美唄市にかつて、短期大学がありました

2013(平成25)年3月をもって在籍ゼロに、同年6月8日に閉学式を行いました。それからの活動の記録です。

元カトリック美唄教会神父

2018年06月20日 22時22分22秒 | 美唄など地域のこと
カトリック留萌・羽幌教会の神父 
マンフレード・フリデリッヒ氏について


写真:マンフレード神父
カトリック留萌・羽幌教会の神父HPより

同神父の前任地がカトリック美唄教会でした。
故・中村教授も所属していた教会が美唄教会です。
同氏のことについては、本HPでも触れました。
同氏の紹介で同神父とも懇意にしていました。
お互いに遠く、離ればなれになったので、
現在は手紙のやりとりしかしていません。

同神父の活躍の様子が紹介されている本が出ましたので、
本ページで触れたいと思います。

女子パウロ会編
『神父さま、なぜ日本に?―ザビエルに続く宣教師たち 』
(2017/5/1)

この本は、現在日本在住の15名の外国人神父を紹介した本です。
そのうちの一人がマンフレード神父です。
少し長くなりますが作家の
塩見 弘子さんの書評がありましたので引用します。

「かねてより、“神父”という生き方を選んだ人たちの
心の声を聞いてみたいと思っていた。
もしかしたら約四百年前の
キリシタン大名・高山右近という人物に興味を持ち、
ひとつの物語を編んでいく過程で、
当時の勇猛果敢な宣教師たちと出逢ったことも
大きかったのかもしれない。
ザビエル、ヴァリニャーノ、オルガンティーノ……。
みな母国に留まっていれば
相当裕福な暮らしが約束されていたにもかかわらず、
いったん神の言葉が示されると、
世界のどこへでも出向き、
いのちも顧みず使命をまっとうしていく。
生涯、神と人に奉仕していく道を選んだ彼らは
何に喜び、何に苦しんだのだろう。

その答えを『神父さま、なぜ日本に?』のなかに
見い出したような気がした。
この本に登場するのは、戦後まもなく日本へやってきて、
日本各地で宣教に従事してきた十五人の神父たちだ。
ほとんどが二十代で来日。
二度と家族には会えない覚悟で、
ヨーロッパやアメリカから一ヵ月あまりかけて貨物船でやってきた。

そんな彼らが直ちに直面したのは言葉の壁。
そこから涙ぐましいほどの日本語との格闘が始まる。
だが(特に)地方の教会には思うように人が集まらない。
だったら自分から出向いていけばいいと、
小さなバスを自ら運転してミサに来たい人を迎えに行ったのは、
広大な北海道の地に派遣されたマンフレード神父。

・・・・・・・・(以下省略します)・・・・・・・・」

週間読書人ウエブより
評者:塩見 弘子
http://dokushojin.com/article.html?i=1641




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