花よりダンゴ

古い人間の独り言

遺構ドライブ【三笠編】

2014-09-09 16:28:21 | まち歩き
もう、かれこれ1週間以上前のお話しです(笑)
興奮してむやみやたらに写真を撮ってしまったため(そのくせまともな写真が少ない(+_+))、写真の整理で時間がかかってしまいました(^^ゞ
なぜ、これほど興奮してしまったのか?
それはなんの下調べもなく、ふらりと出かけたドライブが始まりでした。

8月最後の日曜日。
炭鉱の跡などの、いわゆる産業遺産が大好きな私(笑)
ふと、「なんか三笠方面に行きたい」と、なんの脈絡もなく思い立つ。
が、しかし、私は景色の変化に乏しい田舎道に弱い(^_^;
(目印になるものが少ないので、すぐに現在地、方角がわからなくなり、結果、道に迷う(笑))
なので、「都会の道は面倒くさいけど田舎道は任せとけ!!」という友人をナビゲーターに、いざ出発!!
とくに目的はなかったのだが、三笠方面に行けば何かしらの炭鉱の跡が見れるだろうという、お気楽な感じ(^_^;
緑が深いのこの時期には、せいぜい立坑櫓の頭が見れればラッキー☆彡くらいにしか思っていなかった。
まずは幾春別へ向かう。
道路から北炭のマークが一部残っている北炭幌内炭鉱の立坑櫓(多分、入気坑)が見えた\(^O^)/
でも、残念ながら写真は撮れなかった(T_T)
下調べしてないとこれだもんねぇ、とぼやきながら車を進めると、遠くにまた立坑櫓が見えてきた!!
ワクワクしながら、少しでも近くで見たい!!という想いだけで、市営住宅(もしかして、元炭住?)が立ち並ぶ脇道へ(^_^;
するとパカッと見通しが開き、目の前にはあの立坑が!!!

『住友奔別炭鉱』の立坑櫓!!!!!
一気にテンションが上がって来たところに、なにやら駐車場のように10数台の車が駐まっている。
あれ?こんなに遺構好きがいるのかな?などと考えていると、奥の方にテントが見え、係員が近寄ってきている。
あ~、なにかイベントやっているんだぁ、と合点がいき、まずはきちんと駐車して受付へ。
『そらち炭鉱(やま)の記憶アートプロジェクト2014』という、炭鉱遺産と現代アートを融合させたイベントでした~(^^ゞ
受付をすると、ななななななななんと!!普段は立ち入り禁止の建物の中にアート展示があるというじゃないですか!!!
それがこちら
Photo_2
『住友奔別炭鉱石炭積み出しホッパー』!!!
興奮のあまり、傾いた写真になってしまったが、100m位ある建物の左半分の写真(笑)
あまりに大きくて、私のショボいカメラじゃ全体を納めようと思ったら、すごくちんまりした写真になってしまうので、こちら側をとりました。
後日調べてみたら、私が写した方(何となく惹かれた方)が最初からあった古い建物みたい(^_^;
写っていない側が増築した新しい方らしいです。
写真の右側に写っている建物の中へと延びているスロープは、今回のアートプロジェクトでアート作品を展示している2階部分へあがれるようにつけられた仮設のものです、念のため(笑)
外にも作品展示があり、係員さんの指示に従い一応鑑賞(笑)
私の心は既にホッパー内部へ飛んで行ってしまっているんだもーーーん(笑)
ホッパー内部にも、通路の仕切りのようにアート作品が!!
でもやっぱり私はホッパー内部の構造に興味津々(爆)

1f
通路の両脇にある赤い幕やパネルはアート作品。
私の興味は天井のアーチ構造(^o^)
この内部の写真も古い方の建物。
そして天井には
1fjpg_2
板でふさがれた、かつてここからドドーーーーーっと石炭が落ちてきたであろう穴が・・・・。
貨車が3線入ったという(確かに扉も3カ所並んであった)巨大な建物・・・。
なんだか、表現できない感情に襲われてしまいました(^_^;
そしてホッパーの2階へ、おそるおそるスロープを上る(^_^;
ホッパー外観の写真でも感じていただけるかと思うけど、結構な高さなんです!!
しかも、割と足場板がたわむので、スリル満点(^_^;
そして、明るい外から薄暗い2階内部へ。
これまた人一人がやっとというくらい細い足場階段を上ると、ホッパーの上部、かつて積み出すために石炭をためていたであろう空間が広がる。
2f
これは新しい方側の上部。
残念ながら古い方は立ち入り禁止で見れませんでした(;_;)
ちなみに、写真左隅に写っている緑色のコケがアート作品です。
もう1カ所、アート作品があったんだけど、なかなかの距離があり、興奮と暑さでリタイアです(^_^;
アーティストの方、ごめんなさいm(_ _)m
駐車場へ戻り、もう一度立坑櫓を見上げ、そして視線を落とし立坑ケージをのぞき込む。
立ち入り禁止なので、もちろんルール厳守です!!
さて、なぜ立坑ケージの写真を撮らなかったのか・・・。
な~んとなく、撮りたくなかった(^_^;
櫓は撮しても、ケージは気安く撮しちゃいけない気がしたの・・・。
これも後で知ったんだけど、炭鉱だもの事故はあったよね・・・、と、漠然と思っていたけど、まさか閉山が決まって坑口をふさぐ作業中に事故が起き、犠牲者が出ていたとは・・・(-_-;)
別にそういう勘がある方ではないんだけど、炭鉱だもの、そこで働いた人たちの熱い想いってものはその土地に残るんだろうね、きっと☆

奔別に別れを告げ、次なる目的地、幌内へ向かう無謀な私(笑)
鉄道記念館から少し行けば、『幌内炭鉱景観公園』なるものがあるらしい。
そんな情報だけで車を走らせていると、あらら?舗装道路がなくなっちゃった(*_*)
それでもがんばって少しは車を走らせてみたのだが、砂利道にあえなく撃沈(゜◇゜)
スゴスゴと引き返して来ちゃったのであります(;。;)
確かに、乗用車じゃキビシイ道かも(^_^;
ジムニーとかなら、楽勝だったんだろうなぁ(^_^;
私が引き返す途中、ビッグホーンがいい勢いですれ違っていったもんなぁ(^_^;
そして、幌内を諦めた私たちはもう一つ過ちを犯していました。
奔別の後に、どうして三笠市立博物館へと行かなかったのか悔やまれます。
と、いうのは博物館裏手のサイクリングロードから北炭幾春別炭鉱錦立坑櫓が見れたんです(T.T)
現存する道内最古のものだそうです(T.T)
下調べしてないって怖いですねぇ(T.T)
しかも奔別の目と鼻の先・・・・(゜◇゜)
いつか、リベンジだ!!

下調べのない無謀なドライブはついに美唄へも突入することに(笑)
メガネ校舎こと、沼東小学校!・・・・、ではありません(笑)
(私の車で行けるわけがない(○`ε´○)!!)
『炭鉱メモリアル森林公園』です♪
ここはきちんと整備、保全がされているようなので、私は気軽に向かいました。
が、しかし、道路がどんどん山の中へと進むにつれ、所々に「熊出没!○月○日○○時」という注意看板が。
そりゃ~熊も居るさぁ、と、お気楽な私とは対照的に、恐怖からかナビゲーターの顔色はどんどん曇り、終いにはブチギレ寸前まで機嫌が悪くなってしまったではありませんか!!
ビビリなんだから・・・(-.-;
こんなところで喧嘩になったら、帰り道の数時間が苦痛の何者でもなくなるので、泣く泣くUターン(T.T)
ご機嫌取りのため、帰りに三笠の道の駅に立ち寄り、この日の遺構ドライブは終了と相成りました。

そして、『そらち炭鉱(やま)の記憶アートプロジェクト2014』で知った、夕張は清水沢の会場へも後日出向くことをひっそりと決意(^^)v
そちらの様子もアップする予定(笑)
【夕張編】をお楽しみ(?)に~(笑)


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