goo blog サービス終了のお知らせ 

千月板ブログ

ゆっくりゆっくり更新

灘のけんか祭り  千月板  Oct. 14th~15th, 2010

2010-12-15 17:04:02 | アート・文化


ダニエルの呪い!?

 灘と言っても「灘の生一本」の灘ではありません。こちらの「灘」は姫路の播磨灘に面した灘地区のことです。

 見に行きたくても、なかなか見ることの難しい祭りのひとつが「灘のけんか祭り」です。なぜならば祭り本来の姿の氏子(地元住民)のためのお祭りで、観光客を相手にしていないからです。日程も土日や祝日をまったく考慮しないで毎年10月14・15日に固定されておりますし、祭り見物の桟敷も山の斜面の棚田を流用したものです。もちろん棚田には持ち主がいるので、けんか祭りに参加する各地域の人たちは、棚田の持ち主から「むしろ」一枚単位で棚田のスペースを借りますが、その謝礼はビックリするくらい高いそうです。当然のことながら旅行代理店やチケットぴあなどを通して、この「むしろ」スペースが売り出されることはありませんので、通常は他所から来た観光客はむしろ桟敷席からは見ることができません。

 ただ幸運なことに、我々の知り合いの神戸の会社の社員さんで、この灘地区の出身の人がいたので、無理を言ってむしろ何枚かのスペースを借りてもらいました。祭り会場では、祭りにつきものの飲食の屋台もほとんど出ておらず、飲み物も食べ物もすべて自分達で用意して桟敷まで担ぎ上げる必要があります。これも大昔からの伝統で、この祭りの料理は当時の常識からかけ離れた豪華なもので、みなで争って贅沢の限りをつくしたので、度々贅沢禁止のおふれが出るほどだったとの事。我々の桟敷の周りの家族を見渡しても、実に豪華な料理を大量に持ち込んで宴会状態になっています。

Img_1808r

 まあ、祭り自体がとても高価で豪華な神輿を惜しげもなくぶつけあって破損しあい、壊せば壊すほど御利益があるという、他であまり例をみないスタイルだけに、祭りにはとんでもない料理を用意するのも灘地区の常識なのかも知れません。

Img_1770r

 すり鉢状の棚田から眼下に迫力ある御輿の激突と転覆を見ていると、古代ローマのコロッセオで繰り広げられた猛獣と戦士の死闘を見ている錯覚にとらわれました。桟敷の隣りに座って一緒にビールを飲みながら観戦?していたのが、ドイツ人の大男のダニエルだったから、そんな錯覚に陥ったのかも知れませんが。

おそろし!ダニエルの呪い!!

と書いてしまった以上は、このブログがダニエルに読まれないことを祈るのみです。