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黒部峡谷 トロッコ電車
富山駅前からレンタカーで宇奈月に向かいます。宇奈月には富山地方鉄道の電車でも行くことができますが、我々はグループなので時間と経費の節約のためレンタカーでの往復です。車が宇奈月の温泉街に入ってすぐ、珍しい行商の自転車を見つけました。なんと岩魚の炭火塩焼きを自転車の荷台に乗せて売り歩いているんです。しかもその岩魚は行商しているご本人が黒部川で釣って来た天然物とのこと!
これはぜひ食べねばと待っていましたが、二度目の遭遇は延楽の送迎バスの中だったので、残念ながら次回のお楽しみと言うことになってしまいました。
トロッコに乗るのは釧路湿原の「ノロッコ号」以来のことですが、ノロッコ号は通常のJRの車両をオープンにしただけの大きな車両なのに対して、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車は正真正銘のトロッコで、横一列に大人3人がやっと座れるくらいの幅しかありません。黒部ダム工事の作業員や資材を運ぶために敷設されたのですから、必要最小限の大きさで良いと言うことになります。
宇奈月を出発したトロッコ電車は黒部川に沿って終点の欅平を目指しますが、途中頻繁にトンネルをくぐります。今年の猛暑は黒部万年雪の黒部峡谷でも例外でなく、トンネル外を走っている時は結構暑いのですが、トンネル内は別世界で寒いくらいの温度となってしまいます。
暑い・寒い・暑い・寒い・・・を繰り返しながら、地元富山出身の室井滋さんの観光ガイドを聞いている内に、トロッコ電車は終点の欅平に到着します。客が降りた後、重連の電気機関車はトロッコから切り離され、側線を使って列車の最後尾まで移動し再び連結されます。帰り(文字通りの下り?)は、当然のことながら下流側が先頭となります。
宇奈月までトロッコ電車で戻った後は、「延楽」にて、黒部渓谷を一望出来る露天風呂や美味しい料理、それに美味しいお酒を頂きながら、湯ったり、まったりと楽しいひとときを過ごしました。