生涯大学 生活科 三四会

三四会 会員相互の交流の場です

寄席芸の神髄を堪能(6/6寄席の日)

2016年06月29日 04時31分57秒 | 日記

 三四会としては4回目となる寄席観賞会が、今年も「上野・鈴本演芸場」で催されました。

 毎年6月の第1月曜日は「寄席の日」ということで、入場料金が半額に割引されます。最近はそのことが浸透されつつあり、この日も、鈴本の前の歩道の一部分に待機場所がつくられ、開場1時間前には結構な寄席愛好者が並んでいました。

 慣れた?私たち15名は、適切な前列中央席2列を確保し、各人が用意した飲食物を口にしながら、前座からこの日のトリを務める林家三三まで4時間にわたっての寄席芸を堪能しました。

 寄席芸については以前にも「三四会通信」(おお!懐かしい我が愛するミニコミ紙)に書かせてもらったことがありますが、その魅力は何といっても出演者の強烈な個人芸にあります。もちろんライブなので表情が読み取れるし、人生経験からできたしわの深さやシミまでも含めて、演者の生きざまがもろに伝わってきます。

 ぽっと出の人気者とは違う、「ここが好きなんだ、ここが私の生きる場所なんだ」という積年の思いが、出汁の利いた芸に深みを感じさせてくれるのかもしれません。

 にゃん子・金魚の金魚の「ゴリラ芸」、のだゆきの「ピアニカによる日常生活の中にある音の数々の表現」、川柳の「戦中・戦後のアカペラ歌謡」、ロケット団の「時事風刺漫才」、そして、大取の林家三三(イケメン)による、本日の出演者全員の持つ魅力を見事にまとめたまくらと古典落語のテンポの良さ! しびれました。

 今年も、とてもいいものに出会えたと、心地よい気分で鈴本をあとにしました。

                                            (S・T)  

 (ああ、責任が果たせた。これで三四会ブログからCMが消えるかも、ホット一息)