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チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョ
チヴィタ・ディ・ヴァニョレージョは、「滅び行く村」とか「死に行く町」とか呼ばれ、村の人口は20人を切ったとか? 四方八方を浸食され続けて残った断崖絶壁の、猫の額ほどの土地に村の家々がひしめいています。人口20人ではバールの経営は成り立たないかと思いきや、立派なバールが一軒、村の門をくぐった最初の石造りの建物の中にありました。これは帰りに立ち寄って、モーニング・エスプレッソならぬモーニング・マルティニを一杯!・・・
村の中を散策・・・と言っても小さな村ですから、すぐに村の反対側まで到達してしまいます。村のたった1本のメインストリート(中世の石畳の道のままで自動車は通れない)を折り返し、このバールに入ってみます。村で一軒しかないので「バール」と言うだけで名前は無い様です。
バールのカウンターでは若いイタリア娘がひとりで切り盛りしており、変な東洋人が入って来たにもかかわらずとても愛想がいい。カウンターの後ろの酒瓶が並んだ棚を眺めると、アマレットの特徴あるボトルが目に入ったので、急遽朝からアマレットを飲むことに変更。アマレットを飲みながらバール内を見渡すと、隅々まできれいに掃除されており大変気持ちのいい店だということがわかった。とても中世の石造りの建物の中とは思えない。
ゆっくりアマレットを楽しんでいると、普段着の村の住人らしいおじさんが入って来てエスプレッソを注文。娘と世間話を2~3した後、そそくさと小銭を払って出て行ってしまったので、当方も勘定を払いチップをおいて店を出た。