珈琲美学のママは！

伊豆高原、桜並木をあがって二つ目の十字路を右へ折れ
保養所さくら山荘前を通り、しばらく歩きます
右側に「珈琲美学」の看板です
名前どおりに珈琲しか出しません
古いですが、凝った作りの内装、焼物が飾っています
九州は○×▲焼、益子焼の風合いです
小さな庭を眺めて、ママの話しを聞くのが心地いいのです
　　

亡き御主人がやっていた、こだわりのお店です
珈琲の勉強して、引き続きお店を継承しております
昔は外国、ダイビングetc
今は合気道に山登り、よく歩きます、
どうやら北岳が最終目標のようです
御高齢なのに伊豆高原駅から大室山まで休まず、
一気に駆け上がれば良いんだけれどねと一言
天城の山も仕事前に登って帰ります、
小柄だけど元気なおばちゃまですね。
　　

今日もお店に入ろうとしたら
なんと写真屋さんが出てきて、鉢合わせ
写真屋さんと再びお店に入ります
ママは伊豆高原で人生をまっとうする考えは無いらしく
もっと静かな所へ行きたい、ここも十分静かだと思いますが
山の中の雪の降らない、九州なんて良いわね
人と交渉する事がないような所がいいわ
このお店どうするの、娘が外国にいるから残したい
なんなら、貴方やらない？と言われ
僕は不器用インスタントコーヒー沸かすのが精一杯
人様に尽くすような、真似事はできません！
山の中で野垂れ死にで良いですか、最高の死に方ですわ！
御主人様も富戸漁港で散骨されて、お墓は無いそうです
きっと御主人様との思い出が凝縮されているのでしょうね
写真屋さんは御主人様を知っていますので共通の話題が
あります、しばしの間、黙って二人の会話を聞くだけです。