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昨日は院長と英語教師のDさんと3人で金沢工業大学で行われたドナルド・キーン先生(Donald Keene)の講演会に行ってきました。
60年前に『奥の細道』を旅した時に石川県を訪れて以来、金沢には何度か来られているそうです。
日本文学部だった私がなるほどな~と思ったのは、「無理に古文や漢文の原文を読まなくても、綺麗に翻訳された物を読めば良い」というお話。
古語や文法を学ぶのは「手段」で、「目的」は物語の内容を純粋に楽しむ事ですものね
勿論、原文を学ぶのは大切な事ですが、思わずウンウンとうなずいてしまいました。
私なんか『源氏物語』は現代語訳どころか『あさきゆめみし』(マンガ)ですから(笑)
講演後には、文学部時代の恩師に偶然お会いすることができました。そんな事もあり、何だか久しぶりに学生気分になりました
※以下、キーン先生が「若い人たちに読んでもらいたい本」として紹介してくれた13冊です。
因みに「若い人たち」とは92歳のキーン先生より若い人たちだそうです(笑)
①『源氏物語』(紫式部)の現代語訳 ②『松風』(世阿弥)・・・能 ③『おくのほそ道』(松尾芭蕉)
④『曽根崎心中』(近松門左衛門)・・・人形浄瑠璃 ⑤『好色五人男』(井原西鶴) ⑥『金閣寺』(三島由紀夫)
⑦『オイディプス王』(ソポクレス) ⑧『詩学』(アリストテレス) ⑨『マクベス』(シェイクスピア) ⑩『ドン・キホーテ』(セルバンデス)
⑪『人間嫌い』(モリエール) ⑫『ボヴァリー夫人』(フローベール) ⑬『戦争と平和』(トルストイ)