小夜月

日々思うことを気ままに綴ります
 
なんとなく・・・ 句読点をつけていません

西郷 山岡会見の場

2011-03-06 19:55:20 | 本が好き!










西郷山岡会見の場は
静岡市伝馬町 松崎屋源兵衛宅でした
現在ぺガサート前に建っています
その前はおすし屋さん(?だったかな)の玄関口に建っていました↓
http://www.c-walk.com/tokaido/shiseki/10futyu/10kaiken.html


読んだ本☆命もいらず名もいらず

2011-03-06 19:51:50 | 本が好き!
 

命もいらず名もいらず_(上)幕末篇    山本兼一 /著
命もいらず名もいらず_(下)明治篇   山本兼一 /著



山岡 鉄舟の気概ある生涯は読んでいてとてもすがすがしい
とにかく何をやるのもひたむきで命がけ
一生を修行に学びに友のために人のために国のためにと・・・
高橋泥舟 清河八郎 西郷隆盛 徳川慶喜  明治天皇
関わった人たちのそうそうたること
われらが清水次郎長ともそして牧之原台地の開墾にも関わりがあったのです

江戸無血開城を決定した勝海舟と、西郷隆盛の会談に先立ち
官軍の駐留する駿府(現在の静岡市)に勝の手紙を携え命がけで辿り着き
単身で西郷と面会
慶喜の大総督宮へのひたすらの恭順の意を西郷に伝える
慶喜に恭順の意があるならばと西郷は大総督宮に言上し
江戸の総攻撃の中止をするについて7つの条件をだす

一、徳川慶喜の身柄を備前藩に預けること。

二、江戸城を明け渡すこと。

三、軍艦をすべて引き渡すこと。

四、武器をすべて引き渡すこと。

五、城内の家臣は向島に移って謹慎すること。

六、徳川慶喜の暴挙を補佐した人物を厳しく調査し、処罰すること。

七、暴発の徒が手に余る場合、官軍が鎮圧すること。

しかし目を通した山岡はひとつの条件について受けられないといい
『主人を備前に預けることは徳川恩顧の家士一同けっして承服しない
もし立場をかえて主人の島津公をさしだしますか』と問う・・・
西郷だったからこのことについては
取り計らうという返事をえることができたのでは・・・
こうして江戸城無血開城のお膳立てがととのいます
勝海舟がすべての手柄をもっていってしまっていますが
じっさいは山岡の尽力があったということは
幸いなことに抹消されることなく語り継がれているようです
西郷も山岡の覚悟を感じて総攻撃中止へと動いたという真実
『命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困りもす』
と笑う西郷もすごく大きな人だ
このふたりの存在が奇跡

この場面は山岡鉄舟の鮮やかなすさまじいまでの生涯のほんの一部でしかない
身長六尺二寸(188センチ)体重二十八貫(105キロ)
日本の武士(幕臣) 政治家 思想家
爵位は子爵
剣・禅・書の達人としても知られる
山岡鉄舟の生涯が描かれているこの本
きっと一気読みします


西郷山岡会見の地
史跡