聖書の御言葉
何事も利己心や虚栄心からするのではなく、
へりくだって、互いに相手を自分より優れた者と考え、
めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。
互いにこのことを心がけなさい。
それはキリスト・イエスにもみられるものです。
フィリピの信徒への手紙2章3節~5節
八木重吉の祈りの言葉より
信ずること
キリストの名を呼ぶこと
人をゆるし出来る限り愛すること
それを私の一番の仕事としたい
こどもの日、鯉のぼりがあちらこちらの家のベランダから遠慮気味に顔を出しているのを見かけました。でも、少し、車で街から離れてみると、背の高い支柱が立てられて、鯉のぼりが悠々と泳いでいるお宅もあります。また、最近では川の両岸にかけられたロープにたくさんの鯉のぼりをくくり付け、風にのって勇壮に泳ぐ鯉のぼりもあちらこちらで見かけることがあります。鯉のぼり事情も変わりつつあるようです。
さて、子どもにはのびのびと育ってほしいと誰もが願いますが、実際の生活ではのびのびとというより、人生を失敗しないようにと窮屈な鎧兜をかぶらせてしまっていることがあるのかもしれません。子どもたちには、人生を勝ち抜くための技術ではなく、生かされていることを喜び、感謝し、失敗の中にこそ価値ある宝があり、敗北したり、悲しみ嘆く中にこそ神様の恵みがあふれていることを知ってほしいと思います。やさしさもそこから生まれるのだから。私たちもついつい忘れがちのことを、十字架につけられたキリストの姿を見るたびに、心に思い起こしたいと思います。
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