この時期のマラソン大会は貴重です。今回始めて参加しましたが素晴らしい大会でした。
土曜日、昼食を食べてから午後1時過ぎに自宅を出発。今回もTOM200で遠征。当然お一人様です。
森町パーキングから新東名に乗り浜松いなさJCTで三遠南信道へ。その後国道151号をひたすら北上します。
最近南信州方面へはほとんどこのルートを使ってます。以前は伊勢湾岸道から中央道へと全部高速を使ってましたが、時間的にはさほど変わらない、30分も違わないと思います。なにより高速料金が4200円かかる所、1300円ほどで行けます。
151号も以前ほど酷道ではありませんし。時間を気にしないなら、こちらの方が景色なども楽しめますし。確かに峠越えのワインディングロードはたくさんあり、キャンピングカーでは楽しくありません。特に帰路は疲れた体には少々きついですが。
飯田山本ICから中央道に乗り駒ヶ根ICで降ります。翌日の駐車場の位置や道順などを確認した後夕食に。駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べるために明治亭というお店へ。
人気店らしく10人以上行列ができてました。名前を書いて待っていると10分ほどで呼ばれました。
頼んだのはロースのソースカツ丼とざる蕎麦のセット。ちょっと甘めのソースがかかったカツはおいしかったですが、次回も並んでまで食べるかと聞かれれば・・・
食事を済ませた後は温泉です。10分ほどの所に「露天こぶしの湯」という所があるので向かいました。
近くに「こまくさの湯」という温泉施設もあるのですが、以前木曽駒ケ岳に登った時に入ったので、今回はこちらにしました。
こぶしの湯はすぐ近くに大きなキャンプ場があり、そこのお客さんがたくさん来てました。当然子供もたくさんいてやかまし・・・もとい、賑やかでした。お湯も特に特徴はなく、展望もなし。昼間は背伸びすると南アルプス方面が見えるらしいですが。こまくさの湯へ行けばよかった・・・
今夜の車中泊は15分ほど南へ行った所にある道の駅「花の里いいじま」。
実はこぶしの湯の近くに大きな駐車場があり、ほとんど車も停まっていなかったのでそこでもいいかな?と思ったのですが、夜中に起こされても・・・と思い辞めました。
この道の駅は特に特徴もないようですが、駐車場も広く夜間は静かで車中泊には最適です。隣にコンビニもありますし。
翌朝は5時半に起きて指定の駐車場に向かいます。気温は15℃、寒い!
前日までずっと熱帯夜だったので完全に着て来た服を間違えました。昨夜も寒くて常備してあった冬用のシュラフを慌てて引っ張り出しました。
6時前に日発の駐車場に到着、一番奥に停めました。朝食を頂き、テレビなど見てゆっくり準備します。7時半過ぎにシャトルバスで会場へ。
ハーフの(5km、3kmもあり)地方都市の大会にしては賑やかな会場です。正面に中央アルプスの木曽駒ケ岳が見えます。(正確には宝剣岳しか見えないのですが)
出店もたくさんありました。
開会式が始まりましたが、なぜか人が多い。普通開会式のセレモニーなんて選手はほとんど参加しないのですが。
その訳はこの人、ゲストの小平奈緒さん。
みなさん、小平さん目当てに集まっているようです。凄い人気ですね。かく言う自分も大ファンなんです。かわいいっ!
もう一人のゲスト森脇健児さん。小平さんほどの華はありませんが、会場を盛り上げていました。さすがマラソン芸人。
ハーフは9時スタート。朝は寒かったのですが、この時間になると日陰でちょうどいい気温に。ただ日が当たるとやっぱり暑い。空気が乾燥してたので汗だくではありませんでしたが。
コースは基本的に前半は下り、後半登りになってます。レースプランとしては前半の下りでタイムを稼いで、後半の登りは根性で乗り切る!
ただ前半も単調な下りではなく、アップダウンが続きます。2下って1登る感じ。確実に体力を削られます。8km過ぎからはアップ・ダウンヒル区間と命名され約2km区間が別でタイム計測され別表彰されます。約1km続く激坂登りは後半の登りを考えると、とてもタイムを意識して頑張る余裕はありませんでした。
ハーフの中間地点まで下ってくるとこのコースの一番低い所、天竜川です。ここからしばらくは天竜川の堤防道路がコースになっています。
この堤防道路が気持ちいい!
右手に中央アルプス、左手に南アルプスが遠望でき、その中央を流れる天竜川。伊那谷の絶景を堪能できます。堤防道路がコースになっているマラソン大会はたくさんありますが、この堤防道路は最高でした。
コースにあるエイドもハーフの大会としては一番充実してます。梨・リンゴ・ぶどうなどのフルーツからパンにアイス、そして蕎麦までありました。
ボランティアも凄くて、まず人数が多いのが目立ったのですが、駐車場の案内係の方からスタート会場の方、そしてエイドのボランティアさん、学生から年配の方まで年齢も幅広いのに皆さん笑顔でおもてなしの意識が凄い。
一体どうやってこれだけの人数を集めているのか。各組織からの動員もあると思いますが、それにしても周知徹底するのは簡単ではないはず。もともとそういうおもてなし文化とかが根付いてる地域なのだろうか。
沿道の応援も多かったです。よく10年でここまでの大会に育てたと思います。
14km過ぎからいいよ後半の登り区間に入ります。後半頑張る根性は当然無く、なんとか歩かずに登るのが精一杯でした。
タイムは2時間02分。
2時間切れたらと思ってましたがだめでした。獲得標高が250mありましたからさすがに無理ですね。この気温ですから、むしろ好記録かも。
昼食は会場の出店とキッチンカーで焼きおにぎりと馬のもつ煮を頂きました。南信地域は馬肉を多く食べる文化があり、昨夜行った明治亭にも馬刺しとかありました。
帰る時駐車場から出る時にボランティアさんが深々とおじきをしてくれました、凄いなぁ。そして高速にのるため駒ヶ根インターに行くと、インター入り口の交差点の所に大会関係者とキャラクターが大きな旗を振りながら思いっきりお見送りです。ちょっと感動しちゃいました。
帰路は151号ではなく153号を選びました。153号の方が道は良く整備され峠越えも少ないです。ただちょっと遠回りになるので、果たしてどちらが良いのか。
天候にも恵まれ、とにかく楽しい駒ヶ根ハーフマラソンでした。