風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
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1298)私的岩手通史の旅 第119回(奥州合戦 第12幕)

2012年04月22日 | 私的岩手通史の旅
 春の花粉飛散は峠を越えたそうです。今年は昨年に比べて飛散量が減少しましたが、確かに花粉症暦10数年で一番楽な飛散時期で、当店の前菜で嘆く回数も少なかったように思います。ただ、それが飛散量減少のせいなのか、新発売の市販薬のおかげなのかが分かりません。正解が出るのは来春でしょうか?


第119回 奥州合戦 第12幕(紫波町 樋爪館跡)

 私的岩手通史の旅、今回ご覧いただくのは「樋爪(ひづめ)館跡」です(「比爪」と書いてある書物もありますが、ここでは現地の表記に合わせます)。

 102回目の時に「五郎沼」をご覧いただきましたが、樋爪館はこの沼の北側にありました。初代藤原清衡の四男でこの地に派遣された清綱(きよつな)が樋爪氏を名乗り、その子らが居を構えて周辺を支配しました。

(五郎沼に建つ樋爪館跡周辺図 -紫波町南清水 2011/06/25-)

 樋爪氏は1189(文治5)年9月、頼朝軍の北上を知り、館に火をつけて北へ逃走しました。現在は赤石小学校となっている場所が樋爪館のあった場所で、説明板が唯一そのことを示しています。この樋爪館跡を境に、北日詰と南日詰に分かれるそうです。

(学び舎となった樋爪館跡 -紫波町南清水 2011/06/25-)

 小学校の敷地からは藤原氏の時代の住居や書庫の跡等が確認され、かわらけ等も発見されました。遺跡はその保存のため調査が終わると埋められてしまいますが、その上を900年後の子供らが走り回っているというのは、不思議というか面白いというか、新ためて歴史を感じます。


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