今年もたくさんの川の恵みをいただきました!来年度も元気な鮎たちが群なして遡上してくれますように
松田川漁業協同組合の有志一同で 鮎の産卵場の整備をしてきました。
場所は支流の笹川と松田川本流の2箇所で 川底をユンボで掘り起こし、大きい石をどけて小砂利底の
流速のある浅瀬に整備するのです。

本流産卵場
鮎は産卵時、一般的に直径約1~2センチぐらいの小石底の中にメス鮎がもぐりこむようにして卵を産みつけます
したがって かたく敷き詰められた場所では産卵しにくい。そして苔が付いていないことも重要です。
鮎は 漁が盛期の時には良い苔が付いた石につきますが、産卵期には逆にできるだけ苔が付いていない
場所を選びます。なぜなら苔が付いた石に卵を産みつけると、せっかく苦労して産んだ卵が石からはがれて
流されてしまうそうです。やはり野生の生き物は誰に教えられないでも ちゃんと知ってるんですねぇ

やわらかく敷き詰めた小砂利

産卵場の完成!瀬の部分だけ白川状態でしょう
たくさんの卵を産んでほしいものです。本日 僕をふくめ組合員の皆さん、作業が終わってもなかなか
川から帰らず、話す事は鮎談議!みんな(友釣りの人も網の人も)願う事はただひとつなのです
地元の川、宿毛の川、ホームの川が 鮎群れる豊かな川になってほしい!そのためには今の時代
ケンカなんかしてる場合じゃありません。釣り人同士でも 網の人とも、また行政とも手を組んで、まずは
やるべき事 できる事をやっていかなきゃだめです。今年から当漁協は組合長が変わり、いろいろと川の
事業を推進しております。少しずつではありますが 高知県の「釣れる鮎の川」にしていきたいと努力をいたして
おりますので、釣り師の皆さん 来年はぜひとも高知県宿毛市の松田川にいらしてください。
入漁料 年券¥7,000- 日券¥2,000-
松田川漁業協同組合 TEL(0880)64-0088