DRIVING~DiaRy of racIng deVelopment IN Grid~

DRIVING
【名:運転、推進、駆動 形:心をとらえる、激しい】

馬力とトルク(走行性能曲線編)

2006-08-23 19:15:34 | technology
前回に引き続いて今回も同じような話です。

最近のカタログでは見なくなりましたが自動車の性能を示すのには走行性能曲線を用います。

この走行性能曲線からわかることは時速○○km、○速で勾配が○%のときに、走行抵抗が○○kg・mで加速がどれほど得られるかということです。

これを用いればどこでシフトアップをすればもっとも効率的に加速をするかというのがわかります。
そのほかにも、最高速なんかもわかります。

走行抵抗はタイヤの転がり抵抗に速度に応じた空気抵抗を足したもので、それが勾配ごとにいくつも描かれています。

まずは自分の車の走行性能曲線を手に入れないといけませんが・・・私の場合は見つかりませんでした。

というわけで作成します!

TOYOTA CELICA WRC E-ST205BLMVZ(A)
最高出力  255PS/6000rpm
最高トルク 31.0kg-m/4000rpm
レブリミット 7000rpm
1速 3.384
2速 1.913
3速 1.258
4速 0.918
5速 0.731
ファイナル 4.285
Cd値 0.4(仮定)
タイヤ215/45/17 0.6253(m)
タイヤ外径 1.964437886(m)
投影面積 2×1(m^2) (仮定)
軸径比 4(仮定)
伝達率 80%(仮定)
転がり抵抗係数 0.015(仮定)
車重 1370(kg)
転がり抵抗 20.55(kg)
勾配  0%


!!CAUTION!!
さらに、ターボの加給度合いはフルで、エンジン性能曲線から各回転でのトルクを算出しているので数値の読み違いがあるかも;;カタログはネットで小さいのしかなく若干微妙な部分も…低回転あたりが
さらにCd値は調べたがわからず・・・なんとなくで!!
抵抗を求めるのには投影面積が必要ではっきりとわからない。縦が1m、横2mとする
タイヤに伝わるまでに軸径が変化する比率を軸径比とする。
これもなんとなく。いろいろな走行性能曲線を見た感じで無理やり;;
20%はメカニカルロス(加速抵抗や駆動軸損失など含む)を想定
エコタイヤで0.005なのでハイグリップタイヤを履いているので0.015。根拠はなし!!


以上のスペックを元に走行性能曲線を作ってみる


ここからわかるのは

最高速は260キロほど。
ギアが頭打ちなのと走行抵抗の増加が見られ仮にさらにエンジンを回しても回転数は上がらず、速度も頭打ちです。まー走行抵抗はかなり仮定してるからもしかしら伸びるかも知れませんし、そこまで伸びないかもしれません。
加速はトルクの落ち込みが見られ、次のギアの最大トルクが発生しているポイントのちょい手前位になるように6000rpm前後でシフトアップ。

この図には回転数は書いてませんが本来は右軸にはrpmが取られ、回転数もわかります。

最後ですが。。。実際と違うなどのクレームは受けかねます;;
仮定の上に仮定の話をしているので