「しこいわし」が２０円ね！

　　　　　　　　　　　　　　【いわしはお安いですが？】

富戸定置網：「しこいわし」がたくさん入ります
漁師さんには大量でも捨て値になるので嬉しくありませんねえ
新鮮ですので「いわし」は手で捌けません
頭を全て切り離さないで、骨に切れ目を入れるだけにしますと
頭を抜く時内臓もついてきます。


これを洗ってお湯に入れると、あら不思議、身と骨が分かれます
身がくずれないよう、ざるでそおっとすくって
骨をはずし小皿に盛り付けます、ねぎをぱらり
ぽんず＋ゴマ油＋赤唐辛子のタレを作り、振り掛けます
ちょっとしたおつまみになります。
２０円で５皿分位取れますので超お買い得だと思います
（居酒屋：「葦」さんママ直伝です）

いままで骨を取るのが苦痛でした、骨ごと「いわし団子」も手間が
かかります。この方法だと楽です！
「いわし」って見かけによらず荒波くぐりり抜ける力があります
小さな体に頑丈な骨をもち、姿こそ小さいですが
「鯵」より強靭、スタミナ満点の魚だそうです

（昨日のTV「目が点」の受け売りですが）


贅沢なもので、ママ曰く「いわし」料理の中で一番好きなものは？
と聞きますと、手開きして骨をはずし昆布とお酢につけた
酢の物ですわ！
「いわし」が手で開けるようになるには後３時間まって頂戴
包丁では捌けないのです、新鮮すぎて実が骨にくっついたままです

先週は粉を降ってから揚げにしようとしたら大失敗
新鮮なのはいいのですが、丸まってはいけませんねえ
フライパンの中でグチャグチャになり、見てくれ悪いし
骨が硬くてマリネには、ほど遠いお味となりました！


同様に「舌平目」のムニエル、我が身を省みず挑戦ね
定置網ですが上がるのです
これも大きい割りに数が少なく出荷できませんので激安
一匹８０円でしたっけ！
粉を振って、フライパンにオリーブオイルとにんにくを炒めた後
投入、頭を切りませんから尻尾がフライパンの淵を越えます
やはり切れば良かったかなあ、どんどん丸くなり直径５センチ
円筒形がフライパンに鎮座、完全に片やけ状態失敗ですよね

仕方がありませんので、丸く鍋の中で転がしていると半身に熱が
入って、箸でつまめばなんとなく広がりそう
少しずつ広げて、裏返し、なんとも皮はぼろぼろ見てくれ悪し！


椎茸さんがあります、これを炒めて振り掛けると
ぼろぼろ肌「舌平目」の傷隠しにはなりそう
大皿に「大舌平目」をデ～ン、にんにくと椎茸が散らばって
なんとか食卓の一品になりました。
ママと息子は何も言わずにモグモグ、僕は穴があったら入りたい状態！
「いわし」も「舌平目」も死後硬直が解けないと煮姿良くできません
熱を加える料理は失敗しますね！


多分この調子でやれば「鯖味噌煮」もたぶん失敗するでしょう
昔から新鮮なのは御刺身、次に焼き魚です
煮物は「刺身」でも「焼き魚」にもならないものを
やるべきで、新鮮な奴をやったらいけませんよねえ
こんなにならない、調理方法があったら教えてください！！