオ)の作品は、絵はスゴく良いけど話がツマラない」という意見を読み、プチヲタも激しく共感した覚えがあるのですが、業界全体がこうも「ハーレム系クソ・ラブコメ」に傾倒しまくってしまうと、「話がツマラなくても、オリジナリティを大事にしているGONZO作品の方がナンボかマシ」と思えるようになってくる今日この頃・・・。
 まったくこの「腐った」風潮は一体いつまで続くのでしょうかねぇ。

 そもそも、プチヲタが一番ムカつくのは、前述した「優しいということだけしか取り柄のない平凡な主人公が、意味もなくモテる」というアフォ丸出しのシチュエーションです。
 アニメと言わずマンガや映画でも、「主人公」というのは観ている側が最も感情移入するキャラクターなのですが、昔のそれは「成績は悪くても、正義感が強くてケンカも強い」とか、「背が低くてもスポーツ万能」とか、観る側に素直な「憧憬」を持たせる人物であるのが常(なので、人を見る目がある「賢くて美人」なヒロインだけが主人公に好意を寄せる、と)でした。
 それがいつの頃からか(おそらく「めぞん一刻」の五代クンあたりからではないかと思われるのですが)、主人公は「観る側の人間と等身大の、平凡なキャラ」でも良いということになり、いまや特にラブコメ系アニメの主人公は「凡人に非ずば主人公に非ず」といったトレンドに覆われつくす始末。

 これは「ヒネくれ者」特有の穿った見方かもしれませんけど、現在主流の「平凡主人公ハーレム」作品って、思いっきりユーザーを小馬鹿にしているとしか思えないんですよ。
 敢えてダイレクトな表現をさせてもらえば、「これだけお前らキモいアホヲタどもの願望に沿った作品をリリースしてやったんだ。四の五の言わずキャラクター商品とDVD買え!そしたらまた次の作品を作ってやるからよ。もっともキャラを変えるだけで、ストーリーとかはほとんど同じだがな。ま、お前らアホヲタにゃストーリーなんて関係ないだろ?魔女っ娘・メイド・妹あたりをルーチンで出しときゃ、それで満足する連中だからな」・・・てなカンジでしょうか。

 で、本作はそういう「悪意」が具現化されたとおぼしき「あざとさ」で覆われています。
 てか、プチヲタには本作のヒロインが「えろ~く」変身するたび、BGMとして「DVD買え!」という呪文が聞こえてきます(笑)。

 ヲタの皆さん!もうそろそろこのテのクソ作品に「NO!」と言っても良い頃合いではありませんか?
 でないと業界全体が、マジで修復不可能な地盤沈下に陥りそうで、プチヲタとしてはとっても不安なのですけど・・・。

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