10月30日(月曜) 講師:ジャンルーカ先生
時差ボケと長旅の疲れと山のようなきのうの昼食がたたり、ちょっとまだ胃が本調子でない人が1名。今日のメニューは「もう時期も終りかけだから急いで食べなきゃいけない」キノコのオンパレード。全然消化にはよくないけど、大丈夫かな。
今日から午前中だけ、2週間参加のサンドラさんも登場。ルッカ郊外の農場(fattoria)で働いているそうだ。たまたま今週のトスカーナの地方紙『LA NAZIONE』にルッカの主なワイナリーとワインの一覧が別冊でついたのをジャンルーカが持ってきたが、それにも載っていた。ここのワインとオリーブオイルは日本にも輸入されているそうで、3週目以降、全員が揃ったら見学に行こう!と話がまとまる。ちなみにFattoria COLLE VERDE(「緑の丘」)という。www.colleverde.it
3日目の昼食:
Le crespelle con ortica イラクサのクレープ 具はリコッタとイラクサ。形は青じそみたいだが味は全然違う。クレープ巻きにしてベシャメルソースとトマトソースをかけ、おろしチーズをふってグラタン焼き。
Stinco di vitella al forno con salsa di porcini 子牛のすね肉のオーブン焼き、ポルチーニ茸のソース 九州から参加の生徒さん、「子牛はなかなか手に入らないんですけど、成牛でもいいですか?」「ブタでもいいですよ」「鹿児島だから黒豚は入手しやすいんですよ。よかったら今度……」。お送りしましょうか、と言いかけて「ここは日本じゃなかったんだ」と初めて気づいたくらい、以上のジャンルーカとの会話はすべて日本語でした。
Schiacciata con l’uva 白ブドウのスキアッチャータ フォカッチャのお菓子版。パン(ピッツァ)生地を発酵させてワイン用のブドウとグラニュー糖をふりかけ、2層にしてオーブン焼き。生地を伸ばしてから押さえつける(スキアッチャーレ)のでこの名があるようだ。ワイン用のブドウなんて酸っぱいのでは?という懸念を吹き飛ばすほのかな甘味と適度な酸味。「ちょっと胃の具合が……」と言っていた生徒さんもつい何度も手を出すくらい好評で、おかげで?完治されたようだ。良かった。
Caffe’ エスプレッソコーヒー
家庭料理コースの場合、イタリア語の授業は週に2回、月曜日と金曜日。間があきすぎて学習効果は高くないような気がするが、今回はホームステイする人もいないし、まあいいでしょう。先週に引き続いてルカ先生とロレンツァ先生が登場。「(先週までの本科コースが続いていた間は)ここに来ると玄関でタバコを吸っている人や、2階の窓から顔をのぞかせている人がいたのに、今日は誰もいなくて淋しいわ!」そう、出会いもあれば別れもあるのが人生というものです。今回日本で6か月習ってきた人と、リヴォルノで6か月語学学校に通った人がいて(そういえば、エンリコとフランチェスコはどうしてるんだろう?)、このお2人が中級コース、他の4名が初級コース。
3日目の夕食:
Cacciucco di funghi misti di bosco 自生キノコのカチュッコ カチュッコといえばリヴォルノ名物の魚介のスープ。ウンベルト・D(これはデ・シーカ監督の名画のタイトル)ならぬウンベルト・C先生から耳にタコができるほどうんちくを吹き込まれているので説明する気にもならないが、とにかくそれを模して魚のかわりにいろいろなキノコを取り合わせて煮込んだスープ。ポプラ(pioppo)に生えるからpioppiniと呼ばれているはずなのに、なぜか和名をスギタケというらしい理解に苦しむキノコが登場。今までは栽培種しか見たことがなかったのでシメジみたいな奴だなと思っていたら、今日登場した自生種は色も形もゼンゼン違い、縦にまっすぐ細長く生えるのではなく、軸は傘のすぐ下でほぼ直角にカーブしていることを初めて知った。
Tortino di funghi, porri e fiori di zucca キノコ、ポロネギ、ズッキーニの花のタルト
Carciofi ripieni con pancetta e mentuccia アーティチョークの詰め物、ローマ風 またの名をユダヤ風。パンチェッタ・ネピテッラ(野生のミント。ローマ近辺ではたしかメントゥッチャと呼ぶ)・パン粉などで作った具をアーティチョークに詰め、さかさにしてオーブン皿で焼く。アーティチョークは根元のあたりしか食べたことがない、という人が多く、軸も葉も食べられると聞いてびっくりされていた。
Caffe’ エスプレッソコーヒー
時差ボケと長旅の疲れと山のようなきのうの昼食がたたり、ちょっとまだ胃が本調子でない人が1名。今日のメニューは「もう時期も終りかけだから急いで食べなきゃいけない」キノコのオンパレード。全然消化にはよくないけど、大丈夫かな。
今日から午前中だけ、2週間参加のサンドラさんも登場。ルッカ郊外の農場(fattoria)で働いているそうだ。たまたま今週のトスカーナの地方紙『LA NAZIONE』にルッカの主なワイナリーとワインの一覧が別冊でついたのをジャンルーカが持ってきたが、それにも載っていた。ここのワインとオリーブオイルは日本にも輸入されているそうで、3週目以降、全員が揃ったら見学に行こう!と話がまとまる。ちなみにFattoria COLLE VERDE(「緑の丘」)という。www.colleverde.it
3日目の昼食:
Le crespelle con ortica イラクサのクレープ 具はリコッタとイラクサ。形は青じそみたいだが味は全然違う。クレープ巻きにしてベシャメルソースとトマトソースをかけ、おろしチーズをふってグラタン焼き。
Stinco di vitella al forno con salsa di porcini 子牛のすね肉のオーブン焼き、ポルチーニ茸のソース 九州から参加の生徒さん、「子牛はなかなか手に入らないんですけど、成牛でもいいですか?」「ブタでもいいですよ」「鹿児島だから黒豚は入手しやすいんですよ。よかったら今度……」。お送りしましょうか、と言いかけて「ここは日本じゃなかったんだ」と初めて気づいたくらい、以上のジャンルーカとの会話はすべて日本語でした。
Schiacciata con l’uva 白ブドウのスキアッチャータ フォカッチャのお菓子版。パン(ピッツァ)生地を発酵させてワイン用のブドウとグラニュー糖をふりかけ、2層にしてオーブン焼き。生地を伸ばしてから押さえつける(スキアッチャーレ)のでこの名があるようだ。ワイン用のブドウなんて酸っぱいのでは?という懸念を吹き飛ばすほのかな甘味と適度な酸味。「ちょっと胃の具合が……」と言っていた生徒さんもつい何度も手を出すくらい好評で、おかげで?完治されたようだ。良かった。
Caffe’ エスプレッソコーヒー
家庭料理コースの場合、イタリア語の授業は週に2回、月曜日と金曜日。間があきすぎて学習効果は高くないような気がするが、今回はホームステイする人もいないし、まあいいでしょう。先週に引き続いてルカ先生とロレンツァ先生が登場。「(先週までの本科コースが続いていた間は)ここに来ると玄関でタバコを吸っている人や、2階の窓から顔をのぞかせている人がいたのに、今日は誰もいなくて淋しいわ!」そう、出会いもあれば別れもあるのが人生というものです。今回日本で6か月習ってきた人と、リヴォルノで6か月語学学校に通った人がいて(そういえば、エンリコとフランチェスコはどうしてるんだろう?)、このお2人が中級コース、他の4名が初級コース。
3日目の夕食:
Cacciucco di funghi misti di bosco 自生キノコのカチュッコ カチュッコといえばリヴォルノ名物の魚介のスープ。ウンベルト・D(これはデ・シーカ監督の名画のタイトル)ならぬウンベルト・C先生から耳にタコができるほどうんちくを吹き込まれているので説明する気にもならないが、とにかくそれを模して魚のかわりにいろいろなキノコを取り合わせて煮込んだスープ。ポプラ(pioppo)に生えるからpioppiniと呼ばれているはずなのに、なぜか和名をスギタケというらしい理解に苦しむキノコが登場。今までは栽培種しか見たことがなかったのでシメジみたいな奴だなと思っていたら、今日登場した自生種は色も形もゼンゼン違い、縦にまっすぐ細長く生えるのではなく、軸は傘のすぐ下でほぼ直角にカーブしていることを初めて知った。
Tortino di funghi, porri e fiori di zucca キノコ、ポロネギ、ズッキーニの花のタルト
Carciofi ripieni con pancetta e mentuccia アーティチョークの詰め物、ローマ風 またの名をユダヤ風。パンチェッタ・ネピテッラ(野生のミント。ローマ近辺ではたしかメントゥッチャと呼ぶ)・パン粉などで作った具をアーティチョークに詰め、さかさにしてオーブン皿で焼く。アーティチョークは根元のあたりしか食べたことがない、という人が多く、軸も葉も食べられると聞いてびっくりされていた。
Caffe’ エスプレッソコーヒー