晴嵐改の生存確認ブログ

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

THE IDOLM@STER

2007年03月19日 | 日記・雑感
私がアイドルマスターというアーケードゲームの名前を耳にしたのは、結構前のことだったような気がします。
アイドルをプロデュースする育成シミュレーションをゲームセンターでやるということに軽い驚きを感じたものですが、私にはゲームセンターに行く習慣がないし、たとえ行ってもレースゲームしかやらない人なので、まぁ、さして興味も抱かなかった訳です。
そんな調子なので、アイドルマスターが家庭用ゲーム機「XBOX360」に移植されるというニュースをネットで目にしたときも、さほど関心を持ってませんでした。

が、ふとしたきっかけでYouTubeで動画を見て、ちょっとしたショックを受けました。
それは、ゲーム内で育成(プロデュース)されたアイドルが音楽に合わせて、歌い、踊る映像だったのですが、そのグラフィックや楽曲のクオリティの高さであるとか、如何にもアイドル然としたダンスの振り付けに、作り手のこだわりみたいなものを感じて、吃驚してしまったのです。
YouTubeには相当数のアイドルマスター関連動画がアップされていて、あれこれと見ているうちにすっかりハマってしまい、ゲーム内の楽曲をまとめたCDをamazonで衝動買いしてしまったほどです。
さすがに、XBOX360とゲームソフト一式を揃える予算的余裕は無かったので(^^;

で、どうしてアイドルマスターが人気を博しているのかなぁと色々考えていたのですが、一番大きな要因はアイドル候補生の女の子を10(+1)人(AC版は9(+1)人)も揃えたことにあるんじゃないかなという気がしています。
確かに、ゲーム内で使用されている楽曲のクオリティには目を瞠るものがありますし、演技もできて、歌も歌える声優さんを揃えたというキャスティングの妙など、色々な要素を挙げることができるかとは思いますが、育成シミュレーションゲームとして、育成対象――すなわちプロデュース可能なキャラクターが多数あるというのは、ちょっと異例なんじゃないかと思うんですね。
育成シミュレーションの元祖は、たぶんプリンセスメーカーだと思うんですが、私の記憶に残っている類似ゲームって、大体が一人のキャラクターをじっくり育てていくというイメージがあります。キャラ選択の幅も殆ど無かったように思いますし。

アイドルマスターにおいて多数のキャラクターが用意されたのは、もしかしたらネットワーク対戦を前提としたアーケードゲームとして開発されたから、という点も大きいのかもしれません。同じキャラクターをぶつけ合ったのでは、面白さにも限界があるでしょうから。
もし最初から家庭用ゲームとして企画、開発されていたら、もっと違った形になっていた可能性は高いんじゃないかとも思います。
つまり、外見、性格、年齢といった属性の異なるキャラクターを揃えたことで、ゲームに奥行きが生まれ、プレイヤーの多様な嗜好に対応できるようになり、またプレイヤーがゲームに対して多様なアプローチを行うことが可能になった。そのことが、アイドルマスターの魅力に繋がっていったのではないかなぁ、と考えているところです。

もしかしたら、現実存在としてのアイドルについても、実は同じことが言えるのかもしれません。
いわゆるアイドルブーム的な盛り上がりというのは、多様なアイドルが複数(というか多数)競合している状況でしか起こりえないのではないか。
アイドルというのは、カリスマ的魅力を持った人物が一人いればよいというものではなくて、ある種の集合的な存在である必要があるのではないか。
そうした集合の中から、個々のファンが自分の趣味嗜好に合うアイドルを見つけられる状況において、初めてアイドルブームが成り立つのではないか。
もっとも、ブームが長く続く中で、淘汰されていったり、世代交代が起きたりするのでしょうけれども。

ま、そんなことを勝手に思ったりしています。
相変わらず、金にならないことばかり考えてる気が…f(^^;

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■アイドルマスター YouTube動画リンク集

YouTubeで見られるアイドルマスターのPV動画は数多いのですが、その中で動画職人さんが手掛けた(色んなソースから編集した)ものをご紹介。

♪THE IDOLM@STER (IM@S ALLSTRAS)


♪私はアイドル:全キャラ修正版


♪エージェント夜を往く:全キャラ修正版


♪まっすぐ:全員ver エンディング風


♪relations (M@STER VERSION)

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