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独学のすスめ
教授学習法
( ゜д゜) 生ものは生きているっ!
現在所属しているとある私的研究会の関係で,最近,教授学習法に関連する本や論文を読み漁っている雪本さん。
教授学習法というのは,教育学における教授法と,心理学における学習法の研究成果に基づいて誕生した学問領域の一つです。そして心理学者である雪本さんは,心理学からみた学習法や教授学習法については多少なりとも知っていたわけですが,教育学からのそれをちゃんと勉強したことがありませんでした。
今回,少し真面目に心理学及び教育学の両方の観点から,教授学習法がどのようなものかを勉強しています。
教育学における教授学習法の本を10冊近く,論文を数本,読んでおります。
この作業のおかげで,伝統的教授法というものが何か,その輪郭程度ですが,つかめた気がします。心理学における教授学習法についての解説として,この伝統的教授法を悪玉扱いして,それを克服するために,心理学者が一生懸命新しい教授法を開発した……そんなストーリーが描かれています。でも,その伝統的教授法がどのような経由で誕生したのか……それは教育学の文献を読まないとわからないわけです。
学際的領域に関心がある僕にとってなかなか面白い作業です。
現在所属しているとある私的研究会の関係で,最近,教授学習法に関連する本や論文を読み漁っている雪本さん。
教授学習法というのは,教育学における教授法と,心理学における学習法の研究成果に基づいて誕生した学問領域の一つです。そして心理学者である雪本さんは,心理学からみた学習法や教授学習法については多少なりとも知っていたわけですが,教育学からのそれをちゃんと勉強したことがありませんでした。
今回,少し真面目に心理学及び教育学の両方の観点から,教授学習法がどのようなものかを勉強しています。
教育学における教授学習法の本を10冊近く,論文を数本,読んでおります。
この作業のおかげで,伝統的教授法というものが何か,その輪郭程度ですが,つかめた気がします。心理学における教授学習法についての解説として,この伝統的教授法を悪玉扱いして,それを克服するために,心理学者が一生懸命新しい教授法を開発した……そんなストーリーが描かれています。でも,その伝統的教授法がどのような経由で誕生したのか……それは教育学の文献を読まないとわからないわけです。
学際的領域に関心がある僕にとってなかなか面白い作業です。
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社会集団のAGIL機能
( ゜д゜) 階段を歩いて息切れ
んで。なんとなくパーソンズのAGIL図式について。
社会学とは,社会を調べる学問となるわけですが,パーソンズという人は社会システムを認識する抽象的な道具を開発してくれました。この認識道具がなかなかの優れもので,応用範囲が広かったらしく,一時期は統一理論として普及していたそうです。
ただし,道具というのは須く適用範囲があって,使用上の注意を守らなければなりません。あまり便利だからといって,本来その道具が想定していない対象についても,強引に使うのはよろしくないわけです。
このAGIL図式は,均衡的社会を想定した場合,いわば比較的短いスパンの社会システムを認識する道具としては良いわけですが,長期的な社会システムに適用しようとする,ダイナミクス的な社会メカニズムを捉えられないわけです。まあ,そんなところから,この認識道具に対する批判が出たりするわけですな。
とはいえ,比較的静的な社会集団を認識する道具としてはまだまだ有効ではないかと考えています。
んで,そのAGIL図式というのは何でしょうか?
社会集団には主要な機能があるとパーソンズは考えたわけです。機能なので,集団の大きさとか,そういうのは無視しています。また,あくまでもその集団を一つのシステムとして捉えるので,その集団の所属メンバー個々人に注目するわけではありません。
その主要な機能というのがAGILなのです。これは英単語の頭文字を取っています(集団がどのようなものなのかを考えながら機能を説明します)。
集団というものは,その「集団たらしめる何か」雰囲気というかパターン(○○らしさ)があるわけです。この「○○らしさ」があるからこそ所属メンバーが変化しても,集団だと認識できるわけです。このような「○○らしさ」を作って,維持する機能が【L(潜在性/パターン維持)機能】です。
(´-`).。oO(集団内部の教育的機能)
ただし,このような「○○らしさ」があるからといって集団は保たれるわけではないです。例えば僕たちは「日本人社会集団」に所属しており,「日本人らしさ」を教育されています。しかし,人には個性がありますから,そのような教育に比較的素直な反応を示す人がいれば,反発をする人もいます。ましてや「同じ日本人だから……」という雰囲気で,対人関係がスムーズにいくわけではありませんよね? 当然集団内部を調整する機能が必要になります。これが【I(統合)機能】です。
(´-`).。oO(集団内部を統制する司法機能)
さて,そんな「そこそこまとまっている集団」は,その集団単独で存在しているわけではありません。他にも集団があり,それらを含めた外部状況の中にいるわけです。すると,その外部状況の中で何かの役割を果たすことになります。何かの目標を設定して,その目標を達成しようとするわけです。この目標達成機能が【G機能】です。
(´-`).。oO(集団外部に対する政治(外交)機能)
このように目標達成に向けて活動を行うわけですが,それほど簡単に目標が達成されるわけではありません。長期的な活動になるでしょうから,その目標活動を達成できるまでの間,外部環境の中に生存し続けなければなりません。これは外部環境に適応することを意味します。これが【A機能】ですね。
(´-`).。oO(集団外部から集団を維持するサービスを得る経済機能)
んー,本当は「外部/内部」「手段的/目的的」と絡めて話をするのならば,L機能は内部+手段的,I機能は内部+目的的に説明しなければならないんだけど……ま,いいや。
んで。なんとなくパーソンズのAGIL図式について。
社会学とは,社会を調べる学問となるわけですが,パーソンズという人は社会システムを認識する抽象的な道具を開発してくれました。この認識道具がなかなかの優れもので,応用範囲が広かったらしく,一時期は統一理論として普及していたそうです。
ただし,道具というのは須く適用範囲があって,使用上の注意を守らなければなりません。あまり便利だからといって,本来その道具が想定していない対象についても,強引に使うのはよろしくないわけです。
このAGIL図式は,均衡的社会を想定した場合,いわば比較的短いスパンの社会システムを認識する道具としては良いわけですが,長期的な社会システムに適用しようとする,ダイナミクス的な社会メカニズムを捉えられないわけです。まあ,そんなところから,この認識道具に対する批判が出たりするわけですな。
とはいえ,比較的静的な社会集団を認識する道具としてはまだまだ有効ではないかと考えています。
んで,そのAGIL図式というのは何でしょうか?
社会集団には主要な機能があるとパーソンズは考えたわけです。機能なので,集団の大きさとか,そういうのは無視しています。また,あくまでもその集団を一つのシステムとして捉えるので,その集団の所属メンバー個々人に注目するわけではありません。
その主要な機能というのがAGILなのです。これは英単語の頭文字を取っています(集団がどのようなものなのかを考えながら機能を説明します)。
集団というものは,その「集団たらしめる何か」雰囲気というかパターン(○○らしさ)があるわけです。この「○○らしさ」があるからこそ所属メンバーが変化しても,集団だと認識できるわけです。このような「○○らしさ」を作って,維持する機能が【L(潜在性/パターン維持)機能】です。
(´-`).。oO(集団内部の教育的機能)
ただし,このような「○○らしさ」があるからといって集団は保たれるわけではないです。例えば僕たちは「日本人社会集団」に所属しており,「日本人らしさ」を教育されています。しかし,人には個性がありますから,そのような教育に比較的素直な反応を示す人がいれば,反発をする人もいます。ましてや「同じ日本人だから……」という雰囲気で,対人関係がスムーズにいくわけではありませんよね? 当然集団内部を調整する機能が必要になります。これが【I(統合)機能】です。
(´-`).。oO(集団内部を統制する司法機能)
さて,そんな「そこそこまとまっている集団」は,その集団単独で存在しているわけではありません。他にも集団があり,それらを含めた外部状況の中にいるわけです。すると,その外部状況の中で何かの役割を果たすことになります。何かの目標を設定して,その目標を達成しようとするわけです。この目標達成機能が【G機能】です。
(´-`).。oO(集団外部に対する政治(外交)機能)
このように目標達成に向けて活動を行うわけですが,それほど簡単に目標が達成されるわけではありません。長期的な活動になるでしょうから,その目標活動を達成できるまでの間,外部環境の中に生存し続けなければなりません。これは外部環境に適応することを意味します。これが【A機能】ですね。
(´-`).。oO(集団外部から集団を維持するサービスを得る経済機能)
んー,本当は「外部/内部」「手段的/目的的」と絡めて話をするのならば,L機能は内部+手段的,I機能は内部+目的的に説明しなければならないんだけど……ま,いいや。
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AGIL図式
( ゜д゜) 社会集団研究の専門家は社会学者?
ひっそりひそひそと,世の中の学問を独学していたりする雪本さん.どんな学問体系に興味を持っているのかなと自省してみると,社会科学系が結構多いなぁ,と気づきましたよ? 経済学,政治学,法律学,教育学,宗教学,社会学など(哲学もありますが,人文科学ということでひとまず除きます).
さて,「体系化」に非常に執着する雪本さんは,これら複数の学問を高次で統一的に体系化できないかなぁ,と想ったりしていたときに注目したのが<AGIL図式>というものです.
んーと,社会学の偉人の一人にタルコット・パーソンズがいます.彼は,社会を認識するための枠組み・道具作りに腐心した人で,その成果として「AGIL図式」というものを開発しました.一昔前は,社会学における包括理論として一世を風靡していたほど,多くの人に注目されてきました.
ここで詳細は省きますが,このAGIL図式というのは,社会集団には,基本的な四つの機能を持っていると教えます.その四つの機能が,適応(Adaptation),目標達成(Goal-attainment),統合(Integration),パターン維持(Latency/Pattern mainyennce)です.んで,国レベルの社会集団ならば,それぞれの機能が,政治,経済,教育,宗教などなどが相当すると述べています(ちとうろ覚え).
( ゜д゜) んぁ? AGIL図式的社会学で政治学,経済学,宗教学などを体系化できそうだなぁ
……こんな感じの今日のぼやき.つか,思いつきですよ?
ひっそりひそひそと,世の中の学問を独学していたりする雪本さん.どんな学問体系に興味を持っているのかなと自省してみると,社会科学系が結構多いなぁ,と気づきましたよ? 経済学,政治学,法律学,教育学,宗教学,社会学など(哲学もありますが,人文科学ということでひとまず除きます).
さて,「体系化」に非常に執着する雪本さんは,これら複数の学問を高次で統一的に体系化できないかなぁ,と想ったりしていたときに注目したのが<AGIL図式>というものです.
んーと,社会学の偉人の一人にタルコット・パーソンズがいます.彼は,社会を認識するための枠組み・道具作りに腐心した人で,その成果として「AGIL図式」というものを開発しました.一昔前は,社会学における包括理論として一世を風靡していたほど,多くの人に注目されてきました.
ここで詳細は省きますが,このAGIL図式というのは,社会集団には,基本的な四つの機能を持っていると教えます.その四つの機能が,適応(Adaptation),目標達成(Goal-attainment),統合(Integration),パターン維持(Latency/Pattern mainyennce)です.んで,国レベルの社会集団ならば,それぞれの機能が,政治,経済,教育,宗教などなどが相当すると述べています(ちとうろ覚え).
( ゜д゜) んぁ? AGIL図式的社会学で政治学,経済学,宗教学などを体系化できそうだなぁ
……こんな感じの今日のぼやき.つか,思いつきですよ?
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