風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

1509)私的岩手通史の旅 第145回(鎌倉幕府の下で 第12幕)

2012年11月25日 | 私的岩手通史の旅
 以前当店でご覧いただいた盛岡市の志和城ですが、現在も発掘調査が行われており、先日は第107次調査の結果が発表されました。水害に遭いやすい土地だったことの裏付けとなる発見程度だったようですが、調査はまだまだ続くようなので将来、通説を覆すような発見があるかもしれません。



第145回 鎌倉幕府の下で 第12幕(一関市 唐梅館本丸跡)

 前週ご覧いただいた唐梅館の続きです。唐梅総合公園内の芝生広場脇から伸びる急坂を上り本丸跡へ向かいます。舗装された1.5車線の道は右に左に曲がりながら高度を稼いでいきます。途中に本丸跡を示す標識は無く、どこまで上ればよいのか不安になってきます。

 芝生広場から歩くこと約20分、舗装路から分かれて更に上る未舗装の道があったので、勘でそちらを上っていくと「唐梅館森林公園案内図」という看板の建つ、ちょっと平坦な一角が現れました。ここが本丸跡かと思いましたが、やはり「猊鼻渓が一望できる」場所ではありません。

 再び見当をつけて上っていくと木製の階段が現われました。上っていくと長坂千葉氏の家紋を付けた木柱が現れ、ようやく唐梅館本丸跡にたどり着きました。持参のハンカチは汗でグショグショです。訪れる人も少ないのでしょう、一帯は雑草が覆い茂っていました。


(長坂千葉氏家紋と本丸跡 -一ノ関市東山町長坂 2012/06/30-)

 前週申し上げたとおり、長坂千葉氏は葛西氏家臣だった千葉常胤(ちばつねたね)の子、頼胤(ちばよりたね)を始祖とする一族で、奥州合戦での功により1191(文治5)年この一帯の土地を与えられ、唐梅館を築き、以後400年もの長きに渡り一帯を治めたそうです。

 大汗流した甲斐があり、本丸跡からの眺めは大変良かったです。そよそよと吹く風にも心地よいものがありました。「よくもまぁこんな所に本丸を作ったものだ、参内する人々は難儀だったべなぁ」と思うほどふもととは標高差があります(唐梅館山頂253メートル)。


(本丸跡からの旧東山町市街 -同上-)

 上ってきた甲斐はありましたが、この日は現在の奉公先への国替え(異動)直前でした。ぼんやり風景を眺めているうちに、新任地への様々な思いが湧き上がり、素直に風景を楽しめなくなりました。

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