小夜月

日々思うことを気ままに綴ります
 
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思うこと

2012-08-25 21:11:43 | 今日思うこと・出来事



昨日上弦の月でした
せっかく撮ったので一日遅れの半月をどうぞ
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中間貯蔵施設、12年度内に選定=汚染廃棄物保管、最大30年―除染工程表・環境省

2011年 10月 29日 18:16 JST


環境省は29日、東京電力福島第1原発事故で飛散した放射性物質の除染に関する工程表を発表した。除染で出る土壌などの汚染廃棄物を安定的に管理する中間貯蔵施設は、2012年度内に福島県内で設置場所を選定。14年度内に中間施設への搬入を始め、各自治体の仮置き場での保管期間は3年程度に収める。

 中間貯蔵の期間は最大30年とし、それまでに福島県外での処分を完了させる。ただ、最終処分の具体的な方法は示しておらず、汚染土から放射性セシウムを分離する技術の開発に取り組み、処分量を減らすとの方針を示すにとどめた。

 細野豪志環境相は同日午後、福島県庁内で佐藤雄平知事と会談。工程表の内容を説明して理解を求めたのに対し、佐藤知事は「地域と市町村の意向を最大限に尊重してほしい」と要請した。 

[時事通信社]

http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_333525
汚染土壌 中間貯蔵は最大30年 記事まとめ

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最終処分場候補地に南大隅町が浮上
8月23日17:41
http://news.tbs.co.jp/20120823/newseye/tbs_newseye5113938.html

http://youtu.be/1ANVfasIbSc

福島の原発事故で放射性物質に汚染された土などを地元で(30年以内)中間貯蔵後
最終処分場として遠く離れた鹿児島の美しい大自然の国有地が候補にあがっているらしい
心配ないといわれている震災瓦礫ですら受け入れ拒否しているところがあるのにどうなるのでしょう

もし自分のところのことと考えた場合
安全を保障された震災瓦礫は受け入れることはできるけれども
放射能汚染土の受け入れは無理
半減期後でも移動させる危険をおかしてはいけないと思う

放射性セシウム半減期30年
60年で4分の1、90年で8分の1、100年で10分の1、120年で16分の1・・・
チェルノブイリ 30年で半減するはずのセシウム 減少進まず 「環境的半減期」は180年~320年

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http://youtu.be/kx4AeXyoVQw
@たね蒔きジャーナル
2012年8月22日水曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生

千葉:
今日はまずこのニュースからですね、
放射性物質で汚染された土の中間貯蔵施設の設置について、
政府は福島県内を含め候補地を探していたはずなんですが、
各地から反対が出て調整ができませんで、
7カ月後の期限までにはつくるという事なので、これ以上遅れたら責任持てなくなるという事で、
福島県内の3つの町への設置を提案しました。
しかし地元の反発で見通しが全く立っていないというニュースが伝えられています。
で、最終処分場についてもJNNの報道で、
「鹿児島県南大隈町」といった情報も出ているんですけれども、まだ決まっていません。
この最終処分場が決まらないうちに中間貯蔵施設だけが検討が進んでいくという状況にかんして、
小出さんはどう思われますか?

小出:
本当にあきれた話です。
原子力というものはずーっとこれまでもそうやって来ました。
とにかく今を乗り切ればいいという姿勢でやってきたわけですし、
もともとトイレのないマンションと言われて、
ゴミの始末の付け方も知らないままやってきてしまったのです。
今回の中間貯蔵施設などと言っているものも、結局
最終処分場を見つけることができなければずーーっと、最終処分場になってしまうという、
そういうことになりますので、
住民の方が嫌がるのは当然のことだと私は思います。

池田:誰が考えてもなし崩し的に、ね。

小出:そうですよね。

池田:
全てがそのような形で動いているという、
もう、これはもう国民が誰の目に見ても明らかな状態ですよね。

小出:
はい、私から見ると、そう見えるのですが。
どうしてそれにみなさんがこれまで気がつかなかったのかな?と思います。

池田:ほんとうにそうですね。

小出:それからもう一つ私、ちょっと言わせてもらいたいのですが、

千葉:はい。

小出:
・・・・・・放射能のゴミというものは、
人間の手で消せませんし、自然にも浄化作用が無いのです。
でも、もうばらまいてしまったものですから、どこかに集めるしかないという事は
もう仕方がない事なのです。
ただし、それを国の方は住民の土地にという事で今進めているのですね。
私はもう、それがそもそも間違えていると思います。
もともと今汚染と呼んでいるものは、
東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質です。
もともと東京電力のれっきとした所有物です。
それは東京電力に返すのが筋なのであって、
本来ならば福島第一原子力発電所の敷地に戻すのが私はいいと思います。

ただし、福島第一原子力発電所は今現在戦争状態にありますので、多分難しいと思います。
それなら、福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
まずそこを放射能のごみの、ゴミ捨て場にするべきだと思います。

東京電力が嘘をついて福島県を中心に大変な人々に迷惑を及ぼしているのが今であって、
その東京電力が自らは無傷のまま
「第二原子力発電所もこれから再稼働させる」というような事をもくろんでいる訳で、
「とんでもないことだ」と私は思います。
まずは自分で責任を取るということを東京電力がやるべきだと思います。

千葉:
はい、本当にそういう形で東京電力が責任を取って欲しいなと思うんですけれども、
政府は、今申し上げましたように、福島県内の3つの町へ中間貯蔵施設をつくるということで、
なんか進めていくようなんですけれども、
この中間貯蔵施設というものをつくるために、必要な条件というものはいったい何なんでしょう?
どうすれば出来るだけ影響の少ない形で放射性物質を、
ま、中間貯蔵ですけれども、貯蔵していくことができるんでしょうか?

小出:
やるべきことは要するに隔離なのです。
人々、他の動物もそうですけれど、
生命が存在しているところから出来る限り隔離をするという事しかできないのです。
ですからなるべくコンパクトな形にして、生命系に漏れてこないようにするという事。
それだけです、やらなければいけないことは。
ですからどこか場所を探して、
そこから外へ出ないようにするということをこれからやらなければいけません。
私はその場所が東京電力の敷地内であるべきだと今聞いていただいたわけです。


千葉:
あの、保管の仕方についてですね、
政府は特殊な容器に入れて保管すると言っているんですけれども、
もし施設をつくることになった場合には、
雨に当たったりしないとか、空気にも触れないといったような、
完全に密閉できる施設が必要だという事なんですか?

小出:
はい。
これまで原子力発電所から出てきた低レベル、
比較的放射能の汚染の少ないゴミというものはこれまで青森県の六ヶ所村に押しつけられてきました。
ドラム缶に封入したうえで、そのどらむかんを地表に造ったコンクリート製の構造物、
プールのようなものですけれども、その中に並べていくと。
そして、いっぱいになったら蓋をして、粘土で固めて土をカビせるというのが
これまで低レベルの放射性廃棄物の保管方法でした。
で、ただそれをやったところで、地面に埋めてしまうわけですから、
ドラム缶はいずれ錆びてしまう。
そうすると中から放射性物質がいずれにしても出てくるだろうと、時間が経てば。
じゃあ、一体どれだけお守をすればいいか?というと
「300年」という事を日本の政府は言ってきたのです。
しかし300年後って皆さん想像できるでしょうか?
もちろん私は死んでいるし、池田さんだって、千葉さんだって亡くなっている。
現在の東京電力のお偉いさん達もみんな死んでいる。
民主党も自民党もないという、
そういう時代まで、本当に埋めてしまって安全が保障できるか?と言われてしまうと、
わたしは、まずは無理だと思います。
でもやらなければいけないという、本当に困った時代に今私たちは追い込まれてしまっています。

池田:
そうですね、いずれにせよ福島の人達が背負わされた最悪というのはですね、
これはずーっと背負い続けることになるんですよね。

小出:そうです。

池田:
つまり逆に言うと今、他のところにある原発の地元というところがありますよね。
そういう人たちの覚悟も問われるという事になるでしょうね。
これから。

小出:
そうですね、原子力発電所を誘致してしまったわけで、
そこから出たゴミは、「いずれどこかにいってくれるはずだ」と、期待していたと思います。
原子力発電所の立地市町村ですね。
でも本当はそんな事期待してはいけなかったんだと思います。
原子力発電所を誘致したのであれば、
ゴミも受け入れるというぐらいの覚悟がなければ、やっては行けなかったことだと思うのですが、
これまではこれも国が騙してきたのです。
「いずれ使用済み燃料は再処理工場に送るから、地元に残らない」
と言って嘘をついてきた日本の政府が諸悪の根源だと思います。

千葉:
・・・・いや、・・・あの
この中間貯蔵施設のはなしなんですけれどもですけどね、
これは300年も保管していかなければならないという事で、
ある程度の期間を保管するという事になるんですが、
この中間貯蔵とは違う最終処分場。
これは永久処分するという事になった場合に、どんな施設が必要になってくるんでしょうか?

小出:
多分現在の政府が考えているのは、六ヶ所村の永久処分、ま、永久処分場なんですが、
要するに低レベル放射性廃棄物の永久処分場。
そういうものをどこかに造るという、それが鹿児島県南大隈町を今狙っているという事だと思います。
で、中間貯蔵施設というのは、多分今の政府の計画というのは、
「そこに運び出すまでの中間的だ」と言っているわけですから、
本当に埋めてしまうような事をしたら掘りだす事も大変ですので、
ただただ望みにするぐらいの事を考えているんだと思います。

千葉:え!?でも、そしたら周り住んだりしたら危ないんじゃないですか?

小出:
要するにもう、・・私も大変言いにくいけれども、
今後50年100年、人々は帰れないという、汚染されてしまった土地がすでに広大にあるのです。
ですからそういうところに政府はゴミを、
ゴミ捨て場にしてしまおうという事を狙っているんだと思います。
もちろんそこにはもう帰れません。

千葉:
ん・・・・そういったところで中間貯蔵という事でしばらく置いておいて、
最終処分場を探していって、とにかく最終的に処分をしなければいけないという事なんだけれども、
その見通しも立っていないということですか?

小出:そうです。はい。

千葉:という事は本当に何の見通しもないわけですね。

小出:そうです。

千葉:はぁ・・・分かりました。小出さんありがとうございました。

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