ひさし振りにお袋さんに甘えます！

・　　　　　　　　　　　　　【ひさし振りにお袋さんに会えました！】

頼り無いのが元気な証拠と思っていても最近はお袋メールも着ませんので何して
暮らしているか？覗いてきました
まずは親父のお墓によって好きだったお酒をあげて、また来ましたよと報告です

（親父が亡くなったのは何時だったかしら記憶も薄れています！）

栃木は横浜からだと高速道路使わなくても３時間程度で行けますのに今年は夏場
行けませんでした、その代わりお袋様や弟達が伊豆にやってきました
今年は猛暑でしたから、車で５時間揺られてきましたからお疲れでしたね
帰りがけには足元ふらついて心配していましたよ！



流石に栃木県はからっ風邪が吹いて底冷えする寒さです、町営温泉に立ち寄り
お風呂で十分温まりました、それでも帰る頃には一段と寒さが増していました
弟夫妻がご馳走を用意してくれて,久し振りの歓談です、弟たちの二人娘も昨年
相次いで結婚、今年は初孫も生まれます

すでに数年前から子供達は進学、就職で家から離れているとはいえ、子供達の残り香
のなかで静かに猫ちゃん達と暮らしております、女の子を育てた家庭は我が家の
男ばかりと比べてしっとり落ち着いた雰囲気になっていますね

（我が家の兄弟喧嘩などはやくざの出入りかと思える程で大声で喚き、叫んでは飛び回し
　蹴りが飛んで仲裁に入るのも身の危険を感じる位なのでした、でも今は何故か,
　親の贔屓目なんですが兄弟仲は良いように思います！）



お袋様の現在の趣味はジグソーパズルです、新聞は２紙を読み、チラシ広告も丹念に
見ていまして、最近の愛読書は「文芸春秋」ですから耳も遠くなっていますが
頭は僕より冴えていまして、いろんな注意事項が矢継ぎ早に飛んできます

おやじ様が就職する為に書いた履歴書の失敗作が出てきました
僕が生まれる前のもので初めて見るもので、１枚戴いてきました
戦争前のわからなかった事がわかってきまして、旅順という所で兵役に採られて
最後は伍長という肩書きでした

（戦争のことは全く話さなかったおやじですが、中国軍との戦いは十分悲惨だった
　ようです）

戦争で引き上げても東京の実家は焼け跡で何もなく、親戚もどうなってるか判りません
仕方なく北海道へ流れておふくろと知り合って僕が出来たそうです

この辺はお袋も自分史を作っていますから、生まれる前の状況はわかります
お袋も１１人兄弟の長女でしたから大変な苦労をしたようです
辛酸をなめてきた二人が旭川の地で知り合って僕が生まれて、おやじは営業マンで
第三の人生を歩みだしました

（引越し、転勤で明け暮れた流転、親父の予期せぬ退職でお袋さんが働きだして
　一家を支える頑張りをしてくれたおかげで僕があるのです！感謝です）

弟は部屋を用意してくれますが、お袋の部屋で眠るほうをいつも選びます
背中が丸くなって、いっそう小さく見える後ろ姿を見ながら昔話をして、最近起こった
出来事などを聞きながら寝入ります

（最近１０年が束になってやってくると言いますが，何時までも長生きしてくださいね！）