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セッターベルの猟犬日誌

狩猟・釣りなどアウトドアスポーツを、イングリッシュ・セターのベルとともに楽しむ。

ベルからのクリスマスプレゼント

2008年12月25日 | 狩猟
久しぶりのブログの更新でございます。皆さまメリークリスマス!

今年の初獲物のご報告をさせていただきます。

 

僕のお気に入りの雉狩り猟場へ午後3時45分に到着、暦の日の入りは5時

ぐらいなので1時間少ししか猟はできませんが・・・ したくをすませとりあえず

雉猟開始です!

 出会いが無い時には一日歩き回っても一羽の鳥すら見えない日もありますが

今日は違いましたねぇ。なんと開始10分弱でいきなりベルが着臭からポイント!

頭を低くシッポを上に ローヘッドハイテールの見事なセットポイントです。

20メートルぐらい後を歩いていた僕はゆっくりゆっくりベルに近づいていきます

 「抑えておけよ、雉を飛び立たせるなよ、焦って突っ込むなよ。」

ベルとの距離 約5~6メートル、銃に弾を込め周りに人や車などがないか十分に

確認し 深呼吸・・・ いつものようにベルがちらちら僕に視線を送ってくる

 「行けっ!」  ががっとベルが飛び込むと ドドドドッと雉の羽音

なんと僕のほうに向かって飛んできやがった。あまりにも近すぎるが撃つしかない

雉は飛ぶとき 一度3メートルぐらい上に舞い上がりそこから滑空にうつるので

その頂点のところでわずかに静止する。そこをめがけ発砲!

   
              今猟期初獲物也

バシュッっと羽が散り もんどりうって雉が墜落した 「撃墜じゃ~!」

落下地点に行くと翼に被弾したらしくまだ生きていた、走って逃げようとしている

のでベルに「捕まえよ。」とと言う前にベルが一気に駆け寄り雉を取り押さえ

とどめをさした!

       
         雉さんを咬むベル!目つきが変わります

さぁベルたんの凱旋パレードの始まりだ。獲物をくわえたライオンよろしく

そこらへんを飛び回って喜んでいる イングリッシュセター冥利につきるのだろう

僕はその間 煙草に火をつけゆっくり勝利の紫煙を味わう。

気が済んだベルが雉を僕のところに持ってきたので 受け取って雉の腸を抜き取り

ベルに食わせてやった。パクパクと旨そうに食い 儀式は終了である。

 

繁殖期の春のほうが鮮やかだが やはり雉はいつ見てもいいなぁ・・・

今年も獲れて良かった できればもう2羽今猟期中に撃墜しベルにエースの称号を

与えたいものである!

 「またがんばろうなっ ベル!」



                 ベルの公認撃墜数   (3)



 

2月15日 終猟!

2008年02月22日 | 狩猟
 3ケ月間の猟期も あっという間に過ぎてしまいました。

これから9カ月はまたベルの訓練と世話の日々になってしまいますが

でもこれは、猟犬を飼育している方はみんな同じだと思います・・・

とにかく狩猟1年目の今期、無事故で終猟できてなによりでした!

はっきり言って それがイチバンなのかもしれません。



猟期をふりかえってみてベルが僕に与えてくれたチャンスは

  キジ    4羽(捕獲した1羽 含む)
 コジュケイ  6羽(捕獲した1羽 含む)
  バン    1羽
  ウズラ   1羽(狩猟鳥除外のため発砲無し)

こんな感じです!1歳半で初猟のわりにはいい仕事してるでしょう。

しかし12羽のチャンスの内、撃墜が2羽とは・・・

自分の射撃技術に腹がたちます!今年の猟期までにはスキートのクレー射撃に

通って腕を磨かねば、ベルに愛想をつかされないように!

 ベルの猟能としては

ポイント能力   3羽に2羽は確実
 薮入り      完璧です
 水入り      獲物(鳥)がいれば必ず入る
 呼び戻し     80%
 捜索レンジ   僕から半径50m以内
 連絡       かなり良
 運搬      これが少し苦手、今後の課題です
 
      
             どんな藪でもへっちゃらです

とまぁこんなところです。しかしいくらベルが鳥を出してくれても

主人が撃ち落せねば話になりませんね、がんばります。

それでもめげずに泥んこになりながら鳥を捜索してくれるベルに感謝!


             泥んこベル

現在 1歳半。人間でいえば女子高生ぐらいでしょうか?

あどけないような、子供っぽい表情の残るベルたんをこれからも

よろしくお願いします!  


ひよどり猟

2008年02月08日 | 狩猟
猟期も残すところ後一週間!ほんとに早いなぁ・・・

最近は雉にも出会いがなく、それでも狩猟に行きたい僕が選んだ

ターゲット それがヒヨドリさんです!

ヒヨドリは誰でも目にすることができる身近な鳥で 実のなる木が庭にあると

必ず飛んできて「ピーヨ ピーヨ キー キー キー!」とやっかましい鳴き声

ですぐにその存在がわかります。

ヒヨドリ猟に適した猟場はといえば、まずみかん畑なんですね。

   

僕の住んでいる地方は 文旦(ぶんたん)の畑がたくさんあります。いつも

ヒヨドリが群れている所なので今日は行ってみることにしました。

群れているとはいえ どこの畑に行っても居るわけではありません

それに撃ち落しても しっかり鳥を回収しやすい所!そんなこんなで歩き

回って見つけたのがここです。



文旦を護る防風林の間から梅の木が見えると思いますが、この梅ノ木に

かなりのヒヨドリが集まってきてました。

ヒヨの好物は柑橘類や木の実 そして花の蜜!どうやら今日は梅の蜜を吸いに

集まってきてるようでした。

  

さっそく防風林の間に身を隠し待ち撃ちの態勢を整えて一服しながらヒヨを

待ちます。

     
              携帯灰皿は忘れずに!

そして そして そして・・・ 本日の猟果は

 

ほんとにたくさん獲れました!この写真を撮った後にも2羽追加して

結局10羽。このヒヨ達 文旦を食べてるし、蜜も吸ってるしでものすごく

脂が乗っててうまそうです!

ご存知ない方には、「あんな小鳥たべれるのか?」と思われるかもしれませ

んが、ヒヨドリはほんとにうまいんですよ。

この鳥の料理はまた後日発表します。

  いやぁ 大猟 大猟!



コジュケイ撃墜

2007年12月30日 | 狩猟
 久しぶりの撃墜!というか、久しぶりの狩猟です。

みなさまはコジュケイという鳥をご存知でしょうか?

姿は見た事がなくてもきっと鳴き声を聞いた経験はあるはず・・・

ちょっとした竹薮や雑木林などから「チョット・コイ、チョット・コイ」

という感じで甲高く鳴く鳥です。

   

以前に撃ちそんじた場所に行きベルを放すと、匂いを取ったと見

えて一気に藪の中に突進!ガサガサ・ガサガサ藪中をかき回します

その間、僕は銃に弾をこめて藪の外で待機していると

ベルの音がピタリとやんだ、ポイントしたようだ。

 薮の中に向かって号令をかけると

ドドドドッという羽音とともに一羽の赤茶色の鳥が舞い上がる

狙いさだめて発砲! パッと羽が散り撃墜です。

「やった!」と思っているとさらにその近辺から一羽また一羽と

どんどん飛び出し合計六羽、つまり七羽の群鳥だったんですね。

こうなると人間の思考回路と判断力は完全に停止し逃げていく

鳥を口あけて見送るだけしかできなくなってました・・・

まぁいいや、一羽あれば上等!回収してきたベルをよく褒めて鳥

の腸を食べさせ今日は撤収です。

家でさっそく調理にかかります。鳩ぐらいの鳥なのでタレをつけて

焼く「コジュケイのつけ焼き」にする事にしました。

   
          今日のコジュケイ

   これを羽むしり、腹抜き、解体していきます。

       
             すると、こうなります

この肉を醤油、砂糖、みりんで作ったタレに何度もくぐらせ

ジュージュー網焼きしできあがり!

  

お好みで七味唐辛子を少しつけて、ビールと共にいただく!

肉は柔らかく美味しい、これはかなり気に入りました。

たしかに雉は現在数少ないゲームだけど、コジュケイはかなり

生息数が多いのでちょっとこれから本気でコジュケイ猟に取り

組んでいこうかなぁ・・・などと思ってしまいました。

 それはさておき


        これまでのベルの公認撃墜数   (2)

祝!初撃墜。

2007年11月22日 | 狩猟
 ついに、ついにやりました!

僕とベルの訓練の成果ここに極まれり。

さて、僕は大変嬉しいのですがまず先に申し上げておきます

当ブログはタイトルを「セッターベルの猟犬日誌」と銘打ち純血

の鳥猟犬であるベルの成長記録と僕の趣味である狩猟・釣り

などをご紹介するものであります。猟期が始まり一週間、いまま

では僕の射撃技術の下手さから獲得した獲物もありませんでした

が今日初めての獲物を得ることができました。したがって僕の手に

よって撃ち落された鳥獣の残滓(つまり死体)の写真が今日から

このブログに出ます!しかしこれは狩猟、そして猟犬のブログです

のでご理解のほど宜しくお願い申し上げます。もしそれに抵抗の

ある方は猟期が終わる来年2月15日まで閲覧をおひかえください。



 では本題に移ります。今日は朝10時家を出発!

いつもの猟場へ。そして前から気になっていた川沿いを歩いてみる

ことにした。鴨でも出ればいいかなぁと思っていたのでした


                   こんな所です

捜索開始から約10分、ベルの様子がおかしい。しっぽを大きく

左右に振りしきりに鼻を高くしたり低くしたりしている。あきらか

に着臭している。「いるな」と思った矢先、ベルが認定ポイント

の姿勢をとった。すかさず僕は銃に弾をこめ周りを確認、人は

近くにいないか?車などはないか?   確認完了!

ベルがちらちら横目で僕を見ている。「まだですか?」そんな感じ

だ。     「行け!」

  飛び込むベル、その鼻先から ドドドドド!

色は黒い、雄雉だ。落ち着いてゆっくり銃を挙げ安全装置解除。

雉を銃の照門に乗せるように狙い発砲!弱逆光の光の中に雉の

羽がパッと散った。「やった、やったぞ!」



雉は川に着水した。僕はベルを呼んで抱き上げた。いつもは

重いこいつも今は軽く持ち上がる 「よくやった!」

ベルの頭をなでているうちに涙がでてきた。本当に嬉しい!

さぁ雉を回収だ、なにしろ水の中だし水深も少し深い。ベルを

川面まで連れ雉の方に小石を投げて僕は言った「とって来い。」

どうするかなぁ?と思っていたらザブザブ泳いでくわえて僕の方に

持ってきた。雉よりこっちのほうが嬉しかった。訓練の賜物だ!

   

 雉の首筋のコバルトブルー、グリーン、パープルへと変わる

 グラデーションは美しい、まさに鳳凰のような鳥だなぁ。

ベルが気がすむまで咬ませてやった。これでまた一皮むけるんだ!

本物の猟犬になるのだ。そして雉の腸を食べさせた。

   
          雉を見つめるベル

今日は最高の一日でした、この雉の料理なども後日

またご紹介します。ながながと読んでいただきありがとう

ございました。