しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

宮古市の惨状には声がでません!(5月4日)

2011年05月12日 | 災害・地震・津波・原発脅威

・             【宮古の惨状は市街地が終わるまで続いていました】

近くにヨットハーバーがあったのでしょうか?船やマストが折り重なっています
その下には信号機も流されてきたようです

(信号機は頑丈なポールで支えられているのに無残な姿を見せています)



引き千切られたような防潮堤です、こんな大きな物が流されては帰って危険が増します!


・         【壊れなかった箇所でも波は上部をはるかに越えてやってきました】

防潮堤っていうのも100年に一度の津波の高さの前には当てにならなかったようです

「岩手県宮古市の田老地区(旧田老町)には、津波対策として、世界最大規模の総延長2433m、
 海抜10mに及ぶ巨大防潮堤が存在しており、「万里の長城」とも呼ばれていたが、東北地方太平洋
 沖地震の津波はそれを破壊し、町は壊滅状態になった。この防潮堤は1960年チリ地震の津波に対
 しては犠牲者を出すことなく機能しており、犠牲者の中には少なからず、防潮堤に対する過信の
 ために逃げ遅れた者もいたと言われている」

10mでなく15mならば効果があったかも知れません!



防潮堤で守られた村もありました(普代村:久慈と宮古の中間にあります)


・   【投稿者@さん:津波後の普代村防潮堤の北側を南側の道路から撮影】

「津波で壊滅的な被害を受けた三陸沿岸にあって、岩手県普代(ふだい)村は死者ゼロ、行方不明
 者1人にとどまった。被害を食い止めたのは、かつて猛反対を受けながらも村長が造った高さ
 15・5メートルの防潮堤と水門。そして震災当日の消防士の献身的な行動だった。
 普代村は明治29年と昭和8年の大津波で計439人の犠牲者を出した。
 昭和40~50年代に普代村の村長を務めた故・和村幸得さんは防災対策に力を入れ、同42年
 漁港と集落の間に防潮堤を、同59年には村を流れる普代川の河口から600メートルの場所に
 水門を完成させた。
 2つの工事の総工費は約36億円。人口約3千人の村には巨額の出費で、15メートルを超える
 高さの必要性が疑問視されたが、和村さんは「明治29年の大津波は高さ15メートルあった」
 という言い伝えに基づき、譲らなかったという」



BSアンテナや地デジアンテナが曲がってますから屋根の上まで津波が来ていました


・          【大半のお宅は最初の一波でやられたと思います】

2波3波の波で水面が高く上昇していったようです

不思議な光景ですよね


・           【防潮堤の傍のお宅は無事で道1つ隔てた所は壊滅です】

このお宅だって近寄れば「解体願います!」の張り紙が貼っているのです?

いたる所で車の墓場ができておりました!


・           【大半の車はナンバー付いていますが】

持ち主さんからは「解体してください!」の赤丸が付けられていました
家や車は個人の財産ですから勝手に処分できないのです、瓦礫と一緒には出来ないと思います
持ち主が不明の車や家屋が流されて元の場所にはないのです!

(瓦礫処分には超法規的措置が必要になると思います)


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4 コメント

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紫さま:だからエコキュートは反対だと! (しいたけ)
2011-05-13 00:54:38
言っていたんですと後からジャンケンは卑怯ですよね
ママが電気料金値上げの噂を聞いてびびってます
原子力発電で夜間電力が安いのだと言っても聞きませんでした
しばらくガス代がいらなくなった分とお風呂沸かしの
電気代あわせて安くなった喜んでいましたのに
最後には僕が勝つんですが、こんな議論はそもそもが不毛なのです!
返信する
クライシス ()
2011-05-12 18:00:50
圧力容器には注水しないと燃料が溶ける
実際は1割も水が溜まっていないようです
高温化した燃料は壊れて圧力容器の底にどんどん溜り更に発熱を続けます
これがメルトダウンです

圧力容器に注入した高濃度汚染水は漏れ出して格納容器内に溜まっていると考えるのが理にかなっていると思います
格納容器は水圧に耐えられないとしたらこれ以上水の注入は出来ません
ボヤボヤしていると圧力容器から燃料自体が漏れだします
最後の砦は格納容器しかありません

つまり
チェルノブイリと同じです
石棺化するしか方法は無いと思います

結果的に福島原発の半径30キロ以内は誰も住めなくなります

今回は1号機だけですが他の炉全ても同じように処理するしかなくなる可能性が高くなってきました
そうなると更に被害は拡大化してチェルノブイリなんて比較にならないほどのクライシスになってしまいます

浜岡原発は明日から停止準備に入るそうですが堤防を大きくしたら再開するつもりです
「アホかいな!」浜岡は地震自体に持ちこたえられないのだから廃炉が適切です
柏崎も同様です

こんなことになっても
電力会社と政府は「原発ありき」が基本になっています
知らん振りしていた関西電力や九州電力も浜岡停止で余剰電力の供給が実質無くなり節電しなければならなくなりました
正に国家の一大事です
国を運営するには企業を保護し外貨を獲得しなければなりませんから家庭用電気は後になりますね
「電力価格を上げれば良い」との意見もありますが反対です
確かに高くなれば使わなくなりますがオール電化を推進してきた責任はどうしてくれるのでしょうか

この機に電力会社そのものを十分見直すべきです
当然蜜月の関係にあった自民党の責任も大きいです

しかしこの国はこんな状態なのにいまだにデモさえおきません
羊といえば簡単ですがおかしな国民性になっちゃいましたね

官僚も含めて公務員は順番に原発の作業を手伝わせるべきです
国の危機ですから税金で食べさせてもらってきた責任を果たすべきです
返信する
紫さま:ネット情報、TVニュース (しいたけ)
2011-05-12 16:59:00
と東電発表に政府発表と少し違っています
あるいは大幅に違って今回は完全にメルトダウンを
認めた事になります
格納容器を水で一杯にすると水圧に耐えられない
とする意見もあります
ネットで喋っている京大の先生方はTVに出ません、原発補助金、原発広告料で潤うTVには
出せませんね、原発で食う先生方には遠慮して戴きたいです

先日内閣参与をやめた先生のヒューマニズムにも何やらきな臭い香りがしてきました!
返信する
ついに恐れていたことが・・・ ()
2011-05-12 15:59:38
http://www.asahi.com/national/update/0512/TKY201105120174.html?ref=goo

復旧はかなり遅れると思います
下手すると超高濃度に汚染された水が3千トンも流出の可能性も出てきました

かなりヤバイ状況です!
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