シリーズ4作目にして、初の短編集…とか書くと、何だかとても大層な感じですね(^_^
ともあれ、私が本シリーズを読み始めたのは、一人称視点の小説を書くうえで参考にさせていただこう…という不純な動機からだったのです(あと、えれっとさんによるイラストにも惹かれました)。が、主人公・空口真帆の何ともダークネスな一人称視点の語り口が独特で、妙にハマってしまい、一冊買って終わりにするつもりが、ずるずると今に至るという状況。
黒魔法を趣味とする真帆のあれこれは、1巻から3巻を読んで確かめていただくとして。
今回は真帆以外の人物からの視点で描かれたお話も数編収録されております。いつもとは違った目線で作品世界を見つめるというのは、やはり新鮮な感覚がありますね。同じ世界に生きていても、立場が違えば、世界の見え方も違う。当然と言えば当然なのですが、そういうことを改めて認識し直したりした次第です。
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