日本の技術が凄い、職人技が凄い、伝統が素晴らしい、日本食が海外でブーム等々。
ネットでは日本を旅行した中国人が日本のサービスに驚いたとか、日本人の親切さに感動したとか、街の綺麗さに驚いた等の書き込みが多数紹介されてます。
外人目線で日本の素晴らしさを評価してくれる事は悪い気はしませんが、こういった良い評価が全てだと勘違いしない方がいいと思います。
往々にしてマスコミは日本に対して否定的な意見は紹介しない傾向があります。それが最近は特に顕著です。
日本を批判的に描いている映画が、一部の人間の妨害により公開できないような事もあるそうです。
世界の人が全て日本に肯定的で日本人に好意を抱いているなんていう幻想は捨てた方がいいと思います。
自分の国は素晴らしくて誇りが持てる事は良いことですが、変に自信過剰になって内向きのナショナリストが増える事は心配です。
耳に心地いい言葉ばかりを聞いて、批判には耳を塞いでいては単なる裸の王様になってしまいます。
先日のテレビでやってましたが、東京は世界一綺麗な街だそうです。永年一位だったあのシンガポールを抜いて。
日本人の綺麗好きや学校教育でのしつけの成果だと言ってましたが、果たしてそうでしょうか。
うちの近所の田んぼの中を通っている道路の脇の草むらを見てください。
空き缶ペットボトルコンビニ弁当・・・車からポイ捨てされたゴミが無数に散乱してます。毎年自治会で清掃活動をするのですが、大量のゴミが集まります。
東京の街は確かにきれいになったかもしれませんが、地方に行けばこんな程度です。田舎の人間の民度はネトウヨのみなさんが嫌いな中国人と大差ありません。
日本には確かに素晴らしい世界に誇るべきものがたくさんあります。だからと言って他の国を否定する事はやめましょう。
人間、自分が一番だと思った瞬間に落ちていきます。自分の国が世界一だと思った瞬間に没落が始まるのではないでしょうか。
