・
シンセン発セントレア行き?
シンセンから国内線(中国南方航空)で上海に向かうため、朝早く宝安(バオアン)空港に向かいます。早朝のためまったく渋滞にはひっかからず、予定よりかなり早く空港についてしまいました。シンセン空港は一応国際空港を名乗っており、国外ではインチョン、バンコク、クアラルンプールなどへも飛んでいる様です。
早く着きすぎた割にはチェックイン・カウンターが混雑しており、長い行列に並んでいる最中はひまなのでキョキョロしていると、国内線の出発案内表示に紐釣(ニューヨーク)や大阪があり、さらに良く見ると名古屋まであります。確かセントレア←→シンセン間のフライトはなかったはず?・・・とフライト・ナンバーを確認してみると、セントレアと上海(浦東)を往復している中国東方航空とまったく同じフライト・ナンバーです。つまりシンセンから上海に到着したMU719便は、同じフライト・ナンバーのままセントレアまで飛んで、帰り?は上海経由でまたシンセンまで戻ります。
このフライトならセントレア←→シンセン間のフライトが出来る訳ですが、上海←→シンセン間は国内線となるため入国にしろ出国にしろ、一度飛行機を降りてイミグレや税関を通る必要があり、他の国内線で乗り継ぐのと手間暇は変わらないと思います。ただ全区間同じ飛行機に乗るというだけですが、これはメリットでもなんでもないし?・・・
TCLの3Dテレビ
シンセンでは大量の乗客をさばくのにセキュリティ・ゲートはわずかしかなく、こちらも長蛇の列で、例によって上を見上げていると変なテレビを見つけました。最初は目の錯覚かと思いましたが、なんとメガネなしで3D画像の見られるTCLの3Dテレビ!
このセキュリティ・エリアでは撮影禁止なのは承知していましたが、裸眼3Dテレビをデジカメで撮影したらどんな画像になるのか興味は尽きず、ついバッグの中のデジカメを出して撮影してしまいました。セキュリティ・スタッフは当方が撮影しているのに気づいている様子でしたが、特に何も注意はありませんでした。案外この裸眼3Dテレビを撮影するミーハー(小生も含む)な人が多く黙認しているのかも知れません。結果はご覧の通りピントが合わなかっただけです。
中国国内線のビール
中国の国内線(もちろんエコノミー・クラス)は今までに10回も乗っていませんが、その度にビールを注文して試しています。その結果、ビールを積んでいないとか、有料とかって言われたことはありません。フライトによってはワインまで積んでいるフライトもありました。今回の南方航空も北京の燕京ビールをちゃんと積んでました。
・
ダブル・ライセンス
翌朝はバスで香港からシンセンを目指します。最初の訪問先がシンセン西部の蛇口なので3年前に開通したシンセン大橋を通るルートです。今までの羅湖経由と違って、広大なシンセン湾の入り口をシンセン大橋でショートカットするので随分近道に感じます。香港側のイミグレはシンセン大橋を渡った中国側にあります。と言うより中国のイミグレや税関の建物に香港のイミグレが入っていると言う感じで、バーチャル国境線?も建物の中に引いてあります。
バスは香港と中国の間を行き来出来るダブル・ライセンス(ダブル・ナンバー)車でしたが、荷物はすべてバスから降ろして自分自身で持って通関しなければならないシステムです。羅湖の時は途中に階段があり重い荷物を持った女性などは苦労していましたが、こちらのシンセン大橋では香港出国から中国入国までワンフロアーなので、重い荷物もキャスターでコロコロ引きずって行くだけで楽ちんです。
無事中国に入国できたら、香港から乗ってきたダブル・ライセンス・バスに再度乗り込みます。この画像の我々の乗ったバスは本籍?が中国の広東省で、それに香港のナンバーを着けていますので、右側通行・左ハンドル仕様です。
旧英国領の香港は日本と同じ右ハンドルのままです。
中国ナンバーの表示を我々の乗ったバスで説明すると以下の通りです。
粤Z BB04 港 = 広東省ナンバー(香港からの乗り入れ)
粤(ユエ=広東省識別符号)+ Z(乗り入れ車両)+ 英数字4桁 + 港(香港から)
ちなみに、中国の四直轄市には以下の識別符号が割り当てられています。
北京市:京(ジン)
重慶市:渝(ユー)
上海市:さんずいに戸(フー)
天津市:津(ジン)
香港ナンバーについては、以前の当方のブログでも少しだけ触れましたが、面白いことに前後でナンバーの色が違います。前部が白地に黒文字。後部が黄色地に黒文字となっています。(FA7429のナンバーです。)
・
フライパンだ!?
今回の香港行きは成田経由で、しかも前夜は埼玉で会合があったので、セントレア前泊ではなく成田に前泊して成田空港の香港行き搭乗口で他のメンバーと合流することにしました。全日空に乗るのに泊まったホテルは激安価格の日航成田です。なにせ日航成田の場合は、東京駅から成田空港までのバス代+スカイラウンジのカクテル代+朝食を足しても全日空ホテルより安い!・・・
日航成田から空港行きのシャトルバスで、時間に余裕を持って空港に向かいましたが、それでもセントレア出発組が成田に向けて飛び立った後のことです。とりあえず香港行きの搭乗口まで行ってみると、搭乗待ちの乗客達が外に向かって、カシャカシャ(古い?)と写真を撮っていますし、子ども達は「フライパンだ!」「フライパンだ!」と騒いでいます。
「えっ!? フライパンって何よ?」 と窓側へ行ってみると、そこには見慣れたブルーの全日空カラーではなく、白黒の変な飛行機が駐機していました。良く見るとパンダの模様の様です。でもフライパンって?・・・これはパンダじゃない? まだ同行する仲間達がセントレアから到着してないので、当方もパンダ・ジェットの撮影をしていると、機体の胴体部分に「FLY!パンダ」と後から取って付けた様に赤い文字で書いてありました。
この「FLY!パンダ」を当方が「フライパンだ!」と聞き違えた訳です。でも「FLY!パンダ」って言い方って、ちょっとおかしくないですか? 文法的にも間違いではなく、子どもにはわかりやすいかも知れませんが、おぢさんはちょっと違和感を感じます。(負け惜しみでしょうか?)(^^;
このFLY!パンダって、もう3年以上飛んでいるんですね!? 今回の成田発便で初搭乗するまで知りませんでした。しかもFLY!パンダの名称も小学生から一般公募したなんて・・・
・
仁川(インチョン)空港
昨夜ホテルへ帰ってから、アカスリ&マッサージをしようとしたら予約で一杯だったので、朝一番に予約を入れておいて、朝食後からリラックス・モード突入です。もちろん小生はアカスリには興味ないので、一昨日に続いて今回二回目の全身マッサージです。今回の担当はスキンヘッドでがっちりした体格のプロレスラーみたいなおじさん!・・・見た目でちょっと心配しましたが、とても丁寧なマッサージで旅の疲れもすっかりほぐしてもらいました。
ランチは仁川空港でゆっくりと楽しもう!と、早めに仁川へ向かいました。想定していたより高速道路が空いていたので、仁川ではビールをゆっくり楽しむ時間も出来てしまいました。ランチのメニューは韓流ドラマでおなじみのジャージャー麺と、韓国風酢豚&餃子の組み合わせ。また珍しいことにエルディンガー・ビールの生サーバもあったので飲んでみました。エルディンガーを飲むのはたぶん初めてだと思いますが、これが予想外のうまさ!・・・ついお代わり重ねてしまいました。その後、搭乗ゲート前のカフェテリアではhite、アシアナの機内ではCassと、本日も美味しい麦酒三昧の一日でした。