自然を撮影するときに朝焼け夕焼けのわずかな時間は「神の時間」と言っていいほど撮影者にとっては夢中になる時間です。刻一刻と色や光が変化して行きます。自然の美しさダイナミックさを余分なものを取り去って、赤から青のグラデーションの中に表現できる時間です。
ところが人の目とカメラの目はまったく別のもの。人の目は見たくないものを消してくれたり、脳の中を通過させることで見ているものを都合よく映し出してくれます。この点で写真は人の目で見ているような画像は写し撮れません。それでも写真の利点はあります。目で見えていないものを見せてくれますし、見たくないものを除外してくれます(四角く切り取るので、四角く切り取られた写真の周りは何があっても写りません)。
また撮影者以外の人にも映像としてみてもらうことができます。これを意識した時に撮影者の意図が写真に反映され、ひいては撮影者自身が映り込む羽目になるわけです(恐ろしいことですが)。
朝焼け夕焼けの景色はそれだけでアドバンテージを頂けます。だって綺麗ですから。その上に何をどう切り取ってプラスさせるか・・なのですが・・・
朝焼けのヌー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます