これはある物語の人たちの肖像画。
物語り中にこの肖像画がある場面もないし、それがあるということなどもわからない。
肖像画を描くという習慣があったのかもわからない。
だけど「あったかも」とわたしが想像して描いてみた。
肖像画を絵師に描かせたのは腕の中の「ぼく」だと想像。
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数奇な運命をたどったぼくの母。
その母を愛したぼくの父。
父はぼくが生まれる前に母を最期まで守って倒れた。
母はぼくが生まれたその夜にこの世を去った。
ぼくは両親の顔もその腕の温もりも知らない。
両親を知っている者たちの記憶が薄れないうちにぼくは、彼らの記憶をたどって絵師に描かせた。
ぼくの両親と、そして母の腕の中のぼくを。
両親を知っている者たちは仕上がった絵を見て涙した。
今のぼくは父の形見の剣を帯び、母の形見のペンダントを胸にしている。
ぼくは会ってみたかった。
ぼくの父と母に…
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と、こんなことを思ったのかも。
これは絵画風にしたけど、普通バージョンはこんな感じ。

物語り中にこの肖像画がある場面もないし、それがあるということなどもわからない。
肖像画を描くという習慣があったのかもわからない。
だけど「あったかも」とわたしが想像して描いてみた。
肖像画を絵師に描かせたのは腕の中の「ぼく」だと想像。
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数奇な運命をたどったぼくの母。
その母を愛したぼくの父。
父はぼくが生まれる前に母を最期まで守って倒れた。
母はぼくが生まれたその夜にこの世を去った。
ぼくは両親の顔もその腕の温もりも知らない。
両親を知っている者たちの記憶が薄れないうちにぼくは、彼らの記憶をたどって絵師に描かせた。
ぼくの両親と、そして母の腕の中のぼくを。
両親を知っている者たちは仕上がった絵を見て涙した。
今のぼくは父の形見の剣を帯び、母の形見のペンダントを胸にしている。
ぼくは会ってみたかった。
ぼくの父と母に…
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と、こんなことを思ったのかも。
これは絵画風にしたけど、普通バージョンはこんな感じ。
