仙台POSSE(NPO法人POSSE仙台支部)活動報告

仙台POSSEは、労働相談・生活相談をお受けしています。ボランティアも募集中です。お気軽にお問い合わせください。

送迎支援現場報告―おいだき設備の設置―

2012-09-23 14:49:28 | 活動報告(送迎支援)
9月7日
 扇町一丁目仮設住宅では、希望者に対してそれまで各世帯に設置されていた給湯器を追い焚き機能がついた給湯器に交換する工事が行われていました。



 追い焚き機能があれば、一度冷めてしまったお風呂のお湯を再び温め直すことができます。仙台の冬は寒い時でマイナス5度に達します。ただでさえ壁が薄く防寒性能の低いプレハブ仮設住宅です。追い炊き器は生活をしていくうえで不可欠な設備の1つだといえるでしょう。住民の方から「工事が遅い」という声がでていました。なぜ今頃・・という対応だといえます。



 多くの方が工事を希望されるなか、金銭的な理由から工事を希望しない方もいらっしゃいました。工事自体は無料ですが、追い炊きには多くの電気代がかかるからだそうです。仮設の住民は住居費が無料であっても、生活のためにかなりの節約を余儀なくされています。

****************************
仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

NPO法人POSSE仙台支部
法人代表:今野晴貴
所在地:宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 キクタビル6階
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
****************************

送迎の現場から

2012-09-13 20:38:17 | 活動報告(送迎支援)
8月10日(金)に扇町1丁目で、つるがやリフレッシュ倶楽部による健康体操が行われました。

前半は健康診断のお知らせと夏バテ対策の食事、熱中症予防の指導です。



後半は介護予防の体操です。
体操は椅子に深く座り、地面に足がつくように体を安定させてから始まります。



雑談を交えつつ始終和やかな雰囲気で進みました。

健康体操の前後には保健師の健康相談もあり、時折医療機関や外部のサービスに繋げる場面も見られました。住民同士や外部との交流が、生活上の不安や問題を一人で抱え込まないための手段の一つとなります。相談だけでなく実生活の支援を今後も続けていければと思います。

****************************
仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

NPO法人POSSE仙台支部
法人代表:今野晴貴
所在地:宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 キクタビル6階
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
****************************

【紹介】送迎支援事業

2012-09-04 20:39:58 | 活動報告(送迎支援)


 震災から1年と半年が過ぎようとしています。しかしながら、仮設住宅は日々の生活を送るうえで不便なままです。最寄りのスーパーマーケットまで片道2キロ、いつも通っている病院まで片道5キロという立地が珍しくありません。プレハブ仮設住宅の設置に、住宅街から遠く離れた運動公園や工業団地の空き地を利用したのが原因となっています。仙台POSSEは仮設住宅で乗合送迎バスの運行を行い、住民の方に日々の生活の足を提供しています。送迎バスは2012年7月現在、仙台市宮城野区の6つの仮設住宅で仮設ごとに週に2、3日の運行となっています。スタッフは学生ボランティアと現地雇用のプロのドライバーで、学生ボランティアはバスに同乗し、バスのルートの調整や、住民の方との交流をしています。

 仮設住宅には自力で入居先を探せなかったお年寄りの方や、金銭的に余裕がない方が多く入居されています。移動手段は自分の足だけという方も決して少なくありません。もちろんすべての仮設住宅や入居者がそのような立地や状況であるというわけではありませんが、いまもなお大勢の方がすぐ近くにスーパーマーケットも病院もない場所で移動困難を抱えながら日々を送られています。

 また、仮設住宅の抱える問題として、「孤立」してしまった人が数多くいるということが、支援を通じて見えてきました。今回の震災では、津波の被害が大きかったため、被害を受けた地域で1つの仮設住宅に入るケースが多く見受けられました。入居者同士が初めから顔見知りという具合です。しかし、たまたま地震の被害のために全く別の地域からその仮設住宅に入る方もいます。そのような方はもとからある地域のコミュニティに入りにくく、日中も家にこもりきりになりがちです。また、仮設住宅によっては住民がさまざまな地域から入居していて、住民間の交流が全くないところもあります。経済的に決して楽ではない生活の中での「孤立」という問題は大きな負担となってのしかかっています。

 こうした仮設住宅と入居者の状態を踏まえて仙台POSSEの送迎事業は単なる移送手段の提供だけを目的にはしていません。送迎バス自体が住民間の交流の場となることや仮設住宅でのイベントを行うことで仮設住宅でのコミュニティ形成の支援、つまり「孤立」してしまう人を減らすこと。また、生活苦を抱えていらっしゃる方に煩雑な義捐金の申請や生活保護の情報提供や同行支援をすることまでを目的としています。単なる移動支援にとどまらないで、できる限りの生活支援を行っていこうというスタンスです。

 イベントは毎回テーマを変えて開催しています。住民の方、仙台POSSE、時にはほかの支援団体を交えてBBQやマッサージ、ダンスなどを行い、多くの住民の方と交流を深めています。仙台POSSEの送迎事業にはさまざまな目的がありますが、被災者の生活を支えるためには、様々な支援が不可欠となっています。

 仙台POSSEでは随時、一緒に送迎事業に取り組んでくれるボランティアを募集しています。「被災地での支援活動に参加してみたい!」「被災地で起きているさまざまな問題に取り組みたい!」という熱いお気持ちをお持ちの方や、このブログや各メディアの記事で興味を持たれた方はどうぞお気軽に仙台POSSEまでお問い合わせください。

****************************
仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

NPO法人POSSE仙台支部
法人代表:今野晴貴
所在地:宮城県仙台市青葉区本町1-14-20 キクタビル6階
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
****************************

送迎活動に参加してみて

2012-02-24 23:51:09 | 活動報告(送迎支援)
 仙台市の仮設住宅での送迎活動に参加させていただきました。活動、住民の方たちとの交流、及びその後の学習を通して、被災地、仮設住宅での悲惨な現状を目の当たりにしました。メディアからある程度の情報が得られていると思っていましたが、ほとんどは表面的なものであったと痛感しました。百聞は一見にしかずとはいいますが、本当にその通りです。その中で市民団体、NPO法人といった組織が被災者の自立を支援するという意味でいかに不可欠なものとなっているかも分かりました。

 また、義援金を貰ったからという理由で生活保護を打ち切るといった常識的に異常な対応が罷り通ってしまっているようなこの現状に異を唱える団体、メディアのあまりに少なさに愕然としました。POSSEはその数少ないうちの一つだと思います。POSSEに参加して間もない私ではありますが、これからも積極的に活動に参加して、微力ながらよりよい社会を作る手助けができたらな、と考えています。よろしくお願いします。

****************************
仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

NPO法人POSSE仙台支部
所在地:宮城県仙台市青葉区一番町4-1-3 仙台市市民活動サポートセンター気付
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
****************************

『仙台商圏』にPOSSEの送迎事業が紹介されました!

2011-12-01 04:15:58 | 活動報告(送迎支援)

 『仙台商圏』(『仙台経済界』臨時増刊号 2012年版)にて、仙台POSSEの送迎バス事業が紹介されています。「レポート買い物難民 スーパーが遠い仮設住宅」という記事の中で紹介されました。この記事が掲載されたのは、目次より前の、人目につきやすいところです!
『仙台商圏』についてはこちらをどうぞ。


 記事の一部をご紹介します。
 仮設住宅で買い物に不自由している人たちを支援しているNPO法人のposse(本部:東京)では、扇町一丁目と四丁目公園、福田町南一丁目公園仮設住宅で、ワゴン車などによる送迎支援を行っている。同法人仙台事務所の渡辺寛人氏は「最初は通院にお困りの方をサポートする支援でしたが、買い物に不自由している方も多いので支援を広げました。お年寄りの方は、15~30分歩くのも大変な方がいます。住み慣れない町だと、余計に移動時間がかかるようです」と言う。扇町一丁目の水越さんも同支援の利用者で、家具など重い物を買う際には、posseの車で送迎してもらうという。

 こちらが送迎の様子です。





 POSSEの送迎事業については当ブログでもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

扇町1丁目仮設住宅で送迎車の運行を開始しています!

福田町南一丁目公園仮設住宅で送迎バスの運行を開始しました!

****************************
仙台POSSEでは、この度の東日本大震災における被災者支援・復興支援ボランティアを募集しています。ボランティアに参加したいという方は、下記までお問い合わせください。

NPO法人POSSE仙台支部
所在地:宮城県仙台市青葉区一番町4-1-3 仙台市市民活動サポートセンター気付
TEL:022-266-7630
Email:sendai@npoposse.jp
HP:http://www.npoposse.jp/
BLOG:http://blog.goo.ne.jp/sendai-posse
****************************