高知県中部を流れる仁淀川は、古くから「贄殿川(にえどのがわ)」と呼ばれている
という。長宗我部元親が土佐を統一し、川魚漁師から漁獲高の十分の一をピンハネ
するために設けた川奉行のお達しのなかにも、物部川や四万十川は現在と同じ表記だが
仁淀川は贄殿川となっている。
贄殿とは、朝廷または神に奉る土地の産物、特に魚・鳥などを納める場所のこと。
川にこの名前を冠したということは、お上に献上する極上の鮎が、いかに多く群なしていたかの証明でもあろう。
四国の最高峰・石鎚山に源を発する仁淀川は、愛媛県側の面河川を含めた総延長が 124kmにおよぶ
徳島県の吉野川(四国三郎)、高知県の四万十川に次ぐ四国第三位の一級河川である。
流域面積も広大で多雨地帯とあって水量豊富。高知県東部の河川と比べて雄大で、かつ変化に富んだ川相は
大鮎をはぐくむすべての条件を備えていた。
しかし昭和33年、贄殿川にとって一大異変が起きる。この年、高岡郡越知町野老山に筏津ダムが完成し
上流へはほとんど鮎が遡上できなくなったのである。さらに昭和55年には、高岡郡仁淀川町に大渡ダムができ
尺鮎の清流はダム湖の底に消滅してしまった。
ダムによって流域面積が減り、流れの持つ浄化作用が低下して川自体の生産力が落ち、鮎は小型となり
天然遡上も減少の一途をたどっているという。
漁協では、贄殿川の復活を目指してさまざまな事業を推進している。鮎の放流量も10㌧ちかくに上り
一次、二次、三次放流とシーズンを通して鮎漁ができることをねがってのことだ。
産卵期の10月になると、下流・八田堰下の浅瀬6万平方メートルをブルで産卵場として整備し
この産卵場を漁協独自に「産卵保護区」に指定し禁漁とし、天然資源確保に努めている
高知新聞社発行 松木一夫著 (高知のアユ釣り)より抜粋
そのかいあってか、今年は8年ぶりに好調ということで、行ってきました仁淀川!
8月27日初釣行、釣り場(片岡) 釣果53匹!
あの快感をもう一度味わいたくて、本日9月2日またしても(片岡)地区にやってきました
釣り支度をすませ 急いで川に入ります。前回入れ掛りになった瀬肩で釣り開始!でもなんか変な雰囲気・・・
鮎は掛かるのですが2連続でバル、しかも小型が多く鮎の色じたいが白っぽい。
これは前日か朝のうちに誰か釣りまくったなぁ。結局その瀬肩で1時間粘って5匹の釣果
歩いて場所移動をし 分流の早瀬で1匹追加 「これはいかんぜよ!場所移動じゃぁ」
昼食をすませ移動してきたのが(黒瀬)と呼ばれるこの釣り場、ここはメーカーや釣具店主催の
大会などでよく使われる場所です。そのためか河原も広く4WDなら河岸まで車でいけるしなかなか良い
さっそく写真に写っている目の前のチャラで竿を出すことに。オトリ鮎をナイロン糸でゆっくり
泳がせていくと ギュンッ!と気持のよいアタリ。釣れた鮎をオトリに変えて送り出すとまたアタリ
「入れ掛りじゃ~~~!」

三重追星にしてヒレの先まで真っ黄色の天然鮎
型は16~19cmと小ぶりながらほんとに綺麗な鮎ばかりが掛かります。こういう鮎が釣れるのがいちばん
うれしい!しかも掛かり所はみんな背掛かりで最高の釣りでした
結局釣果29匹で終了。来週はもう少し釣りたいなぁ・・・
仁淀川は終漁の10月15日まで釣りができる川なので今年は通いつめようと思います。次はどんな釣りになるやら
本日の僕の仕掛け
竿 がま鮎競技スペシャルVⅢ 引抜硬中硬9m
水中糸 東レ将鱗鮎ナイロン 0.175号
鼻カン がまかつ 頂上ハナカン6号
ハリス 東レ将鱗鮎マジックハリス1号
掛け針 がまかつ ギア・激早 6.5~7号 4本錨
鼻カンまわり ノーマル仕掛け
仁淀川釣行を御計画の方はこちらを御覧になってください。
http://www.niyodogawa.or.jp/