「100年に1人、10年に1人の選手です」と日本女子プロゴルフ協会の小林浩美会長も驚いた。
韓国の高校2年生、16歳の金孝周が幾つもの記録を更新し、初優勝した。
「スコアボードを見ると成績が悪くなるので、見ないようにした。
18番で初めてボードをみてびっくりした。
優勝して本当にうれしい」
ドライバーの飛距離は240ヤードという飛ばし屋だが、この日はアイアンの距離感が抜群だった。
ラフからでも好位置にボールをつけ、6位スタートで7打差あった首位との差は前半だけで埋め、最後は2位に4打差をつける圧勝だった。
今季の韓国女子ツアー開幕戦「ロッテマート女子オープン」で2位に大差をつけ優勝。
「第2の申ジエ」と呼ばれ、韓国での評価は高い。
6歳からゴルフを始め、中2で韓国のナショナルチームに選ばれた。
高校の授業は午前中で終了。
アンソンジュ、金庚泰らを育てた、韓国ナショナルチームのコーチが指導するゴルフアカデミーで午後9時過ぎまで練習する。
特にアイアンなど「ショートゲーム」の練習は厳しく、その精度がこの優勝に生かされた。
次々と若手選手が出てくる韓国ゴルフ界。
日本人による6試合ぶり優勝を阻まれ、小林会長は「日本も若手育成面で、もっと頑張らないといけないですね」と話すしかなかった。
(村田雅裕)
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