1912年に処女航海で沈没した豪華客船、タイタニック号は今年100周年。
この客船の悲劇を描いたジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作を、監督自ら3D化した映画「タイタニック3D」が7日、公開される。
多くの人々が何度も見たであろう名作。
兵庫県神戸市内で取材に応じた英国食卓文化研究家、佐藤よし子さんが「作品をより豊かに楽しむ見方」を伝授してくれた。
(橋本奈実)
■あの船上でのポーズだけじゃない!?
映画「タイタニック」は97年公開時、レオナルド・ディカプリオ演じる画家志望のジャックと上流階級の娘、ローズ(ケイト・ウィンスレット)の身分違いの愛が話題となったが…。
神戸に、日本初の英国式フィニッシングスクール(マナーや教養などを教える場)を開校した佐藤さんは言う。
「例の船上でのポーズや悲恋が注目されてましたけど。
それだけじゃ、もったいない。
あそこまできっちり時代考証をしている映画は、本当に少ないんですよ」。
3D版では衣装や髪形、調度品、食器、観葉植物、絵画、マナー、言葉など細部のディテールに目を配りながら見ると、より楽しめるという。
「ワゴンに乗せられたお菓子ひとつとっても、19世紀に流行ったものなんですよ。
ものすごくリサーチされたんだと思いますね」
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