あれ?記録証は? 確か会場にはもらう所なかったと思う。参加案内見ても後日送ってくるとも書いてない。
記録証は発行されないのかな。
荷物の受け取りは超ウルトラスムースで待ち時間いっさいなし。ボランティアの皆さん素晴らしい連携プレー。
更衣室は狭くて濡れてて悲惨だったらしいが私は利用してないので・・・
ゴール後に会場で使える1000円分の金券をもらったのだが、ホテルに帰るバスの時間がきてしまったので使えず。残念。
ホテルに帰って、何はともあれ大浴場へ直行。ホテル内にいる選手と思われる人はほとんどがよちよち歩きで笑える。
冷え切った体を温めようと湯船に身体を沈めるがなかなか温まらず。サウナがあったのでそちらで温める。
大浴場に入っていたのはほとんどランナーで、厳しい大会を振り返ってあちこちで話に花が咲く。
身体が温まったら水風呂で足をアイシング。水風呂がこんなに混んでるの見たことない。
お風呂でさっぱりしてからレストランで夕食。
100km走った後でも胃腸は元気で前日まで控えていたステーキをがっつり頂く。
ちなみにスタート前にはガスター10を飲んで、レース中に胃腸の機能が低下しないようにしました。
胃腸が弱ると食べ物はおろか、飲み物すら消化吸収できなくなり、ウルトラで補給できないという事は即リタイアにつながるので。
幸いレース中に胃腸の不調はなかったのですが、90km過ぎてからはさすがに食欲はなく飲み物しか喉を通りませんでした。
夕食後は今日着たウエアなどの汚れものもほったらかしてベッドに直行でした。
26日(月)
今日はお昼まで時間があるのでゆっくり朝寝しようと思っていたが、前夜早く寝てしまったので6時に目が覚める。
レストランのオープンまで時間があったので散歩に出かける。
心配された足の状態はあちこち痛みはあるものの、ゆっくりなら普通に歩ける。
階段の下りは膝が痛くてちょっと辛い。
朝食をゆっくと堪能してからもう一度散歩に出かける。部屋でゴロゴロしてるより疲労の回復が早くなるだろうし。リカバリーランとはいかないが、リカバリー散歩とでもいいましょうか。
ホテルの隣にある小さな海鮮市場に寄ってみる。なにも買うつもりはなかったがオホーツクの海の幸が山盛りに並んでました。
おばちゃんがまた元気で、思わずタラバガニを1匹お土産に買ってしまいました。
ランナーもたくさん訪れていてお店は大繁盛。こういう形で地元にお金が落ちれば我々参加者も大会を開催してくれた地元に還元できるのでうれしい。

12時にバスが来て女満別空港へ向かう。遂にサロマ湖ともお別れ。
空港の入場検査場で最後のトラブルが。
シューズの防水を行うためにハサミを現地で買ったのですが、それをうっかりキャリーバッグの中に入れてしまったのです。
バッグを預ければ問題なかったのですが、機内持ち込みしたので検査場のX線検査で引っかかってしまったのです。
バッグを開けてハサミを探すもなぜか見つからず。バッグの中身を全部出して探すがどうしても見つからない。マズイ、このままではハイジャック犯にされてしまうかも。焦りまくる。
職員の方がバッグの蓋を閉じてもう一度X線検査機を通して場所を確認してくれる。
なんと洗濯物が入った袋の中に入っていたのでした。
衆人環視の中、汗まみれで汚れたおっさんのパンツとかが晒されてしまったのでした。あー恥ずかしかった。
いや、超キョーレツな臭いを発していたかもしれないジジイのパンツを見せられた職員こそいい迷惑だったと思います。ごめんなさい。
しかし日本の空港の検査員は優秀です。これならハイジャック犯もそうたやすく飛行機には乗れますまい。
飛行機は定刻より少し遅れて羽田に到着。そして午後8時過ぎ無事自宅に帰り着いたのでした。
3泊4日のサロマ湖ウルトラマラソン出場のための遠征。数々のトラブルや珍事続出でしたが中身の濃い思い出深い旅でした。
なにより雨のウルトラマラソン完走は強烈な経験となりました。これからは多少条件の悪い大会でも動揺することなく望めそうです。
何はともあれ完走できて本当によかった。
ただできる事なら天気の良い中で走りたかった。晴天のサロマ湖はどんなに綺麗だろうか。
来年?
今は満足感でいっぱい、燃え尽きちゃった感じでもうウルトラはいいかな?って感じ。