ボランティア活動報告～引越支援・ニーズ聞き取り調査に参加して～

　私は仮設住宅へ荷物搬入のお手伝いと、仮設住宅でのニーズ聞き取り調査に参加させていただきました。まず、10月23日に部屋の後片付けをお手伝いしましたが、大規模半壊で部屋が歪んでおり、正直住めるのかと思う状況でした。部屋の中は地震で散乱しており、明らかに一人では片付けられない程荒れていました。私は初めての訪問でしたが、以前にもPOOSEが引っ越し作業をお手伝いしたということもあり、そこの住民の方はこれまでの身の上話を話してくれました。仮設住宅は狭く、圧迫感があり収納が少ない上に壁が薄く、これからの寒さが心配な面がありました。仮設住宅を実際に見たのは初めてでしたが、思っていたよりも酷い状況に驚きました。
　次に10月25日に仮設住宅でニーズ聞き取り調査をしました。そこで思ったことは、集会場があるにも関わらず、集会に参加していない方が多いということです。集会では、ボランティアの支援はもちろん、生活に必要な情報を得ることができる良い場所ですが、住民同士の関係が薄いため、参加に消極的だというのが現状です。また、義援金を理由に生活保護を打ち切られ、厳しい生活を強いられている方がいました。私は、震災と生活保護は全く関係ないと思っていたので、そんな状況に驚いたのと同時に自分は何も知らないのだと恥ずかしくなりました。POSSEの活動を通して、生活面や教育など様々な社会問題と直面して自分の無知さを痛感し、勉強が必要だと強く思いました。大事なことは、復興支援をしつつ被災者の方との信頼関係を築き、生活上での隠れた悩みや問題を明るみにし、解決のお手伝いをすることだと思います。これからは現状をきちんと知り、継続してボランティアに取り組んでいきたいと思います。
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仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

ＮＰＯ法人ＰＯＳＳＥ仙台支部
所在地：宮城県仙台市青葉区一番町4－1－3 仙台市市民活動サポートセンター気付
TEL：022-266-7630
Email：sendai@npoposse.jp
HP：http://www.npoposse.jp/
BLOG：http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
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