財務省が9日発表した2月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービス、投資などの取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同月比30・7%減の1兆1778億円となった。
1月は過去最大の経常赤字だったが、2カ月ぶりに黒字に転換した。
自動車などの輸出が伸び、貿易収支が5カ月ぶりに黒字に転じたのが、経常収支が黒字化した主な要因。
ただ、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)の需要増で輸入が膨らみ、黒字幅は前年より縮小した。
輸出額は前年同月比2・0%減の5兆2477億円と5カ月連続で縮小。
輸入額は11・1%増の5兆1456億円と26カ月連続で増えた。
海外投資から得られる利子や配当などの所得収支の黒字額は3・9%増の1兆2430億円だった。
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