生涯大学 生活科 三四会

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柏南校友会「日本の進むべき道(シルクロードの旅で発見)」(7月23日)

2015年08月01日 09時58分14秒 | 日記

柏南校友会は、「日本の進むべき道(シルクロードの旅で発見)」(麗澤大学 欠端 實先生)であった。34会メンバ4名と少なかった。シルクロードから見えてくるのは、ロンドンから釜山までは陸続き、日本は島国。シルクロードで物や文化が運ばれたが、他民族の侵入・侵略は日常茶飯事だった。中国では、北方遊牧騎馬民族の侵入、トルコでは、アレキサンダー大王の征服、過酷な歴史を経て来た民族は、厳しい見方を身につけてきたが、日本は島国のため、厳しさにかけ、やさしく上品。縄文文化が一貫して継続、1万年以上も森や樹々をカミとして敬ってきた。豊かな森に恵まれた森林王国日本、国土に占める森林割合は68%、自然の中に美を見いだし、自然をカミとして礼拝し、自然をお手本に、より美しいものを作ることに情熱を燃やしてきた。ユーラシア大陸のほとんどの地域は、日本と全く異なる風土、生き方がある。日本は、女性原理・・・他者性ー他の命とともに生きることーに富んでいること。ずっと平和、細部にこだわる、米の文化、森の王国、自然親和、自然の中にカミを見る。日本以外の国々・・・男性原理、攻めたり攻められたり、麦の文化、牧畜、森林伐採。日本は、自然の中にカミを見いだし自然崇拝、の中から「神道」が生まれてきた。広く世界を見渡して己の姿を知る、振り返って己の成り立ちを再発見する、日本文化を世界の人々に発信、文化多元の世界で、楽しく生き生きと共生しよう。ヨーロッパでは鍵をかけるのが常識。外敵の侵入に備え、外国のトイレはドアに向かって座るが、日本は背中を向けて座る。日本は平和だとつくづく思った。

終わってから、Aさんの車で南柏駅まで送ってもらい、南柏「はなの舞」で軽く飲んで帰ってきた。

均ちゃん

 


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2 コメント

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麗澤講義を聴くとなぜか深刻に (ST)
2015-08-02 15:49:50
 シルクロードどころか、話が「ジグザグ」進んだにもかかわらず、見事に要旨をまとめる均ちゃんのマジシャン振りにいつもながら感心しています。
 確かに欠端先生の挙げる日本人のよさ、上品さは島国であったことや女性原理が根源にあると思いますが、国際化の現在、気候まで亜熱帯地域化し、連日の灼熱地獄。
 政治経済的にもTPP等の新たな外敵との交渉に追われ、正に「進むも地獄、退くも地獄」の「死のロード」を歩んでいるように思えます。
 例年のことですが、わが愛する能見、鳥谷もこれから約1月間「死のロード」を彷徨うことになります。
 戦後70年、生後72年、何かこの夏が一番熱く、厳しい「緊張の夏」のような気がします。
 真夏の夜の夢であってほしいです。
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なぜか深刻その2 ((TG))
2015-08-06 20:22:02
『日本は、自然の中にカミを見いだし自然崇拝の中から「神道」が生まれてきた』というのは正しいのでしょうか。
靖国の国家神道は勿論、伊勢浸透も吉田神道もそうではないように思うのですが・・・。
St.STさんの指摘する『厳しい「緊張の夏」が真夏の夜の夢であってほしい』と私も願っています。
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