仙台POSSE(NPO法人POSSE仙台支部)活動報告

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最近の送迎事業のご報告~3年目の3.11を迎えて~

2014-03-23 21:40:53 | 活動報告(送迎支援)

 

前回のご報告からしばらく空きましたが、最近の送迎支援活動のご報告をさせていただきます。

 

 

201439日(日)蒲生地区慰霊祭送迎

 

 この日は仙台市宮城野区の蒲生地区の人々が多く居住している仮設住宅の人々を蒲生地区の中野小学校跡地近辺で開催された慰霊祭へお送りしました。私たちの送迎する仮設以外からの来場者も多く、震災後バラバラになってしまっているなかでの久しぶりの再会に涙する人々もいました。犠牲者の一人ひとりが記された立て看板もたっており、それを見ても涙する人や、そこからしばらく動かない人もいました。私たちも改めて犠牲者に祈りをささげました。

 

2014311日(火)3.11イベント@扇町一丁目公園仮設

 

 震災から3年が経ったこの日、私たちが送迎支援を行っている扇町一丁目公園仮設で、住民の方々や東北学院大学の学生や東北学院中学・高等学校の生徒たちと、震災の犠牲者に対する慰霊祭を行いました。私たちは毎年この仮設で慰霊祭を行っていますが、少しづつ仮設住民の数は減っており、このイベントへの参加者も一昨年、昨年と比べては減っていました。理由は様々ですが、多いのが住宅再建もしくは民賃への移動です。仮設住宅を出て過ごしやすい住居でこれから生活していくことができる人が増えることはとても喜ばしいことだと思います。ですが、仮設住宅にはまだまだ多くの人が残っています。こちらの仮設でも約90世帯はまだ居住しています。それらの人々は現在仙台市が建設している復興公営住宅の完成待ちや自宅の建設待ちの方々が多い一方、仮設を出ていく先の見通しが立っていない人もいます。また、家賃が低減される復興公営住宅への入居を申し込んでいる人も家賃支払いなどへの不安は大きく、実際移れるかどうかわからない人もいます。現在被災者が抱えている大きな不安は生活に関する不安です。3.11を迎えて震災の被害に思いをはせる方々が多いと思いますが、是非仮設住民の方々が今直面している生活の問題に目を向けていただければと思います。


 

 

仮設の方々からは「仮設から出ていけるまで(送迎を)やってくれ」という声は多く、私たちは4年目となる今年も、被災者の方々の復興の手助けになるようにできる限り送迎支援を続けていきます。

 


 

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