老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

計数管理のプロフェッショナルに聞け! 櫻井道裕著

2010-09-01 05:07:12 | 読書
先日の記事「サロン・ド・あいり」で購入の動機を書きましたが、MG(マネジメントゲーム)中に
ツイート紹介された「計数管理のプロフェッショナルに聞け! 櫻井道裕著」を読みました。
演習問題は少し手抜きをしましたが。

サロン・ド・あいり

読んでみますと私のような経営数字に余り強くない者にも経営数字の「落とし穴」を分かる
ように易しくポイントついて書かれています。まさに危ない数字の常識から守ってくれます。

全ての経営数字の罠「落とし穴」には例題、演習問題があり、それをやった後に
経営数字の罠が丁寧に解説されていますので理解がしやすく、早いです。

「落とし穴」としては、「安全性分析」、「損得勘定」、「原価計算」、「事業部別損益」
の4つを上げています。危ない数字の常識として例えば、
・「資産は多いほうが良い」は間違い
・「流動比率150%以上は支払い能力があり、100%未満は支払い能力がない」
  は間違い
・「利益率が同じなら収益率は同じ」は間違い
・「全部原価で損得勘定は常に正しい」は間違い
・「赤字事業には存在価値がない」は間違い
などなどまだ書かれえいますが、私の常識を否定されたものもあります。

この「落とし穴」に落ちないためには
・法律論と経営論との違いを意識する
・常識を疑う
・シュミレーションをする

また、数字以外のことも金言的に書かれていて勉強になりました。マネジメントサイクル
を「勘違いのプラン、無策のドゥー、忘れたいチェック・アクション」と呼んでいます。
そうならない対策は
・プランでは、目標とアクションプランが不可欠
・ドゥーでは、情報共有、重要性認識、自信を持たせる、明確な責任と権限、明確な
  メリット等が重要
・チェック、アクションでは、定期的に、早く、短い期間を対象に、小さい範囲で、
  主にアクションを統制することが大切

素晴らしいテキストをツイートしていただいた京都マイツールのSOさん、有難うございます。
早速、大阪府立大学の「ベンチャーカフェ」の学生に紹介します。

ベンチャーカフェの校外学習編・あすなろMG会で戦略会計を学ぶ


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