上司につける薬！

上司につける薬！／高城幸司


「上司につける薬」というタイトルではありますけれど、別に今現在「上司」と呼ばれる立場になくとも、あるいは勤め人ですらない学生さんであっても、読む価値は十分にある本です。
かくいう私自身も平社員に過ぎず、マネジメントなんて半分くらい他人事だと思っていたわけですが、本書を読んでから、その認識を改めました。
詳しい内容については、実際に読んで確かめてもらいたいと思いますが、自分の有り様に相応の問題意識を持っている人が読めば、私と同じような感想を持つのではないかと思います。
なぜなら、本書の要点は副題にある「マネジメント」力を如何にして養ってゆくかということであり、それは別に「上司」にのみ必要なことではないからです。
自分自身の将来設計を思い描く上でも、この本に書かれている内容は、とても多くの示唆を与えてくれます。
手に取りやすい新書であり、しかもポイントを適格に押さえてあるので、とても読みやすいです。その意味でも、おすすめの一冊です。