イタリアンでも食べルッカ

おいしい物と個性豊かな料理人達に囲まれた料理学校での日常記

ルッカの知名度はやはり低かった……

2012-05-25 22:45:22 | 雑詠
アメリカCNN系列の観光情報サイトが発表した
「世界の美しい町ベストテン」にルッカが入ったと友人が
ご注進してくれたのですが(下記http参照)
「美しい」だけじゃなくて「知名度が高くない」のが審査のポイントらしく
やっぱり知られてないのか……とあらためて納得してしまった。

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20120521/Recordchina_20120521026.html

在住日本人は10人かそこららしいし、
日本語の観光パンフレットもないし(昨秋ささやかなのをやっと作りました!)、
観光客が迷子になって観光案内所に飛び込んだ時には
職員が「日本人がいるならあそこだ」とわが校に電話してきたくらいだし
(ちなみに全然関係ない一般ツーリストの方でした)
フィレンツェやピサやシエナやサンジミニャーノやアレッツォや、
要するにほとんどのトスカーナの町の名声に隠れてますが
治安はいいし、食べ物はおいしいし(なにせわが校がある!?!)
まんざら捨てたトコじゃないので、皆さまもぜひどうぞ。







熊楠生誕日記念・庭のチェンニーナ化計画

2012-05-18 15:42:16 | 雑詠
ルッカのことを書かないで、トルコのことばかり書いているので
お察しのように、8月まで日本帰省中です。
日課のひとつが、庭の手入れ。
暖かくなり、我が家で一番元気がいいのは、雑草。
きりがないので抜くのは1日200本までと決めているが、相手は無限。

お寺では掃除も修行の一環というけど、納得。
「草むしりに比べれば、単語の暗記なんか簡単だ!」との心境に容易に達する。
イタリア語だって常用単語は2500語くらいでしょ(活用はあるけど)?
いつかは終わる。今ラジオの英語とフランス語とドイツ語とスペイン語とイタリア語と
あとトルコ語テープを同時に聴いているので総計何語になるのかよくわからないが、
しょせん有限だ!はい頑張りましょう~

抜かれる草あればまかれる種あり。
ダメもとでまいたネペタ(カラミンサ)と野生のフェンネルのタネが
元気に育ってます。
コンポストも買ったし、もうじきチェーンソーで木も少し切るし、
環境が整ったらじか植えの予定です。
ネペタと野生のフェンネルが茂る家なんて
他人が見たらあばら家にしか見えないでしょうが
懐かしのシエナ時代の学舎だった「チェンニーナ」を象徴する?
ハーブなのでよいのです。
あとはニオイスミレとオリーブとレモンだな……






イスタンブールの不安点・3 男たち 1

2012-05-06 00:09:37 | イスタンブール
写真は、ある日の昼食。
メゼという、スペインのタパスに相当する、前菜の盛り合わせと
ヨーグルトドリンク「アイラン」、トルコパン。

みんなすでにできあがっていて、セルフサービスの食堂みたいに
「コレとコレ」と指させば盛り合わせてくれるので、早くて楽だわと
飛び込んだはいいが、開店最初の客だったので
サービススタッフの男性3人の格好のひまつぶしにされてしまった。

と言っても、一番若い1人は英語ができないので、聞き役である。
残りの2人が彼を指さして
「お前は独身か?だったらこいつも独身だ。こいつと結婚しろ」

命令口調で言われる筋合いはないぞ~。
ま、でも、ケンカするのもエネルギーの無駄だし。
「え~、でも、この人、私には若すぎます」(せいぜい30歳と見た)

「こいつはオールドウーマンが好きだから大丈夫だ」

……英語がヘタなだけで、悪気はない(?)のだとはわかりますけどサァ、
老女は勘弁してよ。

「じゃあ今度うちの祖母を紹介するよ」(実は2人とも鬼籍に入ってますが)

何の因果でイスタンブールまで来て漫才のような会話をせにゃならんのだ?

そうこうするうちに客が入り出したので食事に集中できたが
こっちが現地語ができれば、こんな展開にはならないよなあ、としみじみ思う。
イタリアでも多少似たような傾向はあるし(ここまでひどくないけど)。

次回までにトルコ語の勉強を再開しよう!

というわけで、最近、ひまさえあれば大昔にダビングしてもらった
トルコ語の会話テープを聞いてます。逆境が(大げさな)人を作るのだぞ。