老人と海！

夕方の城ヶ崎海岸に出ますと
老人がしずかに海を眺めています
伊豆高原の老人ホーム「ゆうゆうの里」の住民
1時間かけて散歩がてらにやって来てはボーと海を見ています
もう免許証も国に返還して移動はバスか徒歩です
ホームのバスが定期的に回っているので
買い物には心配ないそうです
診療所も備わって、毎日快適な生活です
　　

でも寝たきりになったらどうするの
別の施設に入るそうです、
やはり入所金２０００万を払って入る施設は違いますね
食事も３食用意され、食べても、
自炊してもどちらでも良いそうで
毎日が日曜日、やる事沢山できて幸せですね
　　

2年前から住んでいるそうです
寂しい横顔から、2年前に何があったのでしょうか？
奥様をなくしたのか、嫁さんと気まずくなったのでしょうか
初対面では聞けませんよね！
昔はへら鮒釣りを趣味にしていました
向こうの磯では何が釣れるのですか？
まあ、ちいさい「めじな」か「宗田かつお」位でしょう
体力があればやりたそうです。
ここまで歩けるなら、十分可能だと思います
海人間、山人間を分けるとすれば海派でしょう
こうして毎日遠くの大島、
しぶきを上げる波頭を見にやってきます
　　

老後の事は４０歳台から考えていなきゃダメ
５５歳になって、先が見えているのに、何も考えません
確かに女性は趣味も広く、友達関係も年々広くなっていきます
ママを見ても徹夜で書道、織物をこなしています
いつも無芸大食、ゴロネ族と違って生き生きとしていますね
外でも一人はしご酒ののお父さん、友達いないの？
う～ん、旭川と松本に一人づついるよ。
それとお前くらいかなあ。
趣味ないの？
趣味とは素人がやる、プロも裸足で逃げだす事だろう
全く無い、バイクはバイク屋さん任せ、洗車もしません
庭はできれば植木屋さんにお願いしたい
経済的事情で自分でやってるだけ、
絵や書道に至っては鑑賞する眼力すらありません。
山に登っても、海に潜っても、空を飛んでもいいのよ
準備期間とお金と体型を考えただけでも身震い、
心臓発作で２回緊急入院、前途絶望。