晴嵐改の生存確認ブログ

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

最近読んだ本

2007年10月23日 | 読書
魔法使いとランデヴー―ロケットガール〈4〉 (富士見ファンタジア文庫) 魔法使いとランデヴー―ロケットガール〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)
野尻 抱介 むっちりむうにぃ

富士見書房 2007-08
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「ロケットガール」シリーズの最後を飾る短編集。正確には、中編1と短編3ですが。
ライトノベルのレーベルから出ていますけど、さすがは野尻抱介氏というべき一冊になってるかと思います。
まぁ、相変わらずというか何というか、力業だなぁとか、無茶だなぁと思う場面も多々ありますが、基本設定の部分がちゃんと科学的知見に裏打ちされているので、読み応えあります。

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冷たい密室と博士たち (講談社文庫) 冷たい密室と博士たち (講談社文庫)
森 博嗣

講談社 1999-03-12
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「すべてがFになる」が結構面白かったので、同じシリーズの続編(でいいのかな?)を読んでみることに。
あ、そう言えば、「スカイ・クロラ」の続きも読まなきゃな。

それはともかく。

「F」と違って、割と普通なミステリーなのかなという印象でした。
注意深く読んでいけば、トリックの端っこに指をかけるくらいはできると思いますしね。でも、あそこまで入り組んでいるとは思いつけなかった。あまりミステリーを読み慣れてないからなんですかね…。
謎解き以外の部分では、前作に引き続き、犀川のキャラクターが独特で面白いなと思いながら読んでいました。

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恐怖の存在 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25) 恐怖の存在 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)
マイクル・クライトン 酒井 昭伸

早川書房 2007-08-08
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地球温暖化問題をテーマにしたサスペンス。
勿論、本書はフィクションなのですが、本物のデータを引用している箇所もあったりして、とても情報量の多い内容です。
これを読んでから、私の地球温暖化問題についての視点は変わってしまいました。
懐疑的になった、と言えばいいのかな。
地球温暖化について様々な取り組みや議論がなされている。そのことにケチをつけるつもりはないんですけど。でも、エコとか、そういうことに意識の高い人、興味のある人にこそ読んでもらいたい小説だなと思いますね。

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ドラゴンキラーあります (C・NOVELSファンタジア) ドラゴンキラーあります (C・NOVELSファンタジア)
海原 育人 カズアキ

中央公論新社 2007-07
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本屋で見かけて、何気なく手にとって、衝動買いしてしまった一冊です。
退廃的で、若干ファンタジーな世界観。
運が良いんだか悪いんだかよくわからない、屈折気味な主人公。
話には勢いがあって、内容もまずまず。
でも、好みはわかれるかなーという印象ですね。個人的には、どっちかっていうと好きな方だけど。



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