大阪市内の校正印刷会社で働いていた男性5人が胆管がんを発症し、4人が死亡した問題で、東京都と宮城県の印刷会社2社でも元従業員の男性計2人が胆管がんになっていたことが厚生労働省への取材でわかった。
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同省は、印刷業で使われる化学物質が原因の可能性があるとして、全国の労働基準監督署を通じて実態調査を行うことを決めた。
同省によると、先月、大阪のケースが報道された後、東京と宮城の別々の印刷会社の元従業員にも、胆管がん患者がそれぞれ1人いるとの情報が地元の労基署に寄せられた。うち1人は死亡しているという。
実態調査は、正式な印刷の前に仮刷りして色合いなどを確認する校正印刷を行う約500社を対象に実施する。校正印刷では、印刷機に付いたインクを繰り返し落とすため、化学物質を含んだ洗浄液を頻繁に使うという。大阪市内の印刷会社のケースを巡っては、産業医科大の熊谷信二准教授(労働環境学)らが、化学物質との関連を指摘する調査結果をまとめており、同省は今後、関連を調べていく。
(2012年6月12日15時21分
読売新聞)
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