日本キリスト教団 聖峰教会

苦しい心が少し楽になるために、聖書、詩、名言を紹介します。

11月 降誕前節

2013年11月16日 | 今月の御言葉・いのり・メッセージ
聖書のみことば


「人に対して大地を呪うことは二度とすまい。

人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ。

わたしは、この度したように生き物をことごとく打つことは、

二度とすまい。

地の続くかぎり、種まきも刈り入れも

寒さも暑さも、夏も冬も

昼も夜も、やむことはない。」


旧約聖書 創世記8章21節,22節



 あっという間に寒くなり、季節は冬に変わりつつあるようです。木々たちも駆け足ですぎて行く秋に慌てて葉を色づかせ、そして急いで散っていきます。この輝くひと時、もう少し、時間がゆっくり流れてくれたらと思います。北の方ではもう雪がつもり、すっかり冬景色のようです。先月の季節外れの大型台風に続き、またもや史上最強の大型台風がフィリピンを襲い、甚大な被害をもたらしました。
 スーパーコンピューターによってはじき出された未来の予想図によると、温暖化によって巨大な台風が発生するようになるということを耳にしました。その状況がもうこの地球上に起こっているということでしょうか。近年の洪水のニュースを聞くと、いつもノアの大洪水の物語が頭に浮かびます。聖書に描かれた大洪水は現実にあるのだなと思います。しかし、大洪水は神の呪いではありません!この世界は確かに苦しんでいます。これまで通りの様にはいかなくなるのかもしれません。変化して行く時、節目なのかもしれません。「地の続く限り、種まきも刈り入れも、寒さも暑さも、夏も冬も、昼も夜も、やむことはない。」と神はノアに約束しました。赤々と色づいた葉が散り、葉を落とした木々は再び芽吹くときを迎えます。巡り来る時を私たちは生きています。それに、時は巡ることを経験を通して知っています。経験から得た知恵や過去に学ぶとともに、神が今、私たちに語られる言葉を聞きたいと思います。神との対話を忘れた人の歴史は滅びへと向かってしまうことも聖書は示しています。謙虚に自然を通し、出来事を通して語られる神さまの言葉に耳を傾けていきましょう。




「さあ、目を大きく開け!どんなに悲惨なありさまが見えようとも、それが現実というものだ。目をそらすな。こわがるな。この俺がついているんだ。いいかね、いいことを教えてやろう。わたしの話していたヘブライ語では《ことば》と《できごと》とはどちらもダーヴァールといってな、互いに区別がないのだよ。お前の身の回りに起きている《できごと》はすなわち神さまの《ことば》なのだ。耳をすまして、その《ことば》を聞け。そうすればこの《できごと》を通じて、神さまがお前に語りかけている《ことば》が聞こえて来るはずだ。それに従うのだ。その先に、お前が人間として本当に喜び輝く光の道が見え、お前は幸せに活き活きと生きる!」
山浦玄嗣著『イエスの言葉』より

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