晴走雨読

第33回サロマ湖ウルトラマラソン その3

50kmのラップ   1:14:33

そして55kmのレストステーションに到着。

昨年はここでウェアからシューズまで着替えたが、今年は着替えはなし。

ジェルを2個ウエストバッグに補給したのみ。

カミさんを探すがいない。電話しても出ない。

後から分かった事だが、42kmの応援ポイントからのバスの便が遅くてレストステーションに着いた時には私は走り去った後だったらしい。

実は昨年も同じ状況でした

応援者に荷物を預けたりもらったりしたい場合は42kmはパスして55kmのレストステーションに直接来てもらった方がいいようです。

かかとの痛みも相変わらずだったのでロキソニンを服用。

エイドでアミノバイタルをもらってすぐに出発。






このコース最後で最大の上り坂。

写真では大した勾配に見えませんが走ると結構キツイ。

この登りで足が終了。歩きが入るようになってしまう。

前半はペースを抑えてきたのでもう少し持つと思ったのに。

富士五湖の時もそうだったけど、やはり気温が高いと疲労がたまるというか体力の消耗が早いようです。






60kmの関門。

閉鎖まで36分。

決して余裕がある時間ではない。なにかトラブルがあったらすぐにリタイアの可能性が。

60kmのラップ   1:26:38

このラップが今回最も遅い記録でした。





65km浜佐呂間付近。

このあたりかた雲が厚くなり冷たい風が吹き始める。

サロマ湖の湖面から湯気が上がっているように見えたが、水温が上がったところに冷たい風が吹きつけて霧が立ち上っているのでした。





エイドでは女子高生の皆さんがサロマ湖から吹き付ける冷たい風に震えながら頑張ってました。

走ってる我々はさほど寒くはないのですが、彼女たちの姿を見て気温の急降下を実感したのです。





サロマ名物?魔女の森。

鬱蒼とした森の中の一本道はサロマの中でも最も好きな所です。





魔女のみなさんも応援してくれますし。





名物の私設エイド斉藤商店。

あったかいおしぼりがうれしかった。





69kmの関門と赤い体操帽をかぶったおちゃめなおじさん。

閉鎖まで34分。

このあたりから足が徐々に回復。歩く距離が減ってくる。





70kmのラップ  1:22:15

遂に雨が降り始める。天気予報どうりだ。

サロマ湖から強い風も吹きつける。

シェルジャケットをポケットから取り出して着る。

アームカバーと手袋も装着。タイツを履いていてよかった。


この天候だとワッカではかなりの風雨が予想される。

カミさんに電話してビニールのポンチョと厚手の手袋を用意しておくように頼む。



74kmの鶴雅リゾートの私設エイドに到着。

カミさんからポンチョと手袋をもらい装着。

高いツアー代金を出してこのホテルに泊まっていてほんとによかった。

エイドで温かいおしるこを頂く。あまりにおいしいのでもう一杯おかわり。

マラソンの補給食はやはりおしるこが一番ですね。

今回もこのお汁粉のおかげで完走できたようなものです。

最後まで食べられるように胃腸薬を飲んで出発。



この頃には雨は暴風雨に近いような状態に。

歩道は水浸しになり走れないので車道との境のグリーンベルト上を走る。

ここにきて去年と同じ道路状況に。



このあたりから歩くことなく走り続けられるように。

雨で体が冷えて筋肉が復活したのかも。



80kmのラップ   1:22:58


いよいよ最後の20km、ワッカの往復が始まった。

予想したとうりオホーツク海から吹き付ける強烈な雨風に大幅なペースダウン。

でも歩かない。

少しでも風をよけるため前を走るランナーに必死で付いていく。

トイレに入ったら強風で仮設トイレが大きく揺れて落ち着いておしっこもできない。

折り返しの橋の上は更に強風で思わず飛ばされそうになる。

沿道には雨具を用意していなかった選手が低体温のために動けなくなり銀マットにくるまれてる。

死屍累々、まさに「地獄のワッカ」。

でもハマナスなどきれいな花が咲き乱れる天国のような景色。

ここは地獄か天国か。



90kmのラップ   1:22:52

これだけの悪条件でもスピードはほとんど落ちていない。

上り坂以外歩かず。

前半抑えていたおかげで最後に粘れている気がする。



80kmと90kmでジェルをひとつづつ摂り所持していた補給食は終了。

このあたりになるとさすがに胃腸の機能が低下してエイドの固形物は摂れなくなる。

しかし最後まで持ちそうもないので95km付近のエイドでバナナとスポドリを頂く。

やはり消化できなくてお腹の中でゴロンゴロンしてる。

後半はジェルを多めに持っておくべきだった。





96km地点。

向こうは灰色のオホーツク海。

残りの距離表示が見え始めるとがぜん元気になる。

折り返してからは追い風になり雨もほとんど止みペースもあがる。

昨年のこのあたりは疲労のピークで半分は歩いていたのと比べるとえらい違いだ。



そして最後のビクトリーロード。

ゴールの時にメッセージを読んでくれるサービスがあったので登録しておいたけど、名前しか呼ばれず。





タイムは12時間35分33秒。

ちなみに最後のラップは1:15:32。

最後にペースを上げられたのは去年より成長できたというかうれしかった。
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