NPO法人POSSE・就労支援事業部は、他機関との連携体制の構築に力を入れています。就労支援では、現在56件の支援を行っている内、就職決定者が10名に到達しました。支援開始4ヶ月で10名に達したことはスタッフとしてもとても嬉しい思いです。
その一方で、なかなか就職の目途が立たない方も多くいらっしゃいます。そのような方々は、多様な課題(ニーズ)を抱えており、一つの就労支援機関がその全員を抱え込んで、解決することは非常に難しいことです。
そこで、現在利用されている方々の就労のための課題(ニーズ)を洗い出して、そのニーズにうまく対応できる支援メニュー(社会資源)を持っている団体と連携して、支援することにしました。
たとえば、コミュニケーションを非常に不得手とする方に対しては、障害の有無に関わらず、宮城障害者職業センターと連携した支援を行っています。この機関は就職活動や就職後に必要なコミュニケーションの練習に関して、深い知見と充実した支援メニューを持っています。また、この機関に在籍するジョブコーチ(職場適応援助者)が、利用者(労働者)の職場適応のために、会社と利用者の双方をサポートします。そのため、利用者の課題を会社の側もしっかりと把握した上で、採用と採用後の指揮命令が可能になり、利用者の職場適応が可能になります。
他にも、学校や職場で人間関係に苦労されてきた若い方で、仲間の支えが必要になっている方の支援については、せんだい若者サポートステーションとの連携を図っています。この機関では、「サロン」「お仕事サロン」といった支援メニューを利用して、これまでに苦労を重ねてきた若者同士で話して、仲間を作る場を設けています。支え合える同年代の仲間を作ることは、就職活動をする上で、技術的にも、精神的にも大きな力になるはずです。
このように、利用者それぞれのニーズを把握した上で、そのニーズを満たす支援メニューが他の機関にある場合、その機関と連携して支援することが必要になってきます。
私たちがこの「つなぎ」で気をつけていることは、障害者だから障害者の就労支援機関、母子家庭だから母子家庭の就労支援機関に任せるといったことを行わないことです。既存の福祉のカテゴリーに捉われないこと、利用者を他機関に丸投げしないことが重要だと考えています。それぞれの利用者のニーズを満たせる支援メニューを持っている(それは必ずしも有形のものでなくてよいが。)機関と連携して一緒に支援していくことが求められているのです。
今後もPOSSEは、他の支援機関との連携を深めて、いっそう充実した支援ができるよう、尽力していきます。
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仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。
NPO法人POSSE仙台支部
法人代表:今野晴貴
所在地:宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 キクタビル6階
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
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その一方で、なかなか就職の目途が立たない方も多くいらっしゃいます。そのような方々は、多様な課題(ニーズ)を抱えており、一つの就労支援機関がその全員を抱え込んで、解決することは非常に難しいことです。
そこで、現在利用されている方々の就労のための課題(ニーズ)を洗い出して、そのニーズにうまく対応できる支援メニュー(社会資源)を持っている団体と連携して、支援することにしました。
たとえば、コミュニケーションを非常に不得手とする方に対しては、障害の有無に関わらず、宮城障害者職業センターと連携した支援を行っています。この機関は就職活動や就職後に必要なコミュニケーションの練習に関して、深い知見と充実した支援メニューを持っています。また、この機関に在籍するジョブコーチ(職場適応援助者)が、利用者(労働者)の職場適応のために、会社と利用者の双方をサポートします。そのため、利用者の課題を会社の側もしっかりと把握した上で、採用と採用後の指揮命令が可能になり、利用者の職場適応が可能になります。
他にも、学校や職場で人間関係に苦労されてきた若い方で、仲間の支えが必要になっている方の支援については、せんだい若者サポートステーションとの連携を図っています。この機関では、「サロン」「お仕事サロン」といった支援メニューを利用して、これまでに苦労を重ねてきた若者同士で話して、仲間を作る場を設けています。支え合える同年代の仲間を作ることは、就職活動をする上で、技術的にも、精神的にも大きな力になるはずです。
このように、利用者それぞれのニーズを把握した上で、そのニーズを満たす支援メニューが他の機関にある場合、その機関と連携して支援することが必要になってきます。
私たちがこの「つなぎ」で気をつけていることは、障害者だから障害者の就労支援機関、母子家庭だから母子家庭の就労支援機関に任せるといったことを行わないことです。既存の福祉のカテゴリーに捉われないこと、利用者を他機関に丸投げしないことが重要だと考えています。それぞれの利用者のニーズを満たせる支援メニューを持っている(それは必ずしも有形のものでなくてよいが。)機関と連携して一緒に支援していくことが求められているのです。
今後もPOSSEは、他の支援機関との連携を深めて、いっそう充実した支援ができるよう、尽力していきます。
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仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。
NPO法人POSSE仙台支部
法人代表:今野晴貴
所在地:宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 キクタビル6階
TEL:022-266-7630
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